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第3話:イベント発生?しかし人生はそんな甘くない。

「ふぁ〜もう朝か。」


気がつけば周りは明るくなっていた。外を見ると朝ランしてる人や犬の散歩などしている人がたくさん見える。


時刻は6時30分か、学校の門限が9時だからまだそこそこ寝てられる。


「朝ご飯ができたよー起きて来なさい!!」


二度寝しようかなと思ったが母さんが呼んだのでとりあえず起きるか。


「ほーい、今行くよ〜。」

「あ、その前に学校の準備をしなさい。」

「わかった。」


しばらくして・・・


学ラン良し、カバン良し、教科書良し、これで問題なし!!


さて、ご飯は何かな?


「やっぱり朝は味噌汁に限るね。」


日本人ならやはりこれがないと1日が始まらない気がする。最近は朝にパンを食べる家が多いみたいだしな。まぁー米を炊くのがめんどくさい人にとってはいいかもしれないな。おれの家もたまにパンを食べるけど、やっぱり米がいい。


「ご馳走さまでした。」

「食器は置いといていいから、早く学校に行きなさい。」

「わーたよ。」


数分後


「んじゃ、行ってくる。」

「いってらっしゃい。あ、あと授業終わったら洗剤買ってきて。」

「ほいほい」


そして俺は家を出た。


俺の家から学校まであるいて約15分くらいだ。自転車を使ってもいいのだが自転車が今修理に出してるので仕方がない。だから徒歩だ。ちなみにうちの学校はバイク禁止です。


しみじみと歩いていると、こんなことを思った。


「ここの角を曲がったら、可愛いことぶつかって恋愛フラグ発生なんてならないかな〜」


まぁーなんともくだらないことを考えながら、角を曲がろうとした瞬間人影が。


おお!!イベント発生か!?よしゃーぶつかったろ!!


そして


ドシーン


ぶつかった。


きたーーー!!ここで俺が手を差し伸べて・・・


「あらやだ、大丈夫僕?」


あれ?


「朝から、可愛い男の子が見れておねいさんラッキーだわ!!きゃ♡」


ぎ、ぎ、ぎゃゃゃゃゃーーーー!!


目の前にいたのは女服を着たオカマ!!筋肉がむきむきで服がさっきからピチピチ言ってるんですけど!!


「だいじょうぶ?痛くない?おねいさんがおんぶしてあげようか?」


両手を大きく広げてこちらに向かってくる。

やばい!!止めなくては!!


「イエダイジョウブデス。ハハハ」

「本当に?セリフが棒読みな気がするけど?」

「モンダイアリマセン」

「そう、よかったわ」


全然良くないけどね!!


「もう、本当にびっくりしたわ!!突然出てくるんだもん」


それに関してはこちらが200パーセント悪い。


「でも、だいじょうぶよ。私こう見えてライフセイバーと資格持ってるから。もしもの時は人口呼吸でなんとかするわよ。」


ぜっててぇぇーーーこの人の前で倒れたら危ない!!逆にされたら死ぬわ!!


「んじゃ、僕はこれで・・・」

「あ、待ちなさい。」


嫌な予感。


すると、(オカマ)はポッケトから何か取り出した。


「私、この近くでメイド喫茶やってるの。これあげるからよかったらきてね。サービスするよ?」

「あ、ありがとう。もしかしてあなたはその格好で働いてるんですか?」

「私はオーナーよ。私も出たいけどバイトの子に私達だけやってみせます!!なんて言うから出たことないわ。」


それ、正解!!でもよかった。オカマバーとかじゃなくて。


「最近、新しい子がはいったの!!その子が人気でね〜、今や席はほぼ満員、しかもグッズもたくさん売れてるの!!」

「へぇーそうなんですか。こんど友人を連れていきまね。」

「あら、ありがとう。うちは会員制だけどそのカードがあれば入れるから安心してね。」


この人いい人!!姿はあれだけど・・・


「あら、もうこんな時間だわ!!あなたも学校があるんでしょ?早く行きなさい。」

「はい!!わかりました。」

「ふふ、またね。」


なんやかんやあったけどまぁー悪い人じゃなさそうだ、それにいいもの貰ったし。


だが、俺は大事なこと聞くのを忘れていた。


「あ、店の名前聞いてなかった。」


まぁーいいかと思いながら俺は学校へ向かった。


「おはよー」

「おはよー。ねぇ、昨日のテレビ見た?」

「うんうん!!すごかったよね!!」


学校 に付くとなにやら楽しそうな話し声が聞こえる。まぁーだいたいガールズトーク関連なので俺はよくわからんが。


「よーす。たかひろ!!」

「おう、おはよう友孝。」


早速、悪友の登場


「おい、あれはできてるだろうな?」

「ばっちりだ。あとは幸運を祈るだけだ。」

「そうか、なら授業後神社へ安全祈願しに行こうぜ。」

「神様に覗きの安全祈願なんかしてどうなんだ?逆鱗されそうで怖いよ。」

「いや、だってよ神だって色々溜まってるかもしれないだろ!?成功したら写真一枚くらい捧げればなんとかなるだろう?」


そういうもんか?まぁー暇だから付き合ってやるか。


「くく、神に頼る暇があるならもうちょっと作戦を粘ったらどうだ?変態。」

「なんだと!!」


いつの間にか薫が来ていた。


「よう!!調子はどうだ?」

「くく、ばっちりさ今日テストをして最終調整を行う。お前は?」

「いつでもだ。」


俺とこいつは問題ない。問題があるとすれば・・・


「わりーまだよういができてねーんだ!!」


とりあえず、殴っとくか。


「清掃員の服ははなんとかなったが、問題はピッキングの道具なんだ。鍵がどんな形してるかによって使うの道具が違うんだ。」


それもそうか


「なら、確認しに行こう。恐らく通るだけなら問題ないだろう。」

「だけど一瞬見ただけじゃわからんだろ?」

「通るなりにスマホのカメラで取ればいいだろう、念のため連写な。」

「なるほど、その手があったか!!頭いいな。」

「お前がバカなだけだ、変態。」

「なんだとロリコン!!」

「あぁ!?やるか!!」


はぁ〜本当に仲が良・・・「「良くない」」

聞こえたか


「んじゃとりあえず、放課後に会おうぜ」

「ああ、わかった。」

「ノープロブレム」


そして俺たちは解散した。


覗きの計画まであと少しだ。警戒しないといかんな。










said?


「お嬢様、彼についての連絡が届きました。」

「そう、見せてくれる?」

「はい、少々お持ちください。」


しばらくして、クロネコがやってきた。


「ご苦労様、ご主人のとこへ行きなさい。」

「ニャー」


クロネコは頭を下げて、すっと影へ消えていった。


「どれどれ、ふむふむ」


ものの数分


「これは間違いなさそうね。ぜひ我らの仲間にしたいわ。連中(アホども)が彼に勧誘する前に。」


少女らすっと立ち上がった。


「月はうつくしい。だが月を照らすには太陽が必要、そして光には必ず影ができる。あなたは、何かしら?」


ふふ、と笑いながら少女は学園の制服を身につけていた。


「私が直接、計る事にしたわ。誰もてを出さないでね。」


それは、注意というより威嚇に近いものだった。


時間は刻々と迫っている。






覗きの計画は今のところはばれてませんね。さて、三話目になりました。ヒロインもまだ登場していない、いつになったら出すって?それはわかりません。どうか、楽しみにしていてください。

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