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8 誰かと食べるご飯

新たな装いで出てくるミミエル。


「お、でたか」


パタンと宿の本を閉じ、パンフレットやら眺めていた豪。


「はい、ありがとうございます。豪さんもどうぞ……って代えの服がないですよね……特別に即効洗濯乾燥コース魔法で洗ってあげます」

「そんなのができるのかありがとう。お願いするよ」

「任せてつかぁーさい!」


ばっちしやるよとウィンクしてるミミエル。何処でそんな言葉を覚えてきたんだろうか。


その後ミミエルは洗濯する時に脱衣所に声をかけてから豪が風呂場の方に入ったのを確認して10以上の魔法を使いこなしいっきに置いてあった服を洗濯乾燥させる。もちろん豪のパンツもでちょっと恥ずかしかったようだ。

風呂場の使い方が分からない豪は、ミミちゃんに扉越しにあれこれ教えてもらって利用した。


「ふぃ~さっぱりした。腹減ってきたな宿の中で飯にしようか」

「今の状態だと、あの狩った豚を丸焼きくらいなら出来ますよ!」

「豚だけの味か? 量もヘビィーな気がするし、まだしまっといて」

「はい、私もお腹空いてるんでいきましょーー」


断られるのが分かってたのか軽い感じのミミエル。

宿の1階の横のテーブルとイスがたくさん置いてあるところは、ご飯も食べる場所みたいだ。装備をつけた人など色々な人らで賑わっているようである。

入り口へんできょろきょろしていると


「ご飯でしたらお好きなテーブルにどうぞ~」


と声をかけられたので入っていき


「あそこでいいかね?」


賑わってる中でちょっと空いているところがあったので指でさしながらミミエルの方を見るとうんうん頷いている。部屋にあった椅子よりも簡素に見えるが足の部分はしっかりしており意外と支えてくれる。

店の人が陶器製だかのコップにおそらく水が入っているのを2人の前に置き。


「こちらがメニューになります」


もちろん読めないがどんなのがあるのか気になり机に身を少し乗り出して見る。


「あ~ちょっと考えるのでまた後で呼びます」

「は~い。ではまた来ますね」

「どんなのがあるんだ? ミミちゃん」


えーと主食っぽいのは~って始まり


「豚のハンバーグ」

「テッチョパルのミミル焼きとヨロムのパン」

「ロガリムのエミラ草包み蒸し」

「ライクル天ぷら麺とムエのスープ」


メニューを見ながら言って上からちらっと豪の方を見る。豪は真剣な表情だが……。


≪あのやっつけたのは豚で通ってるのか。ハンバーグ以外のはなんか怖いが……定番ぽいしチャレンジになるか?≫

≪私も分かんないですけど、このライクル天ぷら麺のやつにしよっかな~≫

≪じゃあ俺はえーとミミル焼きとパンのやつ。値段がお手ごろなら≫

≪大丈夫です≫



そして料理を頼み。料理が来る間何か話すことあったかなーと考える。

他の人の会話のふと聞こえた。


「だぁ~から冒険とか魔物いるところには回復魔法ばんばん使える人とかポーション必要だって!」

「あそこらへんは弱いのしか出ないと聞いているぞ……?」


軽く目線をやると軽装備の男3人がテーブルで話しているようだ。冒険者だろうか。目線を戻すが聞いておこう。


「もしかしたら強いのにも出くわす可能性もあるだろうが。何回も何回も行くことになるだろ? ってことはその分リスクも増えてくってわけだ。大きな傷がありながら戦えるか? ん? そんな傷が早く治るか? そう考えると人材か物がいると思うんだけどよぉ」

「俺たちにも魔力はあるんだし、やろうと思えばできるだろうが効果は低そうだし時間かかるか。どうすっかね」


聞いていると早めに今の自分の考えや感覚を改めないと死ぬ可能性もでてきそうかと思う。

そうだよな……いつも決まったとこに同じ魔物がいるってことのほうが不自然かもだ。たまにいきなり強敵と遭遇するかもしれない。うんぬん考えて。


≪何か話すか。ミミちゃんって年下だったよね。若そうだけどいくつなの?≫

≪えーと19歳くらいですよ~≫


ギルドペンダントをくるくるしながら見ている。思ったよりかは高めだな。


≪じいさんってやっぱ神様で上司なの?≫


くるくるするのをやめ


≪あの方のお名前はシーヤハマヨ様と言います覚えておいてください。上司……みたいなものでもあるんですが私にとってはもう1人のお父さんだと思ってます。こんなこと言ってないですが≫

≪ふむ面倒みてくれたって感じかね≫

≪はい≫


嬉しそうに答えるミミエル。


しばらく経つと湯気が立っている料理が運ばれて来る。


「テッチョパルのミミル焼きと~ライクル天ぷら麺ですね~」


なんちゅうかでかいステーキみたいなのが出てきたな。ミミル焼きに相当する部分は調味料か焼き方か何かなのか見当たらない。どかーんと皿に置かれて少し野菜がついてるくらいか。個人的にはパンとステーキ? って感じだが普通なのかもしれない。なんの肉か分からない物をフォークでつんつんして柔らかいと思ったり、匂いを嗅いでみる。香ばしさとともに爽やかな香りがする。これがミミルかもしれないな。


≪そちらも美味しそうですねーなんのお肉なんでしょう?≫

「あぁ……って食ってるのかもう」


ミミエルは食いながらテレパシーで喋っている。ミミエルのほうは魚の半身だかが揚げて器の中の汁でしみてる。そして漂う油と絡み合う麺。美味しそうで見てるだけでよだれが出てきてしまう。

自分も早く食べたいと自分の料理にまた目をやり、ナイフで半分くらい1口サイズにして切り分けて、フォークで指し食べる。うんまい! 肉の味が際立つ焼かれ方だしパンもうまいし最高だ。ミミエルががつがつ食べるところを欲しそうな目をしてるので切り分けた肉を1個あげる。


「欲しいか? 1個あげよう」

「食べてみたかったんです。ありがとうございます!」


キラキラした目でお礼を言われ誰かと食べるご飯はやはりいいなとも感じた。

そんな感じに飯は終わりお金を払い、部屋に戻る。


「ん~今のうちに文字の勉強しておくかな」

「それじゃあこの世界の教材コピったやつがあるんで使いながら練習しちゃいましょう」


ミミエルに教えてもらいながら何回も同じ文字を書いたりする。体感9時か10時くらいになり2人共眠くなってきた。


「今日はここで終わりにしましょうか」

「ありがとうミミちゃん。いつか俺が助けるようになりたいよ」

「ふふ、その時はよろしくお願いしますね!」


虚空に勉強道具をしまい2人はそれぞれのベッドに入り眠りに落ちる。


誤字・脱字・文字の意味が違うなどあるかもしれません。

感想やレビューなど来るか分かりませんが楽しみにしています。基本返信はしなそうです。

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