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湖のほとりで〜カタリナ王国物語〜  作者: 望月 まーゆ
17/26

援軍要請

☆17、援軍要請



レオンが一通りカタリナ王国の話を説明するした。

男達は全員真剣な顔で話を聞いていたーー


そして、殺気を放つかのような目つきに全員なっていた。


「ーーコイツが話したことは全て真実でコレも全部裏が取れています。それどころか現在は今、ヤバイ状況なんですよ。」

この重い空気を裂くようにバッツが話す。


「ーーヤバイ状況とは?先程から急げ、急げと焦らせってるね、バッツ。」

レーベン・ハートは問いただす。


「はい!カタリナ王国に潜入している者よりタカでの連絡を通信によると現在既に帝国軍はカタリナ王国を包囲しているそうです。」

バッツは気まづい感じで言う。


!!!???


「ーーえっ?」

レオンの顔が青ざめるーー


「なるほど、帝国はカタリナが最初から従う筈がないと踏んで最終通告を出したと同時に既に動き出していたのか。」

レーベン・ハートは冷静に言った。


「・・・ソフィア・・・」

レオンはガタガタと震え出した。


「おい!ーー落ち着け・・・」

バッツが隣にいるレオンに声をかける。


「ーーお願いします。どうか援軍を。

代価は必ず支払いますので・・・」

レオンはガタガタと震えながら土下座した。


バンディッツのメンバーは神妙な面持ちで見ていた。


バンディッツのメンバーは顔を見合わせて、レーベン・ハートがゆっくり口を開いた。


「レオン君だったかな?私はこの反帝国軍バンディッツの当主レーベン・ハートだ。

君の必死の思い確かに伝わった。

しかしーー遅かった。時間が足りない。

何とかしてやりたいと思う。今から人数を集めてカタリナ王国に行っても間に合わない。」

レーベン・ハートは悔しそうに話す。


「・・・それでも、少しでも可能性があるなら・・・援軍を・・・お願いします。」

レオンは歯を食いしばりながら必死の思いを伝えた。


「ーーバッツ!!!」

レーベン・ハートが呼びかけると。


「ええ。既にこちらも招集はかけてますが間に合うか・・・・」

バッツは苦笑いを浮かべて答えた。


レーベン・ハートは椅子から立ち上がり土下座して動かないレオンの頭の上に手を乗せる。


「行くぞ!レオン。案内しろ!」

レーベン・ハートは力強く言った。


「はい!!!ありがとうございます!」

レオンは涙目になりながら叫んだ。


その声は地下室に響いたーー



ーー今すぐ戻る!頑張れよ。ソフィアーー

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