第194話 「御雷氷ゼクス・亜舞照鳳鴻」
2016.05.16
八龍ゼクス (御雷氷・御氷)
復讐者。所有者。特例的に苗字を3つ持っている。
【???】からのカウントダウンが始まった顕現者の1人。
蒼穹城進、刀眞遼への復讐を終え、残り1人となった時点で精神は安定しており、【神牙結晶】は装着していない。
その代わり、【顕装】と【顕煌遺物】、顕現特性を主に扱う異端の【顕現者】となってしまった。
訓練により、詠唱無しにて顕現特性を扱えるようになったため、【re】式と【exe】式の出番は少なくなっているが、確実に発動させるためには相変わらず使っている模様。
【髭切鬼丸】との関係も良好の中、【???】のカウントダウンの意図がつかめないながらも、あまり気にした様子はない。
境遇の似ている鳳鴻、同類と判断したネクサスとの交遊を急激に深めている。
大切な人を愛し、護るという気持ちが芽生えたかに思えたが、最近はどんな理由であれ自分の気に食わない相手を【拒絶】するという手段に出始めた。
判明している顕現特性は【拒絶】、【書換】、【巻戻】、【拘束】など。どれも強力なものではあるが、顕現の使用量がどれも多く、ゼクスレベルの容量を持っていなかった場合どれも1発でぶっ倒れるレベルである。
亜舞照鳳鴻
復讐者。亜舞照家当代。【???】からのカウントダウンが始まった1人。
ゼクスが外側の【顕現者】的な復讐者とすれば、こちらは精神を破壊しに行くような復讐者。
意味深に考えや感情を普段は見せることがなく、月姫詠家と須鎖乃家関係にしか本性を表さなかったが、元々自虐性の強い孤独な少年である。
愛詩聖樹を心から愛していると同時に、自分と関係があるが上に現在の状況となった、と強い罪悪感を抱いている。
事実、当代であり達観した姿を見せる少年ではあるが、【顕現者】的には優れていたとしても、精神的には歳相応である。
判明している顕現特性は【精神操作】。しかし、心の弱い人間には効果が高いが確固たる決意や覚悟を持っている人(颯やゼクスなど)には効果が薄い。
次回小話。




