83話 シュヴァードvsワーパス
〜前後の話の登場人物〜
シュヴァード 19歳の青年 身長180㎝
獣人族 グロリオーサ騎士団 英雄騎士
特徴
・白く長いボサッとした髪
・小麦粉色の肌
・英雄三騎士の1人
・イケメン
・めんどくさがり
戦闘スタイル 剣と竜巻系魔法
半獣化 ???
ムーシュ 20歳の女性 身長160㎝
獣人族 グロリオーサ騎士団 英雄騎士
特徴
・薄いピンク色のロングヘアー
・小麦粉色の肌
・英雄三騎士の1人
戦闘スタイル 植物系魔法
半獣化 ???
ノース・ワーパス ?歳の少年 身長101㎝
エルフ族 四帝 ノース帝
特徴
・赤い少し長めの髪
・全身傷だらけで血塗れ
・戦闘狂
戦闘スタイル 体剣化魔法
ギィーーン!!剣と剣がぶつかり鈍い音が鳴った。
「ムーシュ!!退がれ!!」
険しそうな顔のシュヴァードが声を上げた。
「僕の攻撃を良く防いだね。
でも次は防がせないよ。」
ワーパスが剣を口に咥えて、腰から二本の赤い短剣を
引き抜くと右手で二本とも持ち、咥えていた剣を
左手に戻した。
ムーシュは魔力を込めた両手を、ワーパスに向けた。
「シュヴァード!援護は任せて。」
「いや、いい!退がれムーシュ!!」
シュヴァードがムーシュの方を向き、
必死に声を上げた。
ワーパスは二本の短剣を、勢い良く投げつけた。
「隙あり、血をブチまけてね。」
二本の短剣はシュヴァードに当たる手前で、ぶつかり
合い軌道を変えてムーシュの元へと飛んでいく。
『軌道が!?狙いはムーシュか…。』
「ムーシュ!自分の周囲を守れ!」
シュヴァードはムーシュの方を向き、声を上げた。
「葉無月・円無。」
ムーシュの周りの地面から茎が伸び、茎から大量の
葉が現れ、葉がムーシュを囲い込んだ。
二本の短剣は、葉に弾かれ地面に落ちた。
『生け捕りにするために、まずは腕から!』
シュヴァードの背後でワーパスが剣を振り下ろした。
「めんどくせぇー……。半獣化。」
ガン!剣はシュヴァードの右腕腕に当たると
音を立てて止まった。
「硬い!?」
「はぁー……めんどくせぇーが本気で行くか…。」
額に大きなツノが生えて、額の少し上に小さなツノが
生えており、小さな獣耳が付いており、
サイに似た姿へと半獣化していた。
『シュヴァードの半獣化、久しぶりに見た。
竜巻魔法と組み合わせた、強力な剣術。
半獣化により硬化した体は、傷一つ付けない。
シュヴァードなら、ゼース様とシュポタスの敵を
取れるかも知れないわね。
いや、お願い敵を取って!シュヴァード!』
ワーパスは、剣を左胸に挿してしまうと、
背中から赤い大きな剣を引き抜き、呟いた。
「大背剣なら切れるのかな?」
「さぁーな。とりあえずお前は死んどけ。」
シュヴァードは走り出し、ワーパスは大剣を構えた。
「巻き登れ!龍昇斬。」
シュヴァードは下から剣を、振り上げ切り
ワーパスは横からシュヴァードに切りかかった。
ワーパスの大剣はシュヴァードの脇腹に当たると
鈍い音を立てて真っ二つに折れた。
そして、ワーパスの足元から無数の切り傷が現れ
どんどん上へと登り、切り傷の深さがどんどん深く
なっていき倒れた。
『もう体力も魔力も限界だな…。』
シュヴァードもゆっくり後ろに倒れた。
バサッとシュヴァードの体を葉が包んだ。
「探しましたよ、ノース帝ワーパス様…。」
オレンジ色のパーマがかったロングヘアーの女性が
シュヴァードとムーシュの真上を、オレンジ色の
透明な蝶の様な羽を広げて飛んでいた。
「エルフ族の援軍!?」
ムーシュが呟いた。
『なぜサウス帝が僕の所に来ているの?
まぁいいか、あの2人を血塗れにしてもらおう。』
女性は背中に背負ってる、煌びやかな弓を取り出すと
右手で矢を一本魔法で作り、ワーパス目掛けて
引き放った。
「貴方の弱点は知ってますので、失礼しました。」
『なぜ僕を!?それに僕には弱点など無いはずだよ。
まさか魔力点を射抜く気なのか!?
脳にある、魔力に関わる全ての機能を停止させる点。
だけど0.001mmほどの、脳の奥にある点を正確に
射抜くなど不可能だよね…………。』
スパッ!と音を立てて放たれた矢は、ワーパスの頭に
突き刺さった。
ワーパスの近くに落ちていた、折れた大剣は
肉片へと変わった。
『どういう事!?仲間を射抜くなんて!?』
女性はゆっくりとムーシュの前に降りて来た。
「驚かせてすみません。
エルフ族のラトュールルと申します。
私はある理由で、エルフ族を裏切る事にしたのですが
私だけでは力不足です、なので獣人族のお力を
お借りさせて頂けませんか?」
ムーシュが声を上げた。
「…エルフ族のいう事信じるわけ無いでしょ。」
女性は困った表情をし、星空を見上げた。
「ルミエル。魔法を解いてください。」
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