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湖のほとりで〜カタリナ王国物語〜  作者: 望月 まーゆ
20/26

アーサーとピクシー

☆20、アーサーとピクシー


凄まじい爆音と共に無数の魔法攻撃が城周辺の街に降り注ぐ。


城全体にアーサーの精霊の大地魔法の防御障壁が貼られている。


但し、無敵ではないし継続時間も限られている。


いつかは剥がれるのだーー


そして、もう一つ街の教会にも炎の防御障壁が貼られている。


アーサーは皆には言わなかったが城に目を向けて教会の人間を逃がす作戦でいた。

教会には勿論、ソフィアもいた。


アーサーの顔は酷く疲れているーー


「アーサー様、大丈夫です?顔色が・・」

ソフィアが気遣う。


「精霊を二体同時に出して更に城の障壁にチカラを取られているのでね・・・」

アーサーは苦笑いを浮かべる。


「城は明らかに障壁が分かるけど、教会は一見普通の教会にしか見えない筈だ。教会が倒壊した時と教会の地下室の扉に誰かが手を掛けた時に緊急発動する障壁をかけている。」

アーサーは息を荒くしながら喋る。


教会に避難しているほとんどが女、子供だ。




ーーはあ、はあ、城の障壁が後、少ししか保たない・・・エルザ(大地のピクシー)の奴相当疲労している。ただの魔法攻撃じゃないのか?ーー


ああーーしんどい・・・放っておけば良かったのかな・・・


# 放っておけない癖に。良く言うわ。#


あっ?!誰だ?リサ(炎のピクシー)か。


#そうやって、お節介をやいて私達のことも契約してくれたじゃないの?#


知らねえよ。お前らが勝手に泣いて付いて来ただけじゃねえか。


#ふふふ。#


笑ってんじゃねえよ。シルフィ(風のピクシー)!


「お前らが居たから俺も頑張れたんだ!もう少し踏ん張ってくれよ!」


#勿論なの。#

#ええ。いつでも準備してるわよ#

#ふふふ。アーサーの為なら#


ーーマヂで、早く来てくれ。バンディッツー



帝国軍攻撃開始から1時間経過ーー

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