29話 アルス半獣化
アルスのオレンジ色の髪は一部が黒髪になり、体はオレンジ色の毛と黒の毛で縞模様になり、丸っぽい獣耳としっぽと牙が生えていた。
「久しぶりの半獣化は、毛がボサボサになったな。」
と言いアルスは体や頭を触っていた。
アレイユにリュンヌ、それにキャンディスは初めて見るアルスの半獣化に驚き固まっていた。
「お前達下がってろ。」
その声に少し反応が遅れるも全員距離を取った。
「フフフン、やっと強そうな人が半獣化したみたいね、けど遅すぎるんだよ!圧縮光爆撃玉!」
5つの小さなチカチカ光る玉が5人それぞれ1発ずつ、かなり早いスピードで飛んできた。
「フフフン、当たったら体粉々のぐちゃぐちゃよ。」
ハイナは、笑いながら見届けた。
「空間・双移転送!」
アルスは剣をしまった。
すると5つの小さな光る玉がハイナの足元の、石ころ5つと入れ替わった。
ドカーーーーン!!っと大きな音と煙を立てた。
そしてアルスとフォリスは入れ替わって飛んできた石ころをキャッチし、アルスは半獣化を解いた。
リュンヌは反射的に石ころを避けるが、アレイユとキャンディスは頭に石ころがぶつかった。
「いてっ!」
「いった〜い!」
「流石隊長です、やる時はやりますね。」
フォリスがアルスに駆け寄った。
「でしょう〜、惚れても良いんだよ?」
フォリスはアルスのほっぺを強くつねった。
「なんなんだよ今の!アルス隊長すげぇーー!」
「今何が起こったの?早すぎて見えなかった〜!」
アレイユとキャンディスが驚き声を上げていた。
『空間魔法の一種か、アルス隊長を見誤っていたな。』
リュンヌは1人で納得していた。
やっと煙が消えると大きな穴が空いており、穴の中心でハイナが倒れていた。
「粉々になるんじゃなかったのか?」
アルスが意地悪気に呟いた。
「私にはね爆発耐性が付いているのよ、動けないけどね。」
アルスはハイナに近寄って行った。
「降伏するは、この戦争の戦場の指揮は私だし。」
ハイナは懐ろから信号弾を取り出し3発打った。
白い信号弾が3発打たれた、これはこの世界の白旗の合図であった。
「よっしゃぁーーーーーーーぁぁあ!!!!」
遠くから叫ぶ声がここまで轟いた。




