表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
995/1113

第九九五話、先行する第六艦隊


 よくもまあ、これだけ数を増やしたものだ。

 第六艦隊司令長官、三輪 茂義中将は思うのである。


 潜水艦隊を率いて一年経ち、今回の決戦にあたって潜水艦隊が集まったのだが、その数は、開戦時とは比べものにならない。



●第六艦隊:司令長官:三輪 茂義中将 参謀長:佐々木 半九少将


○艦隊旗艦:大型巡洋艦『塩見』

 付属:「伊404」「伊405」


 ・第一潜水戦隊:「伊16」「伊19」「伊21」「伊26」「伊27」「伊28」

        :「伊29」「伊32」「伊33」「伊36」「伊37」「伊38」

 ・第二潜水戦隊:「伊201」「伊202」「伊203」「伊204」「伊205」

        :「伊206」「伊207」「伊208」「伊209」「伊210」

 ・第三潜水戦隊:「伊52」「伊53」「伊55」「伊54」「伊56」「伊58」

        :「伊40」「伊41」「伊42」「伊43」「伊44」「伊45」

 ・第四潜水戦隊:「伊152」「伊153」「伊154」「伊155」

        :「伊156」「伊157」「伊158」「伊159」

 ・第五潜水戦隊:「伊10」「伊15」「伊23」「伊25」「伊30」「伊31」

        :「伊18」「伊20」「伊22」「伊24」

 ・第六潜水戦隊:「伊161」「伊164」「伊167」「伊170」「伊172」

        :「伊173」「伊183」「伊184」「伊185」

 ・第七潜水戦隊:「伊211」「伊212」「伊213」「伊214」「伊215」

        :「伊216」「伊217」「伊218」「伊219」「伊220」

 ・第八潜水戦隊:「伊221」「伊222」「伊223」「伊224」「伊225」

        :「伊226」「伊227」「伊228」「伊229」「伊230」



 第十三潜水戦隊:大型巡洋艦「大嵐」

  第六十潜水隊 :呂500、呂501、呂502、呂503、呂504

         :呂505、呂506、呂507、呂508

  第六十一潜水隊:呂509、呂510、呂511、呂512、呂513

         :呂514、呂515、呂516、呂517

  第六十二潜水隊:呂518、呂519、呂520、呂521、呂522

         :呂523、呂524、呂525、呂526


 第十四潜水戦隊:大型巡洋艦「大室」

  第六十三潜水隊:呂527、呂528、呂529、呂530、呂531

         :呂532、呂533、呂534、呂535

  第六十四潜水隊:呂536、呂537、呂538、呂539、呂540

         :呂541、呂542、呂543、呂544


 第十五潜水戦隊:大型巡洋艦「大崩」

  第六十五潜水隊:呂545、呂546、呂547、呂548、呂549

         :呂550、呂551、呂552、呂553

  第六十六潜水隊:呂554、呂555、呂556、呂557、呂558

         :呂559、呂560、呂561、呂562


 第十六潜水戦隊:大型巡洋艦「大滝」

  第六十七潜水隊:呂565、呂566、呂567、呂568、呂569

         :呂570、呂571、呂572、呂573

  第六十八潜水隊:呂574、呂575、呂576、呂577、呂578

         :呂579、呂580、呂581、呂582

  第六十九潜水隊:呂583、呂584、呂585、呂586、呂587

         :呂588、呂589、呂590、呂591


第十七潜水戦隊:

  第七十一潜水隊:「伊607」「伊608」「伊609」「伊610」

  第七十二潜水隊:「伊611」「伊612」「伊613」「伊614」

  付属:呂611、呂612、呂613、呂614、呂615

    :呂616、呂617、呂618、呂619、呂620


 第二十一潜水戦隊:大型巡洋艦「稲叢」

         :「伊521」「伊522」「伊523」「伊524」「伊525」

         :「伊526」「伊527」「伊528」「伊529」「伊530」

 

 第二十二潜水戦隊:大型巡洋艦「本宮」

         :「伊531」「伊532」「伊533」「伊534」「伊535」

         :「伊536」「伊537」「伊538」「伊539」「伊540」


 第二十三潜水戦隊:大型巡洋艦「戸倉」

         :「伊541」「伊542」「伊543」「伊544」「伊545」

         :「伊546」「伊547」「伊548」「伊549」


 第二十四潜水戦隊:大型巡洋艦「真砂」

         :「伊550」「伊551」「伊552」「伊553」「伊554」

         :「伊555」「伊556」「伊557」「伊558」「伊559」



 日本海軍の潜水艦として増えたのは、マ号潜の技術を利用した伊200型、伊400型くらいであろう。それ以外で増えた要因は、大量の鹵獲艦である。


 500番台は、鹵獲した潜水艦だが、これらは無人自動化されており、人員不足の日本海軍にあって、これだけの数を動かすことができる一因となっている。


 さらに完全無人化の潜水戦隊には、ヴラフォス級旧式戦艦を改装した潜水母艦兼、偵察大型巡洋艦が旗艦を務めている。潜水機能を有する一方、補給能力、戦隊指揮能力と、従来の潜水艦より大型の船体に様々な機能がもたされている。


「これだけの潜水艦があれば敵艦隊にも猛攻を仕掛けられる……のが普通なんだがなぁ」


 司令長官の三輪がぼやくように言えば、新任の参謀長である佐々木 半九少将が口を開いた。


「ここにきて、異世界帝国も大潜水艦隊を投入してきましたからな。正直、魚群を相手にしているようで、敵の物量には些か不気味ささえあります」

「深海の闇の如く、潜水艦で光が届かない」


 暗い海だ、と三輪は呟いた。水上には敵の大艦隊。そして海には、それを守るように敵の大潜水艦隊。


「数百の魚雷が行き交う潜水艦戦など、戦前ではまったく考えられなかった」

「はい。まさに未知の戦いとなります」


 佐々木は頷いた。マ式ソナーは多数の敵潜水艦を捕捉する。推定、数百の潜水艦がひしめく海。


「決戦の行く末に左右する戦いだ。敵潜を片っ端から撃沈せよ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ