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湖のほとりで〜カタリナ王国物語〜  作者: 望月 まーゆ
13/26

立ち上がるカタリナ王国


☆13、立ち上がるカタリナ王国



その日の夜にレオンはカタリナを飛び出した。


ソフィアは明くる朝から国中の人々と来るであろう、帝国軍を迎え撃つ為の準備に取り掛かった。


ソフィアは人々の先頭に立ち率先して準備をしたり指示していたーー


まるで昨日のことを忘れるかのように。



「ーーソフィア様、発注していた国民達の鎧や武器が届きましたよ。」

白髪の老人紳士が報告に来た。


「皆を集めて一人一人に配ってくれ。」

もう、ソフィアの目には迷いも涙もなく正しく騎士である。


人々に武器や防御が行き渡るとソフィアは王宮のエントランスに上がった。


「時は満ちた。皆、よく頑張ってくれた!亡き父の形見のカタリナ王国を易々と帝国に差し出す訳にはいかない。何より皆の故郷、皆の大切な財産をすべて持って行かれる訳には行かないのだ。自分達のモノは自分達で守れ!そしてカタリナの民よ、今こそ立ち上がれ!武器を取れ!戦え!」

ソフィアは天に剣を刺した!


国中から喝采が上がった!

湧き上がる歓声!


今、カタリナ王国は立ち上がったのだ。



* * * * * * * * * * * * *


「帝国軍の動きは?どの位で攻めて来そうなのだ?」

ソフィアが厳しい表情で白髪老人紳士に尋ねる。


「ウチは偵察とかそういうのはないので大凡ですが明日、明後日には来るでしょうな。」

白髪老人紳士は顎に手をやり考えながら答えた。


「そうか。では明日の早朝に配置し待機させるか。」



しかしーー



もうすぐそこまで帝国軍が来ているとは誰も予想していなかったーー



帝国とカタリナ王国の戦いが始まるーー


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