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RE:Welcome To Gensokyo

レミリアとハイテクセキュリティ

作者: 水道水
掲載日:2017/01/11

ふっと思いついてしまったので書きました。



「お嬢様!」

「どうしたの、咲夜」

「どうしたの、じゃ有りません!早く出て下さい!」

「慌てない、慌てない」

「ちょ、本当にやばいんです!」

「焦らないで、そんなに。言われなくても直ぐ出るわ」

「だってお嬢様!」

「何よ」

「この状態でもう10分経過してるんですよ!何してんですか!」

「何って…読書よ」

「ふざけないで下さい!こんな状況で!」

「待って!あと31ページだけだから…」

「待てって、拷問じゃないですかコレ!」

「慌てない、慌てない」

「あぁ、もう直ぐそこまで来てるんです!」

「うるさいわね、ちょっと待ってて」

「だから、待てません!」

「もう、分かったわよ。今出るわ」

ガチャ


そこには、幻想郷最強の妖怪と、その隣に青ざめつつ苦笑いする咲夜が居た。


…この瞬間、彼女は全てを悟り、全てを思い出した。


…彼女は、太陽の畑の道を歩いていた。

運悪く、石ころにつまづき、転んでしまった。

更に運の悪いことに、転んだ先は坂になっていて、向日葵の群れに突っ込み…帽子が爆発した。

よって、彼女を中心とした半径10メートルは焼け焦げ、案の定、向日葵は被害を受けた。


しかし、運の良い事に、その時、主は、居なかった。


咄嗟に逃げてしまったのだ。


更に更に運の悪い事に、この畑は河童の警備システムで24時間監視されていたのだ。


はっ、と我に帰る。

目の前で彼女は静かに微笑んでいる。


「あ、あの…」

「隠さなくて良いわ。全て分かっているもの」

彼女は室内なのに傘を差している。

「悪かったわ。私が悪かった。でも、あれはフランが…」

「…河童の警備システムは凄いわね、あなたは大惨事を起こした後、呑気にお家に帰って読書…ねぇ」

「えっ」

「実はね、あの警備システムには追跡装置が付いているのよ。あの後、それが家まで付いて行って、全て見させて貰ったわ…」

「えぇ…」

「私の可愛い向日葵が、これじゃあ報われないわ。…分かるでしょう?」

「は、はいぃ… って、えっ、ちょっと待っ…」


…私が最後に目にしたのは、半透明の、虹色に輝いた光。

それは、美しく、私を包み込んだ。

彼女は満足気に微笑み、

私の紅魔館は、爆発した。

紅魔館にはどれだけ火薬が貯蔵されているのか

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