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湖のほとりで〜カタリナ王国物語〜  作者: 望月 まーゆ
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湖のほとりの決意

☆9、湖のほとりの決意


いつも通りの朝、つい最近までは湖のほとりまでソフィアと散歩していたーー


ソフィアが国王宣言した後からは一度も来ていなかった。


今日は、昨日のソフィアを無視してしまった事もあり何故か無性にこの場所に来たくなったのだ。


湖は、相変わらずキラキラしていた。

朝日を浴びて輝き、いつもならソフィアが大はしゃぎして駆け回っていた。


レオンはその光景を思い浮かべて少し口元を緩めた。


ふと、湖の少し奥の方に金髪の少し髪の短い白のワンピースを着た女の子が一人歩いているのが目に映った。


その女の子は朝日が逆光になり良く分からないが綺麗な可愛らしい姿だ。


レオンは、その女の子に見惚れてぼんやりと立っていると、その女の子は徐々に近づいて来たーー


「ーーレオン。」

聞き覚えがあるどころか何年もずっと聞いてきた声だ。


「・・・ソフィア・・・」

レオンは崩れ落ち膝を地面に付きソフィアにしがみ付き泣いた。


「ーーレオン。」

ソフィアは何も言わずただレオンの頭を撫でていたーー


朝日が二人を包むように優しく輝いた。



* * * * * * * * * * * * *


「あーーあのソフィア様・・・申し訳ございませんでした。」

頭を下げて謝るレオン。必死だ!


「いいのよ、レオン。私も寂しかったのよ。また明日も一緒にここに来たいわ。二人だけの秘密よ。」

ソフィアのその姿は今までの何年も一緒に過ごしてきたあの愛らしい可愛いソフィアその者だったーー


「そろそろ王宮に帰らないと、皆、私の姿がないと大騒ぎしてしまいますので。」

そう言うと、すぐさま王宮に向かった。


レオンは少し安心した。

いつものソフィアに会えたからーー


そして、改めて決意した!

彼女の為に、命を懸けて守ることを!


レオンは決意を胸にソフィアの後を追った。

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