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セリアンスロピィ・ファンタジー  作者: 癒雨助
梅雨霧戦争編
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27話 チタvsカール

 影の部隊達が戦場に到着した場所は、アジサイ王国の後方部隊がおり怪我人の治療をしていた。



「スピーディーに片付けるぜ!」


 チタが先陣を切り突撃して行った。


音速夢双オンソクムソウ!」


 目で追えないスピードで移動し怪我人は無視して立ってる者達を、次々に持ち手で殴り気絶させていった。

 そして後ろから女性を気絶させようとした時、間にいきなり少女が入って来て、チタに蹴りを入れた。



 チタは少し飛ばされるもすぐに体勢を立て直した。



「ハイナ様に手出すんじゃねぇ〜よ!」


 獣耳に太いしっぽと牙を生やした、鋭い目つきの茶髪のショートカールヘアーの少女がきつめの高い声を上げた。



「あらあらカールちゃん、初対面の人には第一印象良くしないとダメなのよ。」


 後ろから、赤っぽいオレンジ色の長い髪の女性が現れた。



『ここからはスピーディーにいかなくなりそうだな…。』



 そこにアルス達第3部隊が合流した。


「手前の少女は俺が片付けるぜ。

 奥の女性をティーグルさん頼めますか?」

 チタがアルスに聞いた。



「了解、第3部隊で片付けるよ!」


 アレイユとリュンヌがアルスの前に出て剣を構え、キャンディスとフォリスがアルスの後ろで魔力を溜めた。



「よし、バランとお前達はそのまま進んでくれ!」



「任せたぞ!」


 バラン達第1部隊とチタの部下達2人は、戦場の奥へと進んでいった。



「カールちゃんと呼ばれてたかな?こっちに来なよ。」

 チタは挑発気に言い、カールを引き寄せた。



「気安く名前呼んでんじゃねぇーよ!」

 怒りながら拳を構えて、突っ込んで来た。



 チタは華麗に避けて短剣をしまい拳を構えた。


「格闘家か、じゃ俺もそのスタイルで行くか!」



 カールはチタに殴りかかる、殴りかかるスピードはかなり早いがチタは余裕で全て見切り避けていく。



「ウチの攻撃なに全部避けてんだよ!」

 カールはさらにスピードを上げて殴りかかるも、全てガードされ防がれた。

 しかし、ガードしたチタの表情は歪んでいた。



「よし、やっと当たったな!」

 カールは小さくガッツポーズをとり、連続で殴りかかった。



『一発一発の拳が重いな…避けないとダメだったか。』

 チタは所々打撲をして血を流していた。



「お兄さんウチ相手に手加減してるからだよ、ウチの拳は鉄をも砕くよ!」

 と言いカールは拳を構えた。



「カールちゃん強いね。」


 チタは半獣化し拳を構えた。

 獣耳にしっぽが生え体に黒い斑点模様が現れた。



「半獣化はしても、やっぱり剣は抜かないんだね。

 舐めてんじゃねぇーよ!」

 カールはさっきよりも早いスピードで殴りかかる。



 半獣化したチタはそれを全て見切り避けた。



「もう怒ったよ!!」



『最初から怒ってるじゃん…。』

チタは苦笑いした。



「骨まで曲げちゃうウチの必殺パンチ!」

 さらに早いスピードでチタに殴りかかった。



 チタは間一髪避けて、後ろからカウンターを入れた。

 カールは目を回し気絶し倒れた。



『恐ろしい子だ…。』


 チタは冷や汗を拭き戦場の奥へと行った。

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