19話 バランとチタ
騎士団王室に居たのはアレイユ達と騎士団長に国王。
二本の短剣を装備した黄色髪の青年、第2部隊隊長のチタと隊員2名。
大きな大剣を装備した青髪の青年、第1部隊長のバランと隊員4名がいた。
アレイユがバランに向かい手を振ろうとしたのを、リュンヌが首を振り手を抑えた。
騎士団長がそれぞれの部隊の隊長に人数分の、写真と地図を渡し舞台に上がり話し出す。
「今回の戦争で私達は、影の部隊として任務に挑む。
人数の少ないのもそれが理由で、本部隊はハルジオン王国の増援として戦争に参加してもらっている。
影の部隊の任務はメルキュール様を助け出すことを最優先事項とし、その次に優先すべき事はアジサイ王国の国王マーズを暗殺することだ。
アジサイ王国の王都には、第1部隊と第2部隊と私それに国王殿で突撃する。」
その場の全員が驚いた。
「騎士団長様!お父様も戦闘に参加するということですか!?」
バランが声を上げた。
「あぁそうだ!これは、私とマーズの戦いなんだ。」
国王が声を上げた。
バランは何か言い返そうとしたが、言葉を躊躇い言い返さなかった。
「さて続きを話すぞ、私と国王殿はマーズの暗殺を優先する。
第1第2部隊は写真の女性メルキュール様を、捜索し救出を優先して貰う。
第3部隊はアジサイ王国の王都から1㎞離れたA地点で待機し、第1第2部隊からの連絡を待ちメルキュール様を護衛し、ここに戻ることを優勢事項とする。
その後第1第2部隊は状況に応じて、国王殿の護衛と戦争の援軍を行う。
最後にここにいる者達全員生きてここに戻ってくることを優勢事項とする!!
各隊準備をして15時に王都南門に集合とする、解散!!」
騎士団長と国王が足早に部屋を去る。
「なぁーバラン、国王様が心配なのか?」
チタがバランに声をかけた。
「少しな、お父様は強いし騎士団長様もついてる。
だがお父様の兄であり梅雨霧戦争の首謀者であるマーズという男が相手となると……。」
「それなら俺がスピーディーにメルキュール様を見つけて、第3部隊まで届けるからバランはすぐ援護にいけ!」
「いや、チタが信号弾を撃ったのを確認してからお父様の援護にいく。」
「まぁーそれでいいか!」
「ありがとな親友!」
「おう!」
バランとチタは笑顔で握手した。




