職業病
場面1
日曜日、男は友達とゲームをして遊んでいる
「てかお前最近筋肉付いたなぁ〜なんで?」
「ああ、先輩が焼肉奢ってくれるんだ、体力つけろって」
「解体業ってすごいんだな〜」
PCから音が鳴った
「ん?誰だ」
「いいよ、待っとくから」
「おう、ありがと」
男はPCの前へ行き
「誰?」
「あ〜部長からメールだ、ちょっと長くなるから進めといて」
「ok」
男は慣れた手つきでキーボードを打ち込み、最後にターン‼︎とエンターキーを押し込んだ
「おぉ、いい音鳴ったねぇ」
「ごめんごめん。文章を最後まで打ち込むと書いてた時のストレスとかをエンターキーに乗せちゃうんだよね、職業病かな〜」
「あ〜わかる、辛いよね、職業病、俺もあるんだよ〜」
「そうか〜・・・・・・」
その時‼︎解体業の人の中にある"本能"があらわになった‼︎
解体業の人は近くのクローゼットを軽々と持ち上げ勢いよく地面に叩きつけ破壊した
「え⁉︎おい‼︎なにやってんだ‼︎」
「ごめん…職業病出ちゃった…」
「えぇ!!!!!!!」
「あ‼︎また職業病が‼︎」
解体業の人は台所から包丁を取り出して
「おいおい‼︎それをどうするんだ‼︎」
「この包丁、ギコギコはしません、刃が入ったら
スーッと意識が薄れていきます」
完