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12話 魔王サタン
ルキフェルは壁に禍々しい模様や、薄赤く光るシャンデリアなのどがある空間を1人で歩いて行った。
その空間の奥には、禍々しいオーラと空気の魔王サタンが座っていた。
「ルキフェルよお前が無事で良かった。」
白髪に8つの黒い翼を生やした、子供ぐらいの身長の老人が話した。
「サ…サタン様、狩りし…失敗申し訳ありません。」
強気なルキフェルが震えた声で話した。
「とりあえず詳しい報告は、あとで使い魔にでも伝えといておくれやぁ。」
「は、はい。」
ルキフェルは静かに歩いて帰った。
魔王の間から出た瞬間、横から何かに飛びつかれた。
「ルキさまぁ〜表情がお堅いですょぉ〜、リリアが癒してあげましょうかぁ〜。」
甘い声で誘惑した。
「リリア離れてくれ。」
いつもと雰囲気の違うルキフェルにリリアは、キョトンとした表情をして言った。
「ルキさまぁ〜何かあれば、リリアを頼ってくださいねっ!」
「あぁ〜、分かった。」
小さな声で返事をした。