第256話 「紹介:主人公の周辺人物(日本編)」
最新話に合わせているのでネタバレはしていないと思います。
御雷氷・ゼクス (ミカオリ・-)
八顕学園1年→3年。男。【三劔】八龍家次代候補→【八顕】御雷氷家次代候補。
戦闘スタンスは【顕装】・【顕煌遺物】・【顕現特性】。
半年の集中訓練を、両親から受けたことで【顕現属法】の扱いが段違いに向上した。
最近は無意識に使っているが、4属性が一定値以上の実力を誇る【四煌】である。
規格外の顕現特性であり、指定したものすべてを受け付けない【拒絶】。
顕現力の届く限り、如何なるものにも干渉する【書換】。
【顕現】に関係する限り、解除されないかぎり縛り続ける【拘束】
変異や進化すら前の状態に戻してしまう【巻戻】。
――などといった顕現特性に異質さが偏った【顕現者】であり、本来は【顕現】を使う【顕現者】の中でも特に異常な存在である。また、亜舞照鳳鴻の精神操作が効かない。
元の名前は元【八顕】である刀眞家の次男、刀眞胤龍。
6年前に【顕現者】として認められず、刀眞・東雲・蒼穹城から見捨てられ【八龍】と名を変えた【御氷】家に引き取られる。
復讐として蒼穹城進の右半身を、【顕現者】的な不髄にしたのを皮切りに。
刀眞家を【八顕】から引きずり下ろし、また新しく出来た仲間や家族を護るという目的も出来たことによって東雲契を手に掛ける。
性格は明確に「敵」と「味方」が判別されている。しかし全くそれを覆さないというわけではない。(颯のケース、進のケース)
家族は養親である冷躯(父)とカナン(母)、そして義妹の雪璃。終夜古都音とは将来を誓っており、颯は従兄弟である。
【髭切鬼丸】
ゼクスが蒼穹城進から奪い取って本契約した日本刀型【顕煌遺物】。人格は幼女でのじゃロリ。
ゼクスと本契約していることにより、彼を将来のパートナーとして認めているが、恋愛感情は一切含まれていない。
性質は刃が多少伸び縮みする【伸縮】、刃が透き通り間合いを判別しにくくする【透過】、斬った相手の顕現力を吸い取る【吸収】含め5つ。
【始焉】【桜霞】
ゼクスが【終夜グループ】から受け取った彼専用の【顕装】。それぞれ刀と盾の形をしており、【髭切鬼丸】では効かない柔軟性をカバーしている。
善機寺・颯 (ゼンキジ・ハヤテ)
八顕学園1年→2年。男。【八顕】善機寺家次代候補。
戦闘スタンスは【顕現属法】。努力のみで風の【一煌】に達している。
もともとは蒼穹城・刀眞側についていたが、それが元によりとばっちりを食らう。後に父親たちが裏で八龍家につながっていることを知り、離反の足がかりを作った。
【顕現属法】が認められ始めるきっかけを作った父親を尊敬し、【顕現】ではなく【顕現属法】しか扱わない。もともと実力はゼクスに追いすがるほどのものであったが、ゼクス側につくまでは「実力を出す気にならない」と無気力であったが、バトルジャンキー。
「御雷氷ゼクスの忠臣」を自称し、彼の側についてからはゼクスと行動を共にしている。
彼にとってゼクスは人生を変えた存在であり、また全力を出すのに値する存在である。
そのため、どんなに外道非道なことを頼まれようとも、無茶難題を突きつけられようともそれを遂行する心を持っている。
もともとは神牙アマツがこの役割を持っていたが、諸事情によって現在は完全にゼクスの外面的支えになっている。
持つ力は【煌】の証である【颶風】と、左手に宿る毒の力【瘴】。
右手に宿る未知の力で、ゼクスの【拘束】に近い働きを持つ【燿】の3つを扱った【顕現属法】を使う。
家族は父親である颪と、母親である奏魅。妹の楓。奏魅はカナンの双子の姉であり、これによって颯とゼクスは従兄弟となり得る。
終夜・古都音 (よすがら・ことね)
八顕学園2年→3年。
【顕装】の大手メーカー、【終夜グループ】の令嬢。基本的に物腰は柔らかく、落ち着いている。
【顕現】を通じた攻撃の場合、すべて特性の【回復】が作用するため攻撃にならない。
ただし、顕現力を高い濃度で発散する【威圧】は可能。
アマツたちにより、以前から聞き及んでいたこともあってゼクスと邂逅してからは気にかけるようになる。
後に流れるようにして結婚を前提に交際を開始、颯を外面的支えとするならば彼女は内面的支えである。
のほほんとしているように見えるが、心に強い芯を持っており決めたことは突き通す。
家族は父親である皇と、母親である巫。
終夜一家は全員が回復系統の【顕現】および顕現特性を持つ世界的にも珍しい一家である。
蜂統・亞神 (はちすべ・あがみ)
八顕学園1年→2年。【三劔】蜂統家次代候補。
代々終夜家の護衛を務めている蜂統家の跡取り。学園生活内で終夜古都音を護ることが任務。
鉄壁の防御を誇り、学園内のほとんどの攻撃を傷一つなく耐え切るなど護衛としては十分であるが、自らの攻撃をすることが出来なかったためすべてを【拒絶】できるゼクスに立場を取られかけていた。
【ATraIoEs】へ半年の留学を経て、間接的な攻撃の方法を身につける。
家族は父親である神。母親、兄弟はいない。
亜舞照・鳳鴻 (あまて・おおとり)
八顕学園1年→2年。男。【八顕】亜舞照家当代。
戦闘スタンスは【顕装】:【WARCRY】による
ゼクスと会ってから最初のほうこそ本心を隠し、意味深な言動を繰り返していたが……後にゼクスと同じ復讐者だと判明してからは意気投合する。
御雷氷ゼクスは自分のための復讐とすれば、鳳鴻は大切な人のための復讐である。
1年の途中でゼクス・颯らと協力して復讐を果たした後は、婚約者であり復讐の原動力であった愛詩聖樹と幸せな生活を送っている。
家族は父親である朱雀。
次回は【ATraIoEs】編です。
今日夜更新できればいいですね……。




