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セリアンスロピィ・ファンタジー  作者: 癒雨助
魔界異変編
57/131

54話 新世界

更新頻度が遅れてしまい、申し訳ないです。


その壁の奥には、黒い8枚の翼を生やした

白髪の老人が、背中に吸血鬼の刀で刺されながら

倒れていた。


ルキフェルは自然と、言葉が溢れた。

「サ、サタン、様。」


「クフフ…フハッハッハッハッハッーー!!」

ベリフェルは大きく高笑いをして、喋り出した。


「この爺さんは、愚かだったんだよね

魔族が新世界をエルフ族と獣人族に、追い出されて

新世界を、失われた世界と呼ぶ様になり

力のある貴族や少数希少魔族は、新世界に

行くべきではないと、一点張り


クフフ…俺が革命を起こし、俺の意思に

反する魔族を皆殺しにする事にしたのだよ!」


ルキフェルは怒りの表情を見せながら

ベリフェルに聞いた。


「ベリフェル、貴様の意思はなんだ!?

失われた世界をまた支配する事は、よく貴族会議でも

行われているだろ?」


「失われた世界ではない、新世界だ!

俺の意思とは、新世界の魔王になることだな。」


後ろで聞いていた、リリアも声を上げて反論した。

「誰があんたみたいな〜、口だけ貴族の言うことを

聞くと思っているのよぉ〜!!」


ベリフェルは、不気味な笑みを浮かべながら喋った。

「だから反する魔族は皆殺しにしたと、言っただろ?

貴族を90人と、その他の魔族を1匹残して

残りの、約10万匹を全滅させたよ。」


リリアは恐怖した表情を、浮かべながら呟いた。

「まさかその残りの1人って〜…。」


ベリフェルは不気味な笑顔で、返事をした。

「そうだよ、小悪魔娘1匹だね。」


ルキフェルは左手を振り下ろした。

「ベリフェル貴様……。」


ベリフェルは少し、体勢が低くなっていた。


「魔族達をー!魔界をぉーーお!!

サタン様をぉおおーーーおお!!!」

ルキフェルは、叫びながら重力の力を強めた。


ベリフェルは、余裕そうな顔で呟いた。

「マグネティゼーション。」


しかし、ベリフェルはびくとも浮き上がらず

逆にどんどん重力で潰されかけていた。


ベリフェルの顔は、少し焦り始めた。


そして今度は叫びながら魔法を使った。

「マグネティゼーーーション!!」


すると、足と地面の間が10cmほど、離れたが

すぐにくっ付き、地面は少しヒビが入った。


「紅魔黒!貫いてやれ!」


ルキフェルは、さらに魔力を強めながら命令した。


紅魔黒は瞬時にベリフェルの正面へと、移動して

親指以外の指を立てて、腕を引いて思いっ切り貫いた。


ガンッ!と音を立てて、紅魔黒の手刀は黒い刀と

ぶつかっていた。


「ベリフェル様、大丈夫でしょうか?」


そこには、刀の平べったい所で紅魔黒の手刀を

防いでいるデイブレイクの姿があった。


その光景に驚き、少し魔力が弱くなった所で

ベリフェルは重力から抜け出して、喋った。


「流石だね、デイブレイク君。

任務はどうなりましたか?」


「捕虜用と戦闘用の獣人の確保は、失敗しました。

任務に使った魔族達の消滅は確認しました。

それと、リュナートとソワレも消滅しました。」


「あらら、新世界九魔が七魔になっちゃったね。

まぁ仕方ないかな?」


ベリフェルは、喋り終わるとルキフェル達の方を

向いて、ニヤけながら喋りかけた。


「さてと、これで消滅した貴族は92人に

なっちゃったなー。

残りは、私とデイブレイク君と七魔の他の5人と…。」


ベリフェルは笑顔で続きを喋った。

「あとはー、ルキフェルだけだね。」


すると、何処からとも無く5人の人影が

ベリフェルとデイブレイクの横に並ぶように現れた。

最後まで読んで頂きありがとうございます!


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