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セリアンスロピィ・ファンタジー  作者: 癒雨助
梅雨霧戦争編
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22話 透過サングラス

 騎士団長と国王はアジサイ王国王城へと向かっていた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 チタは屋根へと登りサングラスをつけて下を向いた。


『なるほど、これは凄いなぁー!

 クリアボヤンスエンチャントかー!』


 チタの目には家の中の壁や物が透過して、家の様子がはっきりと分かった。



『スピーディーに見つけるか!』


 チタは半獣化し、黒い斑点模様が体の至る所に現れて、細いしっぽと獣耳が生えた。

 凄いスピードで屋根を次々に渡り、1軒1軒下を向き調べて行った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 バランも同じ様に調べていた。

 バランは一旦屋根から降りサングラスを外して、地図を出し11と書かれているところにバツ印を書いた。


『11地区は、はずれか。』



 地図をしまい移動しようとした時。


「こんな夜中に何してる!」

 後ろから声が上がった。



『先にこっちが見つかったか。』

 バランは一瞬で声の主の正面に回り、首元を掴み壁に押しつけて剣先を向けた。



「お前、メルキュールと言う女性は知らないか?」

 バランは声色を変えて聞いた。



「し……しり…ません。」

 怯えながらも小さな声で返事した。



 剣の鍔で頭を殴り気絶させて去っていった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 騎士団長と国王は華麗な身のこなしで、王城を登っていった。



「ここら辺から侵入しましょう、国王殿お願い致します。」



 国王は壁に手を添えると壁の一部が木になり、崩れていき丁度いい穴が開いた。

 国王が先頭に入って行くとそこは大きな部屋だった。



 部屋の真ん中に背もたれが高く、豪華に飾られた椅子があった。



 国王は部屋を出ようと椅子の横を通ろうとした時。


「やっと来たかジュピテ(国王)ール。」



 その声に驚き目を横に向けたら、椅子に深々と座るマーズがいた。

 マーズは立ち上がり椅子を蹴り飛ばした。



「マーズ貴様!あの時の裏切り忘れてないだろうな。」



「あんな愉快な事を忘れるわけないだろう。」

 マーズは不気味に笑いながら言った。



「貴様ぁーーーぁあ!!」

 ジュピテ(国王)ールが腰に差した剣を抜き切りかかった。



「クリスタルシールド。」


 マーズは青紫色の水晶の壁を出し身を守った。

 そして剣を抜いた。


「やっとあの戦いの続きが出来るな。」



「まさか…貴様ぁーーーぁあ!!」

 ジュピテールはマーズに連続で切りかかった。



 マーズは剣を簡単に受け流しながら話した。

「ジュピテールの思っている通りだよ、ハルジオン王国に戦争を仕掛けたらこうなるとおもってさ。」



「さて、そろそろ本気でやろうか?」

 マーズが問いかけた。



「騎士団長殿下がっていて下さい!」

 剣を抜こうとしていた騎士団長は、ジュピテールの迫力に剣をしまい下がった。

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