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第1話 


 アンドロイドと人の違いは何か? アンドロイドは人の姿を真似た人ならざる者。 生命体のように食事を摂る必要もないし、睡眠を必要ともしない。 エネルギー源さえあれば延々と稼働し続ける事もできる。

 アンドロイドに繁殖行為は必要ない。 代わりに、誰の手でも生み出す事ができるようになっている。 材料と設計図、技術力さえあればプラモデルのように組み立てる事が出来るし、将来的にはボタン一つで生成可能になる。

 アンドロイドと生命体は全くの別物だ、生命体が持つ『生』の概念が存在しない。 逆に、『死』という概念も存在しないに等しい。

 だから、家族もないし本来ならば感情すら必要ない物だ。 だけど、アンドロイドとは人間に限りなく近く設計されている。

 そもそも、アンドロイドに人間の代わりをさせるというのは大きな矛盾なのだ。 ましてや恋愛感情なんてもっての外。 繁殖行為が不要なアンドロイドに、恋愛感情は本当に必要なのか?

 これは俺が勝手に導き出した結論だし、現に研究者もそれを意図しているのかアンドロイドの感情をいくつか制限していると聞く。 以上の前提から、あえて言わせてもらおう。




 アンドロイドは恋をしない。 前提を理解していれば、至極当然な事だ。




   1

 誰もいない教室、冷房一つない蒸し暑い中で俺は黙々と端末に向かってキーボードを打ち込んでいた。

窓から風は入って来るが生暖かい風でちっとも涼しく思えない。 むしろ射しかかる灼熱が容赦なく俺に襲い掛かり、ますます体力を奪っていく。

科学の最先端にある街中だというのに、冷房が設置されていないのは流石に予想外だったが、以前と比べればこの異常な暑さにも慣れてきている方だ。

 とはいえ、こんな場所で勉強が捗るはずがない、俺は深くため息をついて気晴らしに窓の外を見た。

外では部活動に励む生徒達の眩い光景が広がっている。 こんなクソ暑い中、生徒達は汗一つ流さずに元気よくサッカーや野球に励んでいた。

一見普通に見えて異常な光景に疑問を抱かず、俺はしばらく頬杖をついてぼーっと眺めていた。 何も疑問を感じる事はない。 むしろこの街では暑さによって苦しんでいる俺の方が異端者だから。

カァンッと景気のいい音が耳に飛び込んだ。 バッターがボールを打ち返した音だ。 グングンと高く飛距離を伸ばしていくボールは間違いなくホームラン級の一発だったに違いない。 だが、この街では俺の常識は通用しない。

 外野の選手は高く打ち上げられたボールを見上げているかと思えば、腰を深く落とす。 次の瞬間、エンジンを噴かす音がしたかと思えば……選手が空高く飛び上がっていた。。

いきなり何を言い出すのかと思うかもしれないが、比喩でも何でもなく、俺は今自分で目にしている事をありのままに口にした。 一つだけ言えるのは、選手の足にバーニアの類が備えられている事だけは確かだという事だけだ。

 飛び上がった外野は見事、ホームラン級のボールをナイスキャッチ。 無事着地した外野は周りの選手からよくやったと拍手喝采。 奴らは俺がいる3階の教室よりも遥かに高く飛び上がっていった事、更に着地しても平然としている事に何一つ疑問を抱いていない。 勿論、俺自身も見慣れたせいか驚きはなかった。

 何故ならば、あの生徒達は人間ではない。 この街に人間は俺しかいない、俺以外は全て……人の手によって生み出された『アンドロイド』だ。




 俺の名は『進来(しんらい) 幸樹(こうき)』、この街に住む唯一の人間だ。 今年から高校生にあがった俺は、何を血迷ったかこの街へ留学という形で住み込む事となった。

何故人間である俺がこの街に滞在しているのか? それは去年、親父が死んだ事がきっかけだ。 俺の親父はアンドロイドの開発に携わっていた。 俺が滞在している『ファースト・アンドロイド・シティ』と名付けられた街の開発にも深く関わっていた。

特に捻りもなく面白くない街の名前だ。 一番最初に作られたアンドロイドだけの街、だからそう名付けられた。

この街へ滞在しているのは複雑な理由が絡んでくるが、簡単に言えば親父が夢中になって開発していたアンドロイドとはどういう物なのか? それを知る為だけにここで生活する事を決断した…といった感じだ。

 既にこの街で過ごして三か月近く経過している。 不便な事ははっきり言って腐るほどあるが、そろそろこの生活にも俺は慣れてきていた。

 だからと言って、この暑さを克服する術は未だに持っていない。 こんな調子では今日も集中できないだろう、俺は諦めてこのまま帰ろうと思った……その時。

「進来さん、まだ教室にいらっしゃるのですか?」

「うおっ!?」

 不意に背後から女の子に声をかけられた。黒髪に青い瞳のセミロングヘアー、おっとりとした顔つきの可愛らしい女子生徒。 いつも俺に声をかけてくる『(かぜ)(きり) (まな)()』だ。 一応言っておくが、彼女も当然アンドロイドだ。

この街で生活しているアンドロイドは、人が長き間研究を重ねてようやく実用クラスにまで発展した最新型モデルらしい。 限りなく人に近づけるよう設計されているので正直パッと見では人との違いはわからない。 本当に機械なのかと疑いたくなる程だ。

「いきなりどうしたのですか?」

「い、いやそれはこっちのセリフだ。 いつからそこにいたんだ?」

「ノックはしましたよ、コンコンって。 誰もいないと思って戸締りを確認したら、鍵がかかってなかったので覗いてみたのです。 そしたらまだ、進来さんがいらっしゃったみたいで」

 どう考えても機械とは思えない、完璧な日本語で風切は丁寧に説明してくれた。

「ああ、そうか。 悪い、全く気付かなかった」

「ダメですよ、私が悪い人だったら進来さんが誘拐されていたかもしれませんよ?」

 アンドロイドシティで犯罪があったケースなんて何一つ聞いたことないが、多分冗談なのだろうと受け取る。この街のアンドロイドには犯罪者の類とか、そういう悪い事を考える奴はいないらしい。 恐らくそういう思考にならないように制御がされているんだろう。 奴らが暴れ出したらそれこそ一大事だからに違いない。

「今日も補習ですか?」

「ああ、俺はお前らと違って出来が悪いからな。 こうして補習をやらざるを得ないんだよ」

 アンドロイドの頭脳は当然かもしれないが、人とは違う。 一度記憶した事はメモリーに蓄積されて絶対に忘れないし、応用だって簡単に利かせる。 当然テストも満点に近い成績が平均値だ。(一応、全員が満点にならないのは個人差を反映させた結果か?)そんな連中の中に凡人である俺が放り込まれたら必然的にそうなるに決まっている。 俺はなんでこいつらが学校に通っているのか疑問に思うぐらい理不尽さを感じている。

「そんな事ありませんよ、進来さんは一生懸命やってるじゃないですか。 隣、いいですか?」

「ああ」

 風切は椅子を持ってくると、俺の隣にちょこんと座った。 アンドロイドであると言えど外見は普通の女子生徒と何ら変わりはない、流石に隣を座られると俺だって緊張する。

「また、汗がたくさん出ていますよ」

「ああ、暑いからな」

「ふふっ、こう言う事もあろうかとタオルを常備しておきました。 ちゃんと、水で冷やしてきましたよ?」

「おお、気が利くな。 ありがたく使わせてもらうぜ」

 風切はいつもこうして放課後、俺の様子を見に教室にやってきては俺を助けてくれている。 唯一の人間であると言うだけで興味を持たれているだけだろうが、ここは素直に好意だと受け取っている。 嬉しい反面、同情されているみたいで嫌ではあるが。

「そういえば以前から気になっていたんです。 その、汗はどうしてたくさん出るのですか?」

「お前らと違って冷房が内蔵されているわけじゃないんだ。 こうして水分を追い出して体温調整をしてるんだよ」

「私にも汗は出ますか?」

「出ないんじゃないか? だって水分も取らないし体温調整も必要ないだろ?」

「でも、水だって飲もうと思えば飲めますしトイレにだって行きます」

「ああ、そうか。 なら冷却装置を切れば自然と汗が出てくるんじゃないか?」

「本当ですか?」

 冗談のつもりで言ったつもりが、何故か風切は急に目をキラキラと輝かせていた。 いつもの事だ、アンドロイドである彼女は人間に異様な興味を示している。 他の生徒達にも興味を持たれたりはしたが、それにしても風切はしつこいぐらい色々と聞いてくる。

 アンドロイドは一応、限りなく人と同じような生活を送るように設計されている。 本当は必要がない食事もできるし、風切が言った通りトイレにだっていくし運動だってする。 一体どんな技術が使われているのかまるで想像はつかないが、現物を目の当たりにすればその事実を認めるしかない。 こうしてアンドロイドというのは、意図的に人の行動を真似るように設計されている。 だから風切のように人間に対して好奇心を持つと言うのは、ある意味自然なんだと思う。

「じゃあ、私早速冷房切ってみますね」

「おい、やめとけよ」

 風切は凄く嬉しそうにしながら自分の胸元に隠されたいくつかのボタンを操作していた。 下着も谷間も思いっきり見えているのだが、本人はまるで気づいていない。 いや、気にしていないの間違いか。 紳士な俺はなるべく直視しないように目を逸らした。

「……で、どうなんだ?」

「暑いですね」

 ニコニコしながら風切は言った。 しかし、汗は出てこないようだ。 どうやら発汗作用までは搭載していないらしい。 そりゃ、不要な機能は実装しないだろうな。

「変ですね、暑いと思うのですが……何も出てきませんよ」

「ほら見ろ、というか汗なんか出ちまったらお前サビたりしないか?」

「しませんよ、防水加工もばっちりです。 そうじゃなかったらシャワーを浴びれません」

 風切は口を尖らせながら不満そうにしていた。 そんなに汗を掻きたかったのか、人間である俺にはよくわからない感情だ。 そもそもシャワーなんて浴びてる事実に驚きだ。

「さて、と」

 そろそろ帰るかと思い、俺は教材一式を鞄に詰め込んで鞄を肩にかけた。

「帰るのですか?」

「まぁな」

「課題は終わったのですか?」

「いんや、家で終わらす」

「終わるまで帰ってはダメなんですよ?」

「知ってる、でも今日中に終わらせればいいんだろ?」

「ダメです、ちゃんとここで終わらせないと怒られちゃいますよ」

「どーせ毎日怒られてる身だ、一つ怒られる事が増えたところで何ともねぇよ。 それにこんなクソ暑い中、真面目に居残りすんのもバカバカしいだろ」

 相変わらず風切は真面目な事ばかり口にする。 他のアンドロイドも比較的真面目ではあるが、彼女の場合は筋金入りの真面目、例えるなら委員長クラスの堅物だ…って実際風切はクラス委員長だった。 正直面倒くさいの一言に尽きる。

「私も今、進来さんと同じですよ」

「同じ?」

「ええ、暑くて体に上手く力が入りません、色々な事に対してやる気が無くなってしまいます。 進来さんがどうして毎日だらだらとしているのかと思えば、こう言う事だったんですね」

「どう見ても平然としているようにしか見えないが、それにお前は冷房を戻せばいいだけの話だろ? 早く戻したらどうだ?」

「ですから、進来さんの課題が終わるまで戻しませんから、もう少し頑張ってみませんか?」

 風切は微笑んでそう言った。 俺は思わずキョトンとしてし、その後深くため息をついた。

「わかったよ、俺の負けだ。 もう少し、課題を進めるよ」

 時々こいつの事を、本当にアンドロイドかと疑いたくなる。 何というか、本当に俺の扱いをよくわかっているらしい。 ここまで言われちまえば、流石に帰る気なんて失せちまうからな。

「その調子です、お互い頑張りましょうね?」

 俺が席に座りなおすと、風切はもう一度俺に微笑んでくれた。 まるで天使だ、俺じゃなかったら間違いなく落とされる男はいる。 だが、奴はあくまでもアンドロイド。 恋愛感情なんて一切持たないし、必要もない。 俺と風切はそのまま日が沈むまで、教室で静かに時を過ごした。




 夜、俺は学生寮へと戻った。 俺はここで一人暮らしをしている。 まずは腹ごしらえをしようと俺は冷蔵庫を開けた。

アンドロイドシティでは食糧は貴重だ、何故なら彼らが食事を必要としていないから。 だから実家から仕送りとして毎週貴重な食糧を送ってもらっている。 俺は限られた食材で一週間を過ごさなければならない、何故か街中にいながらサバイバル生活を強いられているようなもんだ。

今日は昨日炊いた米と余った食材でチャーハンを作る、料理はあんまり経験ないが一人暮らしをすれば嫌でも覚えなければならない。 やってみると意外と簡単に作れるもんだ、味は保証しないけどな。

 準備を進めていると、俺の携帯が鳴り始めていた。 慌てて俺は携帯を手にすると思わずげんなりする。 画面に表示されていたのはじいちゃんの名前だった。

「もしもし、いきなり何だよ?」

「おお、幸樹。 よく生きとったな」

「そりゃ俺のセリフだぜ、じーちゃん」

「カッカッカッ、ワシはまだまだ長生きするぞ」

 相変わらず元気なじいさんだ。 正直今の時代、じいちゃん程長生きできる人間はほとんどいない。 じいちゃんは今年で80を迎えるが、今や人間の平均寿命は40前後。 それは今、人類が窮地に立たされている事がはっきりとわかる数値だ。

「で、何の用だよ」

「どうじゃ、アンドロイドシティの生活には慣れたか?」

「まぁ、最初は戸惑いばかりだったけどな」

「そりゃよかった。 そろそろうちが恋しくなる時期だと思ったが、戻る気はないという事でいいんじゃな?」

「当然だろじいちゃん、俺は俺の意思でここにいるんだからな」

「うむ、その情熱はあのバカ息子そのものだな。 お前さんは本当に父親似じゃな」

「よせよ、俺は親父と違って頭は良くないし技術力もない」

「まぁそう言うな。 あいつが生きとったら大喜びしてるぞ、ようやくお前が本気でアンドロイドと向き合おうと思った事を知ればな」

 じいちゃんの言葉が深く胸に突き刺さる。 正直、俺はアンドロイドが嫌いだ。 何故なら奴らは、俺達人間の代わりを果たす為に生み出された存在だからだ。

「言っておくけど、俺はまだアンドロイドを認めてない。 なぁ、何で機械が人の真似をするんだ? そんな事に意味はあるのか?」

「さあ、わしには答えはわからんよ。 それを確かめる為にお前はアンドロイドシティに足を運んだんだ。 答えはお前自身で見つけるしかないじゃろう」

「……そりゃ、そうだけど」

 納得が行かない、何故父親は死ぬまで夢中になってアンドロイドを開発し続けたのか。 俺は気に入らない、人間よりも優れているくせに人間を真似ようとするあいつ等が。 この街に行けば答えは見つかる、そう思ったけど今は苦痛以外何も生まれなかった。 こんな調子で本当に答えを見つけられるのかどうか、俺にはわからなかった。

「おお、そうじゃそうじゃ。 こんな事話している場合ではなかった、もっと大事な話があるのじゃよ」

「大事な話?」

「実はわしらの地域もいよいよ食糧不足に陥っていてな。 今後お前に送る食糧を確保できない可能性まで出てるぐらいなのじゃよ」

「……マジかよ」

「という訳で、残念ながら今までの通り毎週お前に食糧を送る余裕はなくなってしまう。 アンドロイドシティでは多少食糧はあるのじゃろう? どうにか入手して乗り切る事は出来ないかという相談なんじゃが」

「まぁ、全くない訳じゃないけどさ」

 アンドロイドシティでは食事はあるにはあるが如何せん高い。 例えるなら高級レストランしか存在しないのだ。 それは彼らにとって食事が趣味の一つでしかないという事を意味する。

 つまり美味しい物をたまに食べると言う贅沢の為だ、逆に言えばそういう層にしか食事は需要がなかった。

 はっきり言って死活問題だが、向こうも事情が事情だ。 今後は何とかして安い食べ物を探さなければならないと考えると、そろそろ実家に帰って食糧不足問題について話し合ったほうがいいんじゃないかと真剣に思う。

「すまんな幸樹、ただでさえアンドロイドシティでの生活は大変だろうに」

「気にするなよ、この地球の現状を考えれば文句は言えないさ」

 俺は少し強がっていたのかもしれない。 だけど地球が今、危機的な状況に陥っているのは事実だ。

 200年前、地球上に巨大隕石が襲い掛かった。 隕石がもたらした被害は莫大だ、陸は海に呑まれ、衝撃波による物理破壊は勿論、最悪な事にオゾン層の破壊による大気汚染まで引き起こされてしまった。

その結果、地球は寒冷化の後、異常気象が続き作物が育たなくなり、大気汚染によって徐々に体は蝕まれ続け、地球の生命体は絶滅の危機を迎えていた。 今、こうして僅かに人類が生き残っている事自体が奇跡と言える程、俺達人類は追い込まれているのが現状だ。

アンドロイドシティだって例外じゃない、この異常な暑さも隕石衝突によって起こされた異常気象の一つだ。 だから年中蒸し暑いし、夜は極端に寒くなる。 まるで砂漠の世界だ。

こんな環境だからこそ、アンドロイド計画というのが生まれた。 もう、人はこれ以上、この時代を生き抜く事は無理だと悟ってしまったから、こんな計画が生まれたのだろう。

「しっかりやれよ、幸樹。 わしはいつでもお前の味方じゃからな」

「ああ、わかった」

 俺は携帯を切ると深くため息をつく。 外の空気でも吸おうと俺はベランダへ出た。 外はすっかりと冷え込んでいて肌寒い風が吹いている。 けど、夜空は地球の汚染が嘘のように見えるぐらい綺麗だった。 満天の星が輝いて、まだ生きているんだと教えてくれるように。

「まぁ、何とかなるだろ」

 弱気になってきた俺を少しでも落ち着けようと、俺は根拠もなく自身に言い聞かせた。 アンドロイドの奴らは、きっと人がこんな大変な思いをしていても何とも思わないんだろうな。 所詮ただ、人の真似事をするだけ。 所詮人が作り出した、ただの機械に過ぎない。

「俺はごめんだね、あんなのに人類の全てを託すなんて」

 こうなったら、この先意地でも長生きしてやろうと俺は意気込んだ。 まずは腹いっぱい食ってやる。 余計な電話で気が滅入ってしまったが、さっさと頭の中を切り替えて料理を再開させた。


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