終焉。
ラストです。
レイの行動を始める頃には、既に結界は張り終わっていた。この場合、人に危害が加わることもなければ、建物が崩壊したりすることもない。この場でレイを認識できるのは3人、魔王とオンドとエリーナだ。とはいえ、直接触れることが出来るのは魔王のみだ。
魔王がわざと魔力を放出させ、レイをおびき寄せる。その隙にオンドがとある場所で昔習得した敵の魔力を抑える便利魔法のような何かを始める。もはやレイを敵と思っている模様である。
だが、実際そうなのだ。実際に、レイは街を破壊しようとしている。これを敵とみなさなければ、街を守ることは出来ない。加えて、今は宇宙人からの侵略などというクソSFチックなことも起こっているのだ。人間一人のためにたくさんの人を犠牲にしても無意味だ。
そしてオンドがちょうど魔法を発動したころ、ちょうど良くレイが到着した。
レイは静かに魔王を見ると、
「へぇ、昔あれだけのひどいことをされたのに、人間の見方するんだァ」
といかにも悪役な口調で言った。レイはそのまま魔王に向かって協力な魔法を唱えた。いくら魔力が弱まっているとはいえ、威力が最高級の魔法だ。相当の威力だろう。
しかし、魔王は気にも留めずに指先でその魔法を弾いた。
「お前の魔法なんぞ、私には効果ないよ。そうだな、残念だ。またか。」
そういって魔王は静かに瞬殺する為の魔法の詠唱を始めた。
「また・・・?それはどういう意味だ?」
オンドが問いかけたとき、レイは既に消えていた。魔王は静かに言った。
「それは、お前たちは一生知ることが出来ない。奴が、黎が罪を償うまではな・・・。」
そういって魔王は、結界を解いた。そのとき、既に黎という存在は世界から消えてなくなっていた。
「また、ですか。」
神殿のような建物の中央、玉座に座った女性が静かに言った。
「ああ、まただよ。」
その前にたっている魔王は言った。
「まったく、いい加減にしてもらわないと。結構面倒なんですよ?パラレルワールド作るのって。毎回若干条件変わっちゃうし・・・。」
女性はあきれながら言った。そしてぼそっと何かをつぶやくと、目の前にモニターが出現した。
そのモニターには、昔、黎が死に、転生したときと同じような光景が広がっていた。
*第一部へ*
end
ちょっと後半かいてて恥ずかしかった(汗)
なんかこういうの書くの初めてなんですよ。クライマックスって恥ずかしくなる・・・。
あと今思ったんですけど、後半になってきてちょっと不安になったことなんですけど、この世界のどこがレベル高いのかなって。人の心だって現代とさほどかわりはありませんし、強いて言うなら発展してるくらいですよね・・・。
ミスなどあったら訂正していただけると幸いです。




