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第1話:作戦会議、そして決行?

「ーーーあ、あ、こちら、スパイダー。応答願うどうぞ。」

「こちら、マウス。問題ない」

「こちら、パンサー。敵を目視で確認。オバー。」


まるでスパイ映画のようだ。なぜこんなことになってるかって?そりゃーもちろう。


「こちら、パンサー。女子どもが、風呂へ向かった。オバー。」


覗きである。俺らは健全な高校生!!青春を楽しまなくては後々、公開するぞ!!そもそもどうしてこうなったかというと・・・。


俺ら普段からエロい話しかしてない。


「この間、貸したエロDVDどうだった?」

「ああ、最高だったぜ。しかし、よく手に入ったな。」

「ふふーん。俺の情報網を使えば当たり前さ。」


俺こと、後藤たかひろは悪友である松本友孝と話していた。こいつ。見た目とは裏腹にとんでもなくすけべなやつだ。すると、


「お前は、お姉さん系が好きだな。」


こいつは、もう一人の悪友。西山薫である。


「そりゃーそうだろ!!スラリとした髪!!豊満な胸!!くびれた体!!最高だぜ!!」


唐突にすげっーこと言ってんな。


「ふん。これだからお前はダメなんだよ。」

「なんだと!!お前の方が俺は気色悪いけどな。このロリコン野郎が!!」

「黙れ、お前は真の女というのを理解してない。小さくて、どこか心配で親心をくすぐるあの体型!!お兄ちゃんなんて言われてみろ!!もう天国だ。」


お前もアウトだけどな。


「ねぇ。また変な話してるよあの三人。」

「しー、静かに。汚れるわ。」


ひどい言われようだ。だが、気にしない。


私立クレイトレス学園。


三年前までは、女子校だった。だが、近年の不景気と少子化のせいで、止むを得ず共学になったのだ。だから圧倒的に女子が多い。そして、全体の9割は美人な生徒が多いのだ。俺は、もう小学生の頃から決めていた。夢のハーレム!!リア充生活を望んでだ。


だが人生そんなうまくいくわけない。試験は受かったものの彼女いない歴=年齢なままだ。男子も少なからずいるが、俺たちを除いてはほとんどがイケメンだ。くそ!!イケメンめ、汚らわしい!!何人も女をたぶらかしやがって!!


だから俺らの恋人は。テレビの中にいる!!悲しいとしか言いようがないだろうが。そんなことをどうでもいい!!


そんなことを思ってると突然友孝が、


「なぁ?知ってるか?」

「なんだ?」

「明後日、男女混合で上級生と親善試合をするらしい。」

「それがどうした?」

「わからんか?スポーツ=体操服。体操服=着替える。着替え=脱ぐ。」

「まさか。」

「そう、覗きだよ!!」


はい。来たーーー!!覗きでイベント。普段俺らをバカにしてる女子共め、たっぷりとその身体を脳内に焼き付けてやるぜ!!


「で、どうする?」

「なぁーに、問題ない。こうもあろうかと事前に調べておいたことがあるんだ。」


すると、友孝が地図を取り出した。そして更衣室の奥の窓の近くのロッカーに手を伸ばした。


「前々からここは締まりが悪いらしくて誰も使ってないらしい。しかもこの大きさ。三人入るには十分だろう。」

「本当か?」

「ああ、間違えない。」

「ふふ、さすがは変態。恐れ入る。」

「黙れ、ロリコン!!」

「黙れ、エロ坊主が!!」


また、始めたよ。いつもこんなんだ。本当、仲がい・・・


「「仲良くない」」


あれま、読まれたか。


「それはそうと。問題がある。」

「どうした?」

「ここは入り口が職員室のすぐそこだ。ここに行くには。職員室を通る必要がある。しかもすぐそばには監視カメラまである。」

「要塞だな。」

「だから、作戦を考えた」

「なんだ?聞かせてくれ」

「それはだな・・・」


淡々と作戦を説明していく。簡単にまとめるとこうだ。


まず、俺が警報ベルを鳴らす。先生が出てくる。友孝は清掃員のふりをして、職員室に行き、監視カメラをダミーの映像と変える。薫はピッキングをする。作戦時間は約5分。


「出来るのか?」

「まず、先生(やつら)を全員追い出す必要がある。押しただけでは、全員が出るとは限らないし。清掃員の格好をしても、大勢いればバレる。なるべく少なくすることだ。」

「オッケー。任せろ。」


とにかく、ボタンを押しまくろう。


「そして、薫。」

「なんだ?」

「一応、ピッキング用具はこちらで用意する。だが、鍵の形状については俺は詳しくわないから。お前の腕に期待してる。」

「なめるな。僕を誰だと思ってる。なんだって開けてやる。」

「頼んだぞ。」


そして、俺らの極秘会議は終わった。


「集合は、明後日の昼休み。各地指定されたとこに着いたら俺に電話もしてくれ。話を聞かれないために隠語をつかう。」

「どんなことを言えば?」

「そうだな・・・。友孝、今日ゲーセン行こうぜだ。」

「了解。」

「では解散。」


キーンコーンカーンコーン。


授業が終わった。


「よし、帰るか。」


明後日の作戦のために色々と準備をしなければ。俺は、急いで階段を降りていた。


すると


「「「きゃーー!!天道お姉様よ!!」」」


なんだって!?


俺は思わず振り返った。そこにいたのは。


きらやかなロングヘアー、豊満な胸、綺麗なヒスイ色の目。くびれた体。誰もが美少女というだろう。


あれは、人間じゃない。天使だ。いや神様だ!!いやーラッキーだなと思っていると。トントンと階段を降りてきた。俺は、なぜか動けなかった。これが、見入ったというのか?


そんなことを思っているとだんだん迫ってくる。心臓がばくばく行っている。今にも破裂しそうだ。


そして、目があった。するとどうしたことだろう?突然止まって俺を見始めた。ん?何か俺に用があるのか?まさかな?


だか、すぐに姿勢を正して、淡々と階段を降りていく。そして横を通った時に。


「・・・・・た。」


!?何か聞こえたような?だか、振り返るともういなかった。


気のせいだと思い。俺は明後日のために学校もを出た。


とあるショッピングモールにて。


「えーと、サビ抜きスプーレーと、脱出用ロープ。滑り止めグローブ、色つけスプレー、ハンマーは家にあるから。」


俺は脱出用道具を買っていた。覗き終わった後はそのまま出るのは危険なのでロープを伝って出ることにした。場所が二回だけど相当な高さがある。念のため20メートルを買った。ただ、そのままだと、ロープが丸見えなので白く塗って見えにくくする。


「ほかにいる物は・・・ん?」


背後にないか視線を感じた。とっさに振り返るが何もいなかった。気のせいか?イカンイカン、俺緊張してるな。


「よし、これだけあればいいだろう。」


急いでレジに向かう。


「合計で、2583円でございます。」


むむ、痛い出費だ。だが、覗きのためならしょうがない。会計を終らせたたおれは、急いで帰宅し、準備をした。










said?


「気になるわね。」

「どうしましたか?お嬢様。」

「ええ、気になることがありまして。」


すると、彼女は立ち上がり鈴を鳴らす。一人の小さな女の子が出てきた。


「はい、およびですか?」

「ええ、彼。たかひろといったかしら?」

「はい。クラスでは、エロスリーのメンバーであり。女子からはとても嫌われています。」

「そう。面白い子ね。では、彼の後を尾行してくれないかしら?なるべく築かれないように。」

「了解です。」


数時間後。


「お疲れ、どうだでした?」

「はい、特に変わったことはありませんでしたが・・・」

「どうしたのかしら?言ってみなさい。」

「はい。尾行はばれませんでしたが気配を感じたのかやたら後ろを振り返ったりしてました。」

「まぁー見つからなかったとはいえ、あのたの気配には築いたなんて。」


少女はニヤリと唇をあげていた。


「彼は、何者でしょうか?」

「わかりません。ただ、彼の身内、または今までの出来事を資料にして見せてくれない?」

「かしこまりました。少々お待ちください。」


少女は空を見上げた。今日は満月。満月は人間が最も狂う日であり、そして、その美しさに誰もが吸い寄せられる。


「今宵、我らの悲願、絶対交戦(アレルガント)があらんことを。」




三作目です。学園者を書いてみました。いやーやっぱり書くのは難しいですね。

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