表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

詩とエッセイ

エッセイ ブラック企業の夢

掲載日:2026/07/07

 私が30歳まで勤めた、大手電機メーカーの子会社は、超ブラック企業でした。

 休日は月に一日。

 それも徹夜明けの休みだったので、実質休日ゼロでした。

 残業時間は毎月150時間以上。

 ですが、ほぼサービス残業なので、タダ働きでした。


 職場の人々も酷かったです。

 優しいけど、仕事の出来ない上司。

 この上司のむちゃぶりが、いつも部下の私に下りて来る。

 そのせいで仕事は2倍から3倍の忙しさとなりました。

 私への評価は最低ランクなので、昇級して、給料が下がる事態にも遭いました。


 会社には、ブラザー制度というのがありました。

 先輩社員と若手社員が組となって、仕事の相談をするというもの。

 私が組まされた先輩は、ズルで太鼓持ちの先輩。

 上役には媚びを売り、後輩には威張る人物でした。

 お金の管理もズサンで、先輩が幹事をやると大変でした。

 私から、2000円多くちょろまかしたのも、この先輩です。


 この会社では、何かと理由を付けて、飲み会が開かれます。

 仕事のグループミーティングの後は、毎回飲み会でした。

 週に2回(たとえば水金とか)は飲み会だったと記憶しています。

 仕事の出来ない人ほど、飲み会で大騒ぎします。

 私は下戸なので、店の予約、集金、支払いをよくやらされました。


「二日酔いでも、朝会社に来れば良い。仕事なんかしなくて良い」と、何人からも聞きました。


 本当に仕事をしない社風でした。

 仕事の一つに、孫請けから来た「報告書」の表紙を破いて、自社の表紙を張って、親会社に提出する、というものがありました。

 工事見積も適当なので、私の上司は、孫請けから百万円も借金していました。


 20代の私が残業150時間以上も働き、(酒の)付き合いが悪いと減給された、この企業は、その後どうなったと思いますか?

 私は30歳で病気退職しました。

 会社はグループ再編で吸収され、現在は消滅しました。


 20年以上昔の悪夢を、今でも見ます。

 いつになったら安眠できるのでしょうか?


派遣先の上司は、面倒見が良くて、仕事が出来て、とても良い人でした。

今でも年賀状を交換しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ