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セリアンスロピィ・ファンタジー  作者: 癒雨助
新世界征服戦争編〜序章〜宣戦布告
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66話 弐夜ン古流

猫剣王が正面を見上げると、ナイフを構えて

トルチェとキャンディスとフォリスに

切りかかろうとしている、青年の姿があった。


橋の向こうでは、慌ててチタが飛び出した。

「やべぇ!」


「ま、待て!チタ!」

フォリネも同時に走り出し、茂みに隠れて

様子を見ていたカールも走り出した。


「輝け光猫!」

猫剣王は、慌てて声を上げた。


すると、青年の背中が光輝き

3人の方に大きな影が出来た。


「弐夜ン古流・影猫!」


瞬時に猫剣王は3人と青年の間に、割って入り

青年の斬撃を全て、華麗に受け流した。


チタとフォリネとカールは青年の後ろで

攻撃態勢に入りながら、眩しそうに片目を瞑り

様子を見た。


青年は、ナイフの穴の空いてる所に指を入れて

クルクル回しながら、喋った。

「流石、猫剣王やわぁ。

けど全て防いだと、思っとるんちゃう?

それに弐夜ン古流とやらも、期待外れやぁ。」


青年が喋り終わった瞬間に、猫剣王の身体の数カ所が

スパーン!と切れて、血を流した。

「これはお前の魔法じゃないな。

そのナイフに仕掛けがあるな。」


「よく見とるねぇ。

俺の魔法にも、気づいたか…。」

青年がナイフをクルクル回すと、ナイフが

様々な形に、変形していく。


猫剣王は、さり気無く剣を地面に突き刺した。

「お前は四天王魔法のひとつ、時魔法使いだろ?

時を変化させて、攻撃を全て避けられる

面倒な能力だぜ!」


「取り憑け!影猫!」

猫剣王の細い剣を、黒いモヤが下に流れて

青年の影に入ると、黒紫色の猫が少し姿を見せた。


それと同時に光っていた背中の光が、止まり

背中から黄色く輝く猫が、猫剣王の剣に

吸い込まれていった。


「一丁あがりだぜ!

残りのエルフ族も片付けるぜ!」


青年の後ろから、フォリネが声を張り喋った。

「猫剣王様!このエルフ族は??」


「あぁ、夜まで封印したぜ!」

喋り終わると、ウインクして走り出した。


「今やっちまえば、いいんじゃねぇか?」

チタが両手に持った短剣を構えた。


「レパール・チタ、今攻撃は出来ません。

私が説明しましょう。」

ランクスが歩いて来て、話し出した。


「弐夜ン古流・影猫で、影を切られた者は

全ての影を飲み込む夜まで、影の世界に封印される

技なのです。

そして、ここに姿があるのはこの青年の影なのです。

影を攻撃しても意味はありません。

2人を連れて下がっていて下さい。」


チタはフォリスを、フォリネはキャンディスを

お姫様抱っこで抱えて橋の端に戻って行った。


フォリスとキャンディスの堅い表情は、

安心して柔らかい表情に変わり、フォリスは

顔を紅く染めていた。


「ウチも守ってやるよ!」

カールとトルチェも走って来た。


猫剣王が走って行くと、エルフ族は羽を作り

飛び出した。

「面倒だぜ…。」


6人のエルフ族が上空を旋回しながら

矢や魔法を猫剣王に向けて飛ばして行く。


すると凄いスピードで飛ぶ、白と黒の二羽の鷹が

2人のエルフ族を突き飛ばして飛んで行った。


「流石空の女王の国、ダリア王国の精鋭だぜ!

俺もそろそろ反撃するぜ!」


猫剣王が剣を振り、黄緑色の猫を飛ばした。

「弐夜ン古流・風猫!」


1人のエルフ族に猫が当たると、それ以外の3人の

エルフ族は体勢を崩し2人は猫剣王の正面に

1人はランクスの方に落下した。


「弐夜ン古流・赤猫。」


ランクスは剣を抜くと落下しているエルフ族目掛けて

赤い猫を飛ばした。


赤い猫がエルフ族に当たるとボオッ!と炎を上げて

エルフ族は軽く焦げて倒れた。


「弐夜ン古流・音猫!」


猫剣王は2人のエルフ族の方に、灰色の2匹の猫を

飛ばした。


2人のエルフ族は、灰色の猫が当たると

突然耳を抑えた。


「隙だらけだぜ!」

猫剣王が二回ずつ剣を振った。

2人のエルフ族からは、血は流れていなかった。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


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