5話 襲撃
椅子に座っている人影と思いきや、椅子に縄で縛りつけられている女性と少女だった。
「だ、大丈夫ですか? 今縄を切ります。」
真剣な表情で縄を切ろうとしていたその時、少女が暴れ出した。
「うぅー……、ぅー…。」
少女は何かを伝えようと、震えた声を押し出そうとしていた。
ブン!!風の切る音が聞こえキャンディスの背後から棍棒が振り下ろされた。
「ペンタシールド!」
キャンディスと棍棒の隙間に五角形の透明なオレンジ色の障壁がキャンディスを守った。
キャンディスはとっさに振り向いた。
『ゴブリンが2体この状況でどうするのが正解…?』
キャンディスが考えてる最中に2体のゴブリンは、容赦無く棍棒を振り下ろした。
間一髪後ろに飛んで攻撃を避けた。
「ウインドカット!」
風を纏った右手で女性と少女の縄を素早く切った。
「向こうの壁を合図したら壊すので、その子を連れて走って逃げてください!」
ゴブリンの攻撃を避けながら女性に呟いた。
右のゴブリンが一歩前に出て、大きく振りかぶり勢い良く振り下ろした。
キャンディスは空中に跳ね上がり一回転しながら華麗に避けた。
棍棒は空を切り、床に穴をあけた。
一回転し終わり着地すると、右手を2体のゴブリンの方へ左手を壁に向けて声を上げ突風を放った。
「風衝!!」
ゴブリン達は吹き飛ばされ、家の家具にぶつかり派手に壊していく。
左側の壁も勢い良く壊れて、壁に大きな穴が空いた。
「今のうちに外に逃げて!!」
少女は足が震えており、その様子を見た女性が少女を抱き抱えて慌てて逃げた、その後を追う様にキャンディスも外に出た。
「よし、もう少し離れた所に行って下さい!」
と言うとキャンディスは、魔力を貯めてゴブリン達が出てくるのを待った。
ゴブリン達がふらつきながら出てきた。
2体共同時に雄叫びを上げて、キャンディス目掛けて突っ込んで行く。
キャンディスもゴブリン達の方に走って行く。
キャンディスとゴブリンの間合いに入った時、両手を上から斜めに振り下ろした。
「ウインドカット!」
2体ゴブリンのお腹には、斜めに深い切り傷ができ棍棒を落として崩れ落ちた。
そしてしばらくすると、2体のゴブリンは静かに消滅した。
「あ…ありがとうございます。」
女性が涙声で言った。
「お姉ちゃん強いね!助けてくれて、ありがとう!」
少女は笑顔で言った。
「あなたも強いわよ!怖くなかった?」
キャンディスは少女に微笑みながら聞くと、少女は女性の方を少し見つめた。
そしてキャンディスの方を向くと大きく頷き、それを見たキャンディスはまた笑顔見せた。
今さらだけど身長について
アレイユ 162㎝
リュンヌ 166㎝
キャンディス 151㎝
アルス隊長 177㎝
フォリス副隊長 164㎝




