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セリアンスロピィ・ファンタジー  作者: 癒雨助
副騎士団長選定編
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36話 四天王魔法

 バランの正面に上手く入り込んだアルスが、素早く振った凍剣トウケンがバランの体に当たる瞬間、凍剣が溶けて水蒸気になった。


「熱っ!」


 その時バランの周りに合った、5本の凍剣も同じ様に溶けた。

 しかし、アルスと入れ替わるのに使った凍剣は距離があったため、溶けずにバランの元に戻った。

 バランはその凍剣を掴み切りかかった。



「痛っ!」


 戦闘服を切り裂き血が浮かび、周りの布に染み込んで広がっていった。

 しかしそれは戦闘服の背中側だった。



空間クウカン・ワイドエスパス。

 人と人との双移転送ソウイテンソウは出来ないんだよね。」


 バランの凍剣と右手が、目の前の歪んだ空間に入っており、バランの背後にも同じ様な空間の歪みが出来ており、そこから右手の一部と凍剣が出ていた。



 バランは腕を引き歪みから手を抜きくと、アルスは前に向けている左手を握ると、空間の歪みが消えた。


「流石ティーグルさんですね。」

 バランは少し距離をとった。



「降参するかい?」



「いえ、最後まで戦います!」


 バランは持っていた凍剣を溶かし水蒸気にした。

 そして水蒸気は冷えると、白い湯煙となった。


『これは……。』


「アクアボール。」


 目の前に抱きつけるサイズの水の玉を作り出し、水の玉を両手で覆うと両手と両腕から煙が上がり、水の玉は水蒸気になった。

 そして大きく息を吸い大きく吐いた。


「ミストブレス。」


 競技場全体はすぐに白い煙で覆われてた。



 煙の中で影が一瞬動いて、止まった。



 そして煙が徐々に消えた。

 そこには8方向から凍剣先を向けられており、さらに真上にも1本あり、囲まれているアルスの姿があった。


凍剣トウケン十剣ジッケン!』


 最後の1本の、凍剣を向けているバランが尋ねた。


「ティーグルさん降参します?」



「流石バラン君だよ…参ったよ俺の負けだな。」


 アルスは両手を挙げた。



「2回戦勝者、第1部隊隊長レオ・バラン!」


 騎士団長が声を上げた。

 会場中が騒めき歓声を上げた!



「うぉーーー!!バラン兄がアルス隊長に勝った!」

 アレイユがヴィエルとハイタッチをしていた。



「ボスに怒られるよ〜!」

 キャンディスが笑いながら言った。



「チタ隊長とフォリネ隊長の勝負も凄かったし、隊長クラスの戦いは凄いなー。」

 リュンヌが呟いた。



 国王が椅子から立ち上がり声を上げた。


「今日から2日後に、第2部隊隊長レパール・チタと第1部隊隊長レオ・バランの決勝戦を行う!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 会場の真ん中ではアルスとバランが会話していた。


「空間温度魔法の使い方上手くなったねー。」



「いえ、まだまだですよ、ティーグルさんの空間魔法には敵いませんよ。

 それに凍剣トウケン十剣ジッケンで囲まれても抜け出せたんじゃないですか?」



「空間魔法、魔力の消費が激しいからねー。」

 頭を掻きながら喋った。



「確か四天王魔法の1つですよね?」



「自慢じゃないけど、そうだね。」

 アルスの顔は自慢気だった。



「空間・時間・重力・宇宙の4種類があり、どれも強力で世界を脅かす力がある魔法ですよね?」



 それを聞いたアルスは真剣な表情で黙り込んだ。


『そういえば、アレイユ達の最初の任務に重力魔法を扱う魔族が居たような報告が……。』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「よーし、ヴィエルお祭り行くか!」


 アレイユがヴィエルに手を差し出した。



「うん!」


 ヴィエルは手を握り、アレイユと走って行った。



「お、おい。」


「ヴィエルちゃん待ってよ〜!」


 リュンヌとキャンディスが、アレイユとヴィエルの後を追いかけた。

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