日常Ⅱ。
息抜き回です。
「眠いなァ。」
黎はベッドに寝転がり最近手に入れた電子書籍を読んでいた。
「んな本なんて読んでるからだろ。」
埃は言った。黎は電子書籍を読むための端末を放り出して冷蔵庫へ向かった。
「こんなときはこれでしょ。」
冷蔵庫の中からエナジードリンクのような何かを取り出した。
「お前それ運動でもしない限り寝れなくなる奴だぞ。」
埃は軽くそれを飲むのをとめようとしたが、時既に遅し、黎は蓋を開けてぐびっといっぱい。
「ぷはァ。眠気が吹き飛んだ。いいねェ、これ。」
「夜寝れなくてもしらねぇぞ。」
埃はそういって自分も何か飲もうと冷蔵庫に向かった。冷蔵庫には小さな乳酸菌飲料しかなかったが。
埃はそれを一口で飲み、なぜか備え付けてあったピアノの椅子に座った。
黎はポケットに入っていたゴムで髪を結うと、そこをどけと埃に伝えてピアノを弾き始めた。
「お前相変わらず上手いよなァ。普通ピアノなんて弾けないぞ。まず教えてくれる奴が居ねぇしな。」
「じゃあなんで備え付けてあるのよ・・・。」
ただ、確かに弾いていて思ったのは長い間使われていないということだった。調律もあまりされていないらしく、時々音がずれていたりする。黎はそのたびに顔をしかめた。
「調律用の道具置いてあるだろうから、ちょっと借りてこようかな。」
そういって黎は部屋をあとにした。
今回まったく筋書きとは外れて普段の様子を。たまにはこういう回もいいんじゃないですかねって前にもやりましたっけこういうの。こういうどうでもいい話結構好きなんですよね。




