表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
968/1112

第九六八話、イースト・カバー作戦


 日にちは少し戻り1月6日。アゾレス諸島と地中海マルタ島で戦闘が繰り広げられている頃、米海軍大西洋艦隊主力も動いていた。


 南米、東海岸上陸作戦『イースト・カバー』が発動されたのだ。

 北からフォルタレザ、レシフェ、サルバドル、リオデジャネイロ、モンテビデオに上陸、制圧する。

 大西洋艦隊は、その戦力を五つに分けて、上陸部隊を護衛。攻略支援を行った。



●アメリカ海軍大西洋艦隊(第4艦隊)


○第41任務部隊:モンテビデオ攻略部隊

 戦艦:「アイオワ」「ウィスコンシン」「ミズーリ」「イリノイ」「ケンタッキー」

 空母:「バンカーヒル」「ホーネットⅡ」「フランクリン」「タイコンデロガ」

 重巡洋艦:「セントポール」「コロンバス」「ホノルル」「ブレマートン」

 軽巡洋艦:「ビロクシ」「ヒューストン」「マイアミ」「アムステルダム」

     :「タラハシー」

 駆逐艦:21



○第42任務部隊:リオデジャネイロ攻略部隊

 戦艦:「メイン」「モンタナ」「オハイオ」「ニューハンプシャー」「ルイジアナ」

 空母:「オリスカリー」「レプライザル」「アンティータム」

 軽空母:「カボット」

 重巡洋艦:「オレゴン・シティ」「オールバニ」「ロチェスター」

 軽巡洋艦:「クリーブランド」「モントピリアⅡ」「デンバーⅡ」

     :「ヴィックスバーグ」

 駆逐艦:24



○第43任務部隊:サルバドル攻略部隊

 戦艦:「マサチューセッツ」「アラバマⅡ」「インディアナ」

 空母:「アゾレス」「バミューダ」

 重巡洋艦:「ファーゴ」「ハンティントン」「ニュー・ヘヴン」

 軽巡洋艦:「パサデナ」「トピカ」「ヒューストン」「ニューアーク」

 駆逐艦:19



○第44任務部隊:レシフェ攻略部隊

 戦艦:「テネシーⅡ」「カリフォルニアⅡ」「ペンシルベニアⅡ』

 空母:「ランドルフ」「ワスプⅡ」「ベニントン」「ボクサー」

 重巡洋艦:「フォール・リバー」「メイコン」「トレド」「ロサンゼルス」

 軽巡洋艦:「ウィルミントン」「ヴァレーオ」「ヘレナ 」「ロアノーク」

     :「サヴァンナ」

 駆逐艦:27



○第45任務部隊:フォルタレザ攻略部隊

 戦艦:「アリゾナⅡ」「ジョージアⅡ」「ロードアイランドⅡ」「デラウェアⅡ」

 空母:「ヨークタウンⅡ」「シャングリラ」「レイク・シャンプレイン」

 軽空母:「バターン」

 重巡洋艦:「ヴィンセンス」「クインシー」「ピッツバーグ」

 軽巡洋艦:「コロンビア」「サンタフェ」「バーミングハム」「モービル」

 駆逐艦:29


○第47任務部隊:船団護衛部隊

 戦艦:「コロラドⅡ」「ニューメキシコ」「アイダホ」

 大型巡洋艦:「アラスカ」「グアム」「ハワイ」

      :「フィリピン」「プエルトリコ」「サモア」

 軽巡洋艦 :「プロビデンス」「マンチェスター」

    :「ファーゴ」「ハンティントン」「ニュー・ヘヴン」

 護衛空母:「ウェーク・アイランド」「ホワイト・プレインズ」「カリニン・ベイ」

     :「カサーン・ベイ」「ファンショー・ベイ」「キトカン・ベイ」

     :「ガンビア・ベイ」「ネヘンタ・ベイ」「ホガット・ベイ」

     :「オマニー・ベイ」「ペトロフ・ベイ」「ルディヤード・ベイ」

     :「サギノー・ベイ」「サージャント・ベイ」「ケープ・エスペランス」

     :「タカニス・ベイ」「ウィンダム・ベイ」「フロスティ・ベイ 」

     :「モサール・ベイ」「ポーテージ・ベイ」「アラゾン・ベイ」

     :「アリクラ・ベイ」「アストロレーブ・ベイ」「ブキャレリ・ベイ」

     :「チャピン・ベイ」「ドロモイ・ベイ」「エルボア・ベイ」

     :「アラバ・ベイ」「トノウェク・ベイ 」

 護衛駆逐艦:105



 五つの戦闘任務部隊と、陸軍ならびに海兵隊を載せた輸送船団護衛の任務部隊。この護衛部隊は、五つの戦闘部隊に随伴するため、それぞれ47・1から47.5までの部隊に分割されている。


 戦艦3隻、大型巡洋艦6隻、軽巡洋艦5隻もそれぞれ分かれているが、各部隊の護衛空母は、すべてカサブランカ級であり、これらは魔核建造とは関係なく1944年中に就役したものである。週刊空母、アメリカの工業力の一端が垣間見える。


 戦闘任務に目を向ければ、正規空母はエセックス級が主力となっており、こちらは魔核建造の助けを借りたものの、やはり米海軍独自のもので構成されている。


 さらにアメリカ海軍初の装甲空母アゾレス級が2隻、作戦に参加する。基準排水量4万5000トン、搭載する艦載機は最大145機と、2隻でエセックス級3隻に匹敵する大型空母だ。

 戦艦群も、サウスダコタ級、アイオワ級、モンタナ級と軍縮条約以後が大勢を占めている。


 その中で、新顔となるのはアメリカの最強の新鋭戦艦アリゾナ級であろう。基準排水量7万8800トン。全長283メートル、全幅40.5メートル。一見すると幅の増したアイオワ級に見えなくもないが、その主砲はアメリカ戦艦初となる18インチ――50口径45.7センチ三連装砲となっており、日本海軍の大和型戦艦に匹敵、否、凌駕する大戦艦である。


 魔核の助けを借りて、現在6隻が就役。うち4隻――『アリゾナ』『テネシー』『カリフォルニア』『ペンシルベニア』が今作戦に参加している。

 合衆国の威信をかけた南米侵攻作戦『イースト・カバー』成功のため、大西洋艦隊の主力が出撃。

 エセックス級空母から飛び立った航空隊による先制攻撃に続き、各部隊は攻撃目標に対して侵攻を開始したのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ