プロローグ4
リシェスへと向かうメル達。
しかし追手に先を越されている事を考え、連絡を取る為に鳥小屋へと向かう。
そこでメル達は鳥を飛ばしたのだが……メルはリアスの指示の元シルフへと連絡を頼むのだった……
「な、なぁ?」
馬車の業者でもあるカルロスは不安そうな声をだし、後ろに居るであろう少女達に声を掛けた。
「どうしたんですか?」
「リシェスへ急ぐんだよな?」
そう首を傾げて尋ねるカルロス……メルは彼からは見えないというのに頷き――
「そうですよ、でも馬が疲れたら困りますから適度に休憩は取りましょう」
「い、いや……それは分かってるんだが……」
メルの言葉に同意しつつ彼は辺りを見回す……
それもそうだろう、彼女達が進むのは――
「何で相手が隠れやすい林なんだ?」
そう、彼女達が居るのは林……その気にならずともここならば相手も隠れて移動できるだろう……
だが、会えて林を選んだ理由は――
「広い場所は安全です……でも空から見られるかと思ったので……」
メルはそう考えたのだ。
「み、見られるって鳥にでも乗ってるって言うのか? 無いだろ……」
「いや、浮遊を使われたり、賢い鳥なら追跡は可能だ」
リアスが答えると何故かシュレムはメルへと目を向けた。
「ああーなるほど、流石メル! だから空から見えにくい林なんだな?」
シュレムの言葉にメルは笑みを浮かべ頷く……
その上で進むなら森の方が安心だが、それでは馬車が使えない。
それもあって彼女は林を選んだ。
「納得されてるみたいだけど、これ危険なのは変わってないとオイラは思うぞ?」
だが、カルロスは納得がいっていないようでそう愚痴るとライノはふふっと笑みをこぼし……
「大丈夫よ」
と一言だけ口にした。




