表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
湖のほとりで〜カタリナ王国物語〜  作者: 望月 まーゆ
18/26

反帝国軍バンディッツのメンバー


☆18、反帝国軍バンディッツのメンバー


反帝国軍バンディッツのメンバーは世界中に散らばっている。

なので、招集をかけてメンバーが揃うのに最低3日は必要だ。


バッツがいち早く情報を掴んで招集をかけていてくれてもバンディッツのメンバーの1/3も集まらないかもしれない。


もし、帝国軍が帝国騎士団全員を集めて攻め込んで来たのならば負け戦さとなる。


とにかく、急ぐしかないーー


カタリナ王国に戻っている途中にも次々とバンディッツのメンバーが合流してくる。


現在、ざっと20名程いる。


カタリナ王国まで後、半日ほどだ。


「ーーソフィア・・・今、現状はどんなことになっているのだろうか?」


レオンは居ても立っても居られない気持ちだったーー


すると、そんなレオンを心配してかバッツが声をかけてきた。

「心配するなって!俺たちの援軍が来るまできっと持ち堪えてくれてるさ!お前のとこの国王を信じろ!!なっ!」


レオンは気を遣ってくれるバッツの言葉が嬉しかった。


バッツ・シュティッヒ。銀色のツンツンした短髪で身長170センチくらい。痩せ型。

反帝国軍バンディッツの特攻隊長的存在で異端児とは彼のことだ。戦闘となれば物凄く、帝国騎士団に対抗するチカラの持ち主だ。


そんなとき、一匹のタカが帰ってきた。


しかしーー


タカはバッツの所へ降りると絶命した・・


何と無数の魔法攻撃を浴び、それでもバッツの所へ手紙を命と引き換えに届けたのである。


一体、手紙にはーー


ーーーー




* * * * * * * * * * * * *


予定より早く過ぎた・・・


気付いた時には既に包囲されていた。


困惑する人々、不安と緊張に駆られて既にいっぱい、いっぱいの状況だ。


ソフィアもまた、戦闘経験などないーー

どうして良いか分からなかった。


戦略・戦術といっても幾つかのトラップを仕掛けて置いたことと、カタリナ王国への通路を壊しておいて進入出来なくした。


カタリナ国民しか知らない連絡通路があるのでレオン達はそこから戻って来れるということだ。


しかしーー帝国軍は最も簡単に進入してきた。


こちらの策が幼稚過ぎた、考えが甘かった。

戦闘経験の差があり過ぎたーー


さらに、ソフィア達からは想像もしていない、相手は魔法を操るのだ。


結局、全ての国中の人々は恐れをなして王宮に皆、逃げ隠れしてしまった。


ーーどうすれば、私に何が出来るの?ーー


戦意を失った国民に掛ける言葉も見つからなかった・・・


みんなしーんっと静まり返ってるなか一人の男がやれやれといった感じで立ち上がった。


そう、この男こそがカタリナ王国に潜入していたバンディッツのメンバーだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ