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湖のほとりで〜カタリナ王国物語〜  作者: 望月 まーゆ
16/26

酒場の男達

☆16、酒場の男達


チンピラ風の男に連れられやって来た酒場。


中に入ると船乗りやら冒険者やらでごった返していたーー


「あら〜〜!バッツぅお久あ」

店のウエイトレスが親しそうに話しかけて来た。


「よう!悪いがいつもの席を用意してくれないか?」

軽く挨拶を流し、先ほどとは違い真剣に話しかける。


「ーーはいよ。そこのお兄さん絡み?」

ウエイトレスも顔つきと口調が変わる。


バッツと呼ばれたチンピラ風の男は、ああ。と言った感じにリアクションした。


そうするとウエイトレスは酒場のカウンターから奥へと案内される。


「一体何処へ・・・」

レオンが不安がっているとーー


「心配するな、悪いようにはしない!

寧ろ、お前には良い話かもな。」

バッツはレオンを見ずに言った。


カウンターの奥の部屋は空き部屋で酒樽が二つ置いてあるだけだった。


「ーードアを閉めろ!!」

バッツはレオンに言った。


レオンは言われるがままドアを閉めると地下に通じる階段が部屋の床下に隠してあった。


バッツと一緒に下に降りて行くとそこには四人の男が椅子に座っていたーー


レオンはよく顔を見た。そこに居た人は全て昼間声をかけたことのある男達だった。


レオンが不思議がっていると一人の男が喋り出した。


「ーーコイツは何故か俺たちを嗅ぎまわっている怪しい男じゃないか?何故連れてきたバッツ!!」


「まあ、まあ。コイツにも色々と事情がありそうなんですよ〜〜!」

おチャラけて言うバッツ。


「事情があるっという事はコイツの内情や素性は全てに調べはついてるということだな。」

別の男が言う。


「はい!レーベン・ハートさん。」

その男に対しては真面目に答えるバッツ。


「ーーこの件に関しては本人から聞いた方が良いかと。それと、この件は速攻で動かないとヤバイですね!」

そう言うとレオンに言え!っと言った感じでバッツは顎をクイっと前に出した。


レオンは今日までの経緯を目の前いる男達に話したーー


ソフィアの父親の死、 帝国の要求、ソフィアの王位継承、そして今の現状を全て。




そこでようやく理解したこの男達こそ捜していた反帝国軍バンディッツのメンバーってことに。

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