5 初めての冒険家ギルド
10分くらい歩くと
「あ、ありましたよ冒険者ギルドの看板が~。それで冒険者になるんですか?」
看板がでかくて1m幅の縦1.5mくらいあるだろうか。地面にどかんと置かれている。文字がでかめに書かれていて読める人には分かりやすそうだ。
「んん~稼ぐイメージがこれなんだよなぁ。定住するよりかはなんか色んなところへ行ってみたいし」
「なるほど」
大きめの扉の一方が開け放たれていて軽く覗くと中の様子が少し分かる。奥のほうに受付と思われるカウンターがあり職員が向こう側に数人いる感じだ。
「おっとそこの兄ちゃん。通らせてもらうぜ~♪」
と、ご機嫌なような男が頭から腰くらいまである袋を3袋かついで入っていく。
納品だろうか。報告後の報酬などを考えてウキウキ気分なのだろう。
「俺達も入ってみるか」
「はい!」
辺りを見渡したミミエル。
「登録はあっちっぽいです」
とのミミエルの指の指すほうへ行き、一人の職員らしきポニーテールの髪型をしている女性の前に来る。
「こんちはー冒険者になりたいんですけどここで登録とか出来ますか?」
「はい、こちらで登録を行っております~えーと……」
冒険者風のミミエルのほうをちょっと確認している。
「あ、私も登録したいです!」
「分かりました。ではまずこちらの用紙のここにお名前、年齢、種族の記入をお願いします」
「あー代わりに書いてもらってもいいですか?」
「はい。大丈夫ですよ」
「私は自分で書きますね~」
「マルイゴウ……さんですね」
「あ、名前が豪なんでよろしくです」
「そうなんですか。遠くの出身地の方とかですかね。いや失礼、気になったもので」
「あーはい。小さめの島だったんで」
うんうん頷きながら年齢と種族を書いてもらう。ミミエルのほうは書けたのか隣で用紙を持って待っている。
「ではそちらの方は……ありがとうございます。ミミエルさんというのですね、よろしくお願いします」
ちらっと出すときに豪は紙を見る…………が文字はまだ読めない。天使とか書いたのだろうか?
「はい最低年齢をクリアしていますし書類のほうは大丈夫ですので、では簡単な能力検査できる部屋がありまして全体の筋力総合値、魔力を調べさせてもらいます。目安として確認するぐらいですのでランクには影響しません。部屋の魔方陣の上にじっとしていたら調べられますのでお願い致します。ではこちらに付いてきてください」
階段の横を通りすぎ1つの部屋に入る。個室としては若干狭くも感じられる4畳くらいの部屋の下に布が引かれ魔法陣が描かれている。これに魔力を毎度沿って流して発動して調べているのだろう。奥には机があり、大事そうに持ってきた水晶玉を丁寧に置く。
「ではゴウさんこちらの布の真ん中にお願いします」
久しぶりの検査に健康状態とか出てくれたら嬉しいなとも思いつつ、自分がどれくらいかなと期待を込めて乗る。1分ほど掛けて魔法陣を完成させる。足場の見えないとこは暗記とかだろうか。
【筋力魔力出力鑑定】
魔方陣が光を放ち周りがオーロラのように波立つのが浮き上がって自分の頭までいき、その後下がっていく。
「ありがとうございます」
結果が出たのか職員は水晶玉に目を落とすと驚きの目をし、紙にメモをする。
「測定結果ですがゴウさんは筋力総合値がD 魔力値がなんとSあります。あまり公に言っておりませんが高い順からSSS、SS、S、A、B、C、D、E、F、Gまであり、Aが最高って思っている人が大勢でSの文字自体見ないって感じですね……」
はい神様から頂いてるみたいなので特に感慨深くもありませんが。
「そうですか。これからも修練を積みたいと思います」
あまり練習もしてないが若干熱い目に晒されながら優等生っぽい発言をしとく。
「で、では代わってミミエルさん魔方陣の上にお願い致します」
ミミエルと場所を代わり調べるとやはりだが
「え」
職員さんのこの言葉から始まり、目の前の人物を見て首を少し傾げるミミエルを見る。その後水晶玉をまたガンミし、職員さんの眼鏡が曇り始めるほど興奮気味だ。口も開いている。
「えっと……ミミエルさんの筋力総合値SS……魔力値はSSS……です」
「にゃ……」
自重もなんもないな……。
震える手でメモをし、慎重に水晶玉をしまいながらいつものように伝える言葉を言う。
「あくまで戦いにおける強さではありませんが……私が言えることではないかもしれませんがお気をつけください命は時として簡単に奪われるので」
「「はい」」
受付に戻りながらミミエルにテレパシーで
≪公表したみたいだが良かったのか?≫
≪これでも魔力抑えるように隠したはずなんだけどなぁ……≫
≪筋力は?≫
≪筋力はそのまま……にゃー! 恥ずかしい!≫
苦笑がとまらない。
誤字・脱字・文字の意味が違うなどあるかもしれません。
感想やレビューなど来るか分かりませんが楽しみにしています。基本返信はしなそうです。




