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湖のほとりで〜カタリナ王国物語〜  作者: 望月 まーゆ
21/26

カタリナ王国帰還


☆21、カタリナ王国帰還


バッツの所へ届いた手紙ーー

それはアーサーからの物だった。


= = = = = = = = = = = = = = = = =


帝国軍総攻撃開始。もって三時間援軍急がれ


= = = = = = = = = = = = = = = = =


「アーサーからだ!帝国軍が攻撃を開始した!もって三時間らしい。」

バッツがみんなに言うとーー


「ーー 三時間ってまだ・・・」

レオンは言葉を詰まらせる・・・


「飛ばすしかないだろう!!アーサーはとびきりの精霊使いだ。簡単には殺られない。きっと俺らが来るまで持ち堪えてくれる筈だ!」

レーベン・ハートは力強く言った。


ーー急ごう!!!ーー



馬を飛ばした。流石に途中馬を休ませたがそれでも出来る限り可能な限り急いだ。


普段なら半日かかる道のりを四時間と少しで駆け抜けたのだーー



レオンと反帝国軍バンディッツのメンバー総勢50名は遂に、カタリナ王国に到着した。


「ソフィアぁぁぁ!!!」

レオンは馬から降り走りながら崖まで近寄った。


崖から見下ろした景色は今まで見ていたカタリナ王国とは想像もしてない程かけ離れた

物だったーー



そこにいるメンバー全員が言葉を失う光景だったーー


「ソフィアぁ・・・そふぃあ・・・」

レオンは涙ながらふらふらと崖を降りて行く。


「ーーおい!駄目だ。まだ帝国軍が居るかもしれない。慎重に行かないと・・・」

バンディッツのメンバーがレオンを制止する。


するとーー


「ーー教会だけが不自然にほぼ無傷だ。

それに・・・まだ帝国軍が攻めてるぞ!」

バンディッツのメンバーが指を指す。


「急ごう!まだ人が生きていて応戦してるんだ!!」

バッツがレオンの背中を叩く。


「ああ!きっとソフィアがまだ戦っているんだ!」

レオンは涙を拭き、教会へと走り出した。



ーーソフィア、僕は帰って来たよ!仲間を連れてもうすぐそこまで来たよ。待っててくれ!ーー


帝国軍総攻撃開始から4時間30分ーー

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