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第二十七話 さくさくと進んでいっているわけで……

すみません!!

中途半端なものを公開しました!


2018.1.7 完成版です。大変失礼いたしました!!

 勇者が残した宝、正直武器を作り出すチートな腕輪が強すぎる気もするけど、ここでも手にはいった。

 

「立派な冠……」


『マキ、つけてごらん』


「ええ、こんな角生えたでっかい冠を!?」


『大丈夫だから!』


 こんな獣戦士がつけるような兜みたいな冠絶対に似合わないよなーと思って手に取ると、可愛らしいティアラへと変化する。


「おお! さすがは勇者の残した物!」


 頭に装備すると、体中に力がみなぎる。さらに、頭のなかに大量の知識が流れ込んでくる。


「これは! ゲーム的な魔法!!」


 今まで魔法陣を構築して発動していた魔法を意のままに唱えられる知識、人には説明できないけど、そんな無茶苦茶な知識チートをゲットしました!


『マキならいい魔法戦士に成れるわね! あと、召喚術使えない?』


「あ、はい! えーっと……偉大なる精霊の王よ、我が友よ、今一度我が前に現れて汝の力を貸したまえ」


「……ん? マキっち今精霊の王って……」


 目の前に強大な魔力の渦が湧き上がり、光り輝く門を開く。

 中から美しい鳥が現れる。


『兄上お久しぶりです』


『メーリアか、勇者かと思ったら、聖女とは……ふむ。

 喚ばれたということは、魔王やつが復活するのか』


 メーリアに兄と呼ばれた鳥は美しく黄金色に輝く鶏。鶏だよなぁ……


『そなたが聖女か、ふむ、眷属に私の力を活かせる者がいるな。

 よかろう我が力存分に振るうがよい』


 巨大な光の塊となった精霊王様はそのまま私の体に潜り込んでくる。

 体が光に包まれ温かい……というか熱い……

 同時にリッカとの強いつながりを感じる。


「こ、これはす、すごいぞ! ミーは今精霊の深淵に触れている!!」


 リッカのとさかが金色に輝いて奮い立っている。完全にスーパー野菜人状態だ!

 しばらくリッカは精霊の長とのつながりと会話に明け暮れていた。

 この世の心理の一つに触れることによってリッカの豊富な知的好奇心は満たされていったみたい。

 おニーさん、精霊王のお名前はルーパス。

 この世界の精霊の頂点に立つすでに神に近い神獣、神鳥だ。


「これだけすごい聖獣を集めても大変なほど魔王って強いの?」


 私は気になっていたことを聞いてみた。


『そうだな、以前の勇者とともに戦った時も倒すには至らず亜空間へ飛ばして封印するしかなかった……

 4魔将が児戯と感じるほどの強さだった……』


『あの戦いに参加した聖獣は私も含めて永い眠りを必要としました。本当に強かった……』


「そんなに……」ゴクリ


『まぁ、君たちを見ていると、今回は大丈夫な気がするよ。

 前の戦いは勇者一人だったからな……』


『そうですね、勇者と肩を並べて戦える人がいなかった……

 それに比べれば今の皆さんは十二分に聖女を支えて戦える』


「はい! みんな頼りがいのある仲間たちです!!」


『それでは残す遺品もさっさと集めていこう、精霊の道を通るがいい』


 ルーパスさんを呼び出した門が再び現れて目の前で開いていく。


『ここを通れば次の目的地まで精霊界を抜けて移動できる。

 そろそろ魔王の目を攪乱していかんとな、たまには先手を取って一泡吹かせてやらんと気が済まん』


「次はミーの国サイドビーチ教国、霊峰カガルガ」


『本来は魔力によって作られた生きる洞窟を抜けていくのだが、まぁ今の聖女なら壁に触れるだけで逆に洞窟を支配できるとは思うのだが、抜けた先の霊宝の間に直接行くとしよう。

 これ以上雑多な敵と戦っても得るものなどないだろう』


「助かります……」


『お兄様あのご夫婦とは久方ぶりの再会ですね』


『ああ、あいつらは近くにいるとうっとおしいがしばらく見てないと少しは寂しくなる』


『ルーパス様、もしや夫婦というのは……』


『おお、ウイン殿、懐かしいなお主もおったのじゃな。そうだ、きっと今頭に浮かべている二人のことだ』


『懐かしや……お元気でおられるといいのですが』


 こうして精霊王様のご助力で精霊ロードを歩いているのですが、魔法使い3人衆がやかましいです。


「い、今まさに伝説の精霊界を通過してるのですね」


「信じられん、理論上では当然その存在は把握していたが、まさか自分がそこに立つ日が来るとは……」


「すごい濃度の魔力に満ち溢れていますね。やはり魔力の根源は精霊界にあるという学説は正しかったんだ!」


 さっきからこの調子で興味深そうにきょろきょろしたり地面を触ったりカベを調べたりしている。


『答えてやってもよいのだが、まぁ、人間自身でたどり着くといい』


 精霊王様も仕方なし、といって感じだ。

 私自身は冠によって得られた知識を使いやすいように自分なりに整理したりと結構ちゃんとやっている。

 

「なるほどねー魔力を§¶Θ±して構造変化させてΦξЛЩすることによって発現させるのね」


「くぅ……マキさんの言っていることがわかれば……」


「マキ君、今のもう一回、頼むもう一回!!」


 やっぱり魔法使い集がうるさい。


『真理に達したものしか理解できぬよ。聖女も説明しても理解はしてもらえん』


 精霊王様はそういうが、3人は諦めることなくいろいろと聞いてくる。

 いつも教えてもらってばっかりだからたまにはこういう立場も悪くないかも……

 特にトウジが必死になって私に教えを乞うなんて貴重。なんか違う物に目覚めそう……


『さ、間もなくつくぞ』


「「「え~~~~~」」」


 なんて失礼な3人組だろうか……

 目の前に突然入口と同じような門が現れる。

 音もなく静かに開かれる門を抜けると、雰囲気がガラッと変わる。


「さ、寒いーーー!!」


 そこは標高8000mを超す霊峰の最上部、宝玉の間。

 もちろん、気温はマイナス20度近くになる。

 しかし、寒いと思った時にはすでに魔法で気温操作をしていた。

 努力の甲斐がありました。

 宝玉の間、正確には宝玉の間へと続く扉は、こんな高所に作られたとは思えないほど重厚な石造りの扉で閉ざされている。

 細い山道を登って急にこんな巨大な建造物があるなんて違和感しかない。


『ここは精霊界に最も近いとこの世界では言われている、半神域のようなものだ。

 建築には私も手伝ったのじゃ』


 ちょっと誇らしげな精霊王様がかわいい。

 

「では、早速中へと入らせていただきます」


 私はその扉に手をかける。

 すると扉は私の手に反応して鈍く光りだしてその扉の重厚さとは裏腹に静かに開いていく。

 扉の中は、美しい庭園になっていた。








 



続きも頑張って書きます!

お見苦しいことをしてしまい申し訳ございませんでした!

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