85話 エルフ族の戦力
「おーう、君達!緊急の連絡だったがちゃんと集まってくれてるな!」
第3部隊の隊舎で、アルスが元気に挨拶をした。
「ボス!連絡の集合時間は5時でしたよね!?
今何時ですかねー?」
キャンディスが意地悪気に話した。
「え!?あー8時だね……、そんな事より昨日の偵察隊チームからとんでもない報告が入った。」
アルスが真剣な顔で話した。
「昨日ガーベラ王国の方でエルフ族が攻めて来たっていう、噂って本当なの?」
アレイユが尋ねた。
「あぁそうだ、エルフ族との戦争が始まった。
そしてこの戦争をコスモス騎士団で、止める。」
「コスモス騎士団で止める?どういう事ー?」
キャンディスが尋ねた。
アルスが答えた。
「簡単に言うとエルフ族の四帝が裏切り、獣人族に力を貸して欲しいと言いに来た。
コスモス王国は国王様達の判断で、戦争を終わらす為に力を貸す事になった、だが他の国の王様達はそのエルフ族を信用して協力するのは難しいって事だ。
そしてこの戦争は…アレイユとキャンディスも参加する事になる…だろうな…。」
アレイユは少し表情が曇っている、キャンディスの肩を叩き笑顔で話しかけた。
「仲間は俺が守るからな!」
「私も!」
キャンディスは笑顔で答えた。
「よし!しっかり鍛えて準備するように!」
アルスが歩いて行った。
「ボスも鍛えないとやられちゃうよ?」
キャンディスが意地悪そうに尋ねると、アルスが足を止めた。
「俺は普段から鍛えてるからね、それに今から会議あるから、じゃっまた。」
喋り終わると、そのまま歩いて行った。
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アルスは王城の一室に入って行った。
「あっ、遅くなりました。」
アルスが入ると既に全員揃っており、席に着いていた。
「さて、全員揃ったのでラトュールルさん、エルフ族の残りの戦力を教えて下さい。」
ジュピテールが声を上げた。
ラトュールルが立ち上がり話し始めた。
「はい、エルフ族には獣人族のようにいくつも国はありません、一つの大国で出来てます。
その中で4つのグループに分かれていて、そのグループの王が四帝と呼ばれており、四帝4人の戦力はエルフ族の10分の4ほどあります。
そして四帝1人につき国の騎士団が3部隊、そして1部隊1人の隊長が使えてます。
国の騎士団の隊長達12人全員の戦力は、エルフ族の10分の1ほどです。
なのでこれまででエルフ族の戦力を、約2.5ほど削れています。
そして残りのエルフ族の戦力は約7.5ほどです。」
「四帝と12人の隊長で10分の5なら、エルフ族の残り半分の戦力は何だぜ?」
猫剣王が思わず口を挟んだ。
「はい、それはフェーディユ・エルフ王…。
エルフ族の王が、残りの10分の5ほどの戦力を持っています。」
その場の全員が、驚きの表情を隠せなかった。
『めんどくせぇーほど強い王か。』
「ラトュールルさん、四帝と12人の隊長とエルフ族の王の、詳しい戦闘スタイルや魔法など聞きたい。」
騎士団長が尋ねた。
「はい、まず四帝ですが…、私は弓と治療魔法を使います。
倒しましたが、体を剣に変える魔法を使う…ワーパス。
四天王魔法の一つ時魔法とナイフを操り、嘘を良くつき性格も読めない男…キュリノス。
四帝の中で唯一妖精化した者を宿しており、強力な炎と雷を扱う魔女…ソルシフルー。
他の部隊の隊長の情報は、分かりませんがルミエルは、光を扱う魔法を使います。
そして私の妹は宝石を扱う魔法を使いソルシフルーが王のイースト帝に、使えるJ部隊の隊長です。
最後にエルフ王については、詳しくは分かりませんが魔法を奪う魔法を使い、奪った魔法の中には、四天王魔法の宇宙魔法があると聞いた事があります。
そして近寄るだけで感じるほどの、凄まじい量の魔力を持っています。」
またもその場の全員が驚き、騎士団長が呟いた。
「なるほど…。」
『あのワーパスとか言ったガキ5人分かそれ以上か。
それに最強の破壊力を持つ宇宙魔法を奪っただと?勝てる気がしねぇーな…。』
「魔法を奪う時の奪い方とか、分からないか?」
猫剣王が尋ねた。
「分かりません、役に立てずすみません。」
ラトュールルはお辞儀をした。
「いや助かってるぜー、ルルさん!」
猫剣王が笑顔で喋り終わると、すぐに曇った表情に変わり俯いた。
『エルフ王は魔法を、どうやって奪うのか?儀式系か?吸収系か?
どちらにしろ、アルスやバラン、ジュピテールその他にもいる、強力な魔法を使う者の魔法が奪われたらさらに強く厄介になるのか…。
骨が折れそうだぜ…。』
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