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セリアンスロピィ・ファンタジー  作者: 癒雨助
新世界征服戦争編〜序章〜宣戦布告
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62話 飼い猫シャルヴァー

ジュピテールは、猫剣王と聞いて驚き声を上げた。

「エルフ族が、なぜ猫剣王殿を知っている!?」


「あんた達、コスモス王国の獣人達よりは

猫剣王の事知ってるでぇ。」

青年が自慢気に、喋った。


「どういう意味だ!?説明して貰おうか。」


青年は、頭を掻くと話し始めた。

「しゃーないなぁ。簡単に言ったら、

猫剣王は獣人族じゃないって事や。」


ジュピテールは、すぐに声を上げた。

「猫剣王殿は、正真正銘獣人族だ!」


「いやいや、あんた達より知ってるって言ったやん。」

青年が髪を掻きながら、困った顔で喋った。


スパーン!と音が鳴った。


会議室の入り口の扉が、木箱サイズの大きさで、

切り取られて倒れた。


するとその奥から、豪華な衣装を着て

身の丈ほどの細い剣を持った

小さな三毛猫が歩いて来た。


三毛猫は、軽快に動きジュピテールの椅子の

肘掛けに着地して喋った。

「その話に、俺も混ぜて貰うぜ!」


ジュピテールは、驚いて声を上げた。

「猫剣王殿!どうしてこちらに?」


「こうなる事は、俺も予想出来てたしな!

やはりエルフ族に、俺の事を知ってる者が居たか。」


『エルフ族に、俺の事を知ってる者!?』

ジュピテールは猫剣王の話に驚き、質問しようと

したが、驚きのあまり声が出なかった。


「当たり前やん、エルフ族の裏切り者の猫剣王。」

青年は猫剣王を、鋭く睨んだ。


「いや、飼い猫シャルヴァーか。」

青年がそう呟いた瞬間、青年の右頬が斜めに

切られた。


「いってぇ。」青年は頬を抑えた。


「エルフ族、その名は俺の前で禁句だぜ…。」

猫剣王は細い剣に付いた血を、テーブルの上にあった

布で拭き取っていた。


青年は余裕そうな表情で、喋った。

「いきなり攻撃は、あかん、あかんな。

俺が死ねば2人の獣ちゃんは、殺されるでぇ。

シャルヴァー状況をわかっているかい?」


「ぐわぁーーーー!!!」

とたくさんの悲鳴が上がり、テーブルには大量の血が

飛び散り、国王や女王達はギリギリ汚れなかった。


そしてテーブルの真ん中には猫剣王が、真っ赤に

染まった剣を握っており、白い髪の青年以外の

エルフ族は全員切られて倒れていた。


「お前を殺さないのは、俺の気まぐれだからな。」

猫剣王は、少し冷静になり話を続けた。


「話を戻すぜ!確かお前の要求は、俺と人質2人の

交換だったよな?その要求のむぜ!」


「猫剣王殿、しかしそれでは!」

ジュピテールが反対した。


「国王!元々は俺とエルフ族の問題だぜ!

まっ、後でちゃんと話をしようぜ!

他の国王と女王様達には、迷惑かけちまったな!」

喋り終わると、お辞儀をして軽快に部屋を出た。


「5日後の真昼に、ここから北西にある

クロコダイルブリッジで交換や。」


青年が喋り終わると、変わった形のナイフを取り出した。

そして次の瞬間に、倒れていたエルフ族9人は

背中から大量の血を流した。


「さいならぁ。」

魔法の羽を作りすぐに、1人で飛んで行った。

「最後まで読んでくれて嬉しいぜ!

ブックマークや、感想などしてくれると喜ぶぜ!

次回もよろしくな!」


猫剣王は、軽快に去って行った。

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