出発準備。
二文字とはなんだったのか。
村に来て一夜が明けた。夜、一度ピッキングをしようとしたのか鍵がカチャカチャ・・・本当に夜這いする気だったようだ。
朝食はバイキング形式で、様々な料理が出ていた。なんとなく全部一口以上は食べないと気がすまなかったので、一口以上は食べた。中にはあまり好みではないものもあったが、大変美味だった。地元の野菜などを使っているらしい。
埃は周りの目など気にせず、料金の10倍はいくんじゃないかと思うくらいの勢いで食事をたいらげた。
そういえば、魔族の集落が森の奥にあり、さらにその向こうには人間の村と昔魔王城と呼ばれた城が隣接しているらしい。しばらくはそこを拠点としよう。魔王城は見学もできるという話なので、そこそこ楽しみにしている。
そういえば昨日かった装備だが、山賊が襲ってきたりとか、そういうこともあるかもしれないので、ある程度身を守れそうなものを買った。あとは弓。魔力が切れた場合攻撃手段がなくなるので、狙撃もできるようにだ。狙撃には特別なスキルの習得とかはいらないようだが、どうやらとっていた方が使いやすいという話だったので、近くにいた狩人のおじさんにスキルを教えてもらった。狩用の弓なので、今後の食糧事情は安泰だ。
ある程度の準備が整ったら出発することにしよう。
ということで、読んでいただいた方、ありがとうございました。誤字脱字などご指摘いただけると幸いです。