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湖のほとりで〜カタリナ王国物語〜  作者: 望月 まーゆ
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悲しみの夜

☆6、悲しみの夜


いつの間にか寝ていたーー


まだ寝ぼけていて頭が働かない。

凄く騒がしい、人が凄く慌ただしく部屋を出入りしている・・・


ーー誰かの鳴き声がする。誰の?ーー


ハッとなって慌てて目を覚ますレオン。


「ーーお父様ぁぁぁ、うわぁぁぁん」

ソフィアの悲鳴に近い鳴き声・・・


ーーまさか・・・ーー



呆然となる中、使用人やらどっかの偉い人達を押し退け国王の部屋に入るーー


ーーソフィア・・・ーー


泣きじゃくるソフィア・・・


国王は亡くなった・・・


ソフィアはいつまでも、いつまでも亡くなった国王にしがみ付き離れなかった。



ーー何と声をかけて良いのだろう?

僕に何が出来るのだろう?

明日どんな顔をすれば良いのだろう?

ソフィアは、両親を亡くした、たった一人の肉親をーー



僕は、母親を知らない。

ずっと、お父さんと二人きりだ。

そして、ずっと王宮で育ったーー


母親の話は一度聞いたことがあるが死んだとだけ伝えられた。

なので、これ以上は聞かなかった。


お父さんも思い出したくないし、いつかちゃんと話してくれると思ったからだ。


僕には、お父さんがいる。

けど、ソフィアは・・・


ゆっくりと国王の部屋を出たーー

ソフィアには、声をかけれなかった・・・



いつの間にか空は薄っすらと明るくなっていたーー


僕に何が出来るんだろうーー



この日帝国から全世界の国々に条例案が提示された・・・




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