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第五五九話、南米派遣艦隊、抜錨す


 1944年6月2日、日本海軍は内地より、南米派遣艦隊を出撃させた。

 その戦力は以下の通り。



 ●南米派遣艦隊:司令長官、古賀 峯一大将


○主力部隊

・艦隊旗艦:(航空戦艦):「出雲」


 第二戦隊:(戦艦):「大和」「信濃」

 第五戦隊:(戦艦):「相模」「越後」

 第七戦隊:(戦艦):「金剛」「比叡」「榛名」「霧島」

 第八戦隊:(戦艦):「石見」「出羽」「美作」「丹後」


・機動艦隊旗艦:(空母):「赤城」

 第六航空戦隊:(空母):「瑞鷹」「海鷹」「黒鷹」「紅鷹」

 第十航空戦隊:(空母):「隼鷹」「龍鳳」「白鷹」

 第三十一航空戦隊:(海氷空母):「海豹4」「海豹5」「海豹6」

 第三十三航空戦隊:(特海氷空母):「大海」「雲海」


 第十三戦隊 :(大型巡洋艦):「道後」「高見」「霊山」「迫間」

 第二十七戦隊:(防空巡洋艦):「宇波」「真室」「早淵」「瀬戸」

 第二十八戦隊:(特殊巡洋艦》:「那珂」「鬼怒」「球磨」「多摩」

 第八十四戦隊:(特務巡洋艦):「足尾」「八溝」「静浦」「春日」


 第六十二戦隊:(転移巡洋艦):「宮古」「釣島」

 第六十三戦隊:(転移巡洋艦):「勇留」「鳴門」

 第六十四戦隊:(転移巡洋艦):「豊予」「本渡」「大隅」


・第五水雷戦隊:軽巡洋艦「名取」

  第五駆逐隊  :「朝風」「春風」「松風」「旗風」

  第十四駆逐隊 :「楓」「欅」「柿」「樺」

  第四十二駆逐隊:「竹」「梅」「桃」「松」

  第四十三駆逐隊:「桑」「桐」「榧」「杉」


・第二防空戦隊:軽巡洋艦「能代」

  第六十四駆逐隊:「清月」「大月」「葉月」「山月」

  第六十五駆逐隊:「浦月」「紅雲」「春雲」「八重雲」

  第六十七駆逐隊:「雪月」「沖月」「風月」「青月」

  第六十八駆逐隊:「天月」「海月」「白月」「浜月」


・第三防空戦隊:防空巡洋艦「天神」

  第三十五駆逐隊:「大風」「西風」「南風」「東風」

  第三十六駆逐隊:「北風」「夏風」「早風」「冬風」



○前衛潜水艦隊

 第六艦隊:司令長官、三輪 茂義中将


 旗艦:大型巡洋艦:「塩見」

 付属:「伊400」


 第八十一戦隊:(戦艦):「諏方」

       :(大型巡洋艦):「石動」「国見」

 第八十三戦隊:(転移巡洋艦):「夕張」「青島」「矢矧」「香取」


 ・第二潜水戦隊:「伊201」「伊202」「伊203」

        :「伊204」「伊205」「伊206」

 ・第三潜水戦隊:「伊52」「伊53」「伊55」「伊54」「伊56」「伊58」

 ・第四潜水戦隊:「伊40」「伊41」「伊42」「伊43」「伊44」「伊45」

 ・第十一潜水戦隊:「伊183」「伊184」「伊185」

         :「呂38」「呂39」「呂40」「呂42」

         :「呂44」「呂46」「呂48」


 ・第十四潜水戦隊:特設潜水母艦:「にくら丸」「ほくろ丸」

   第六十三潜水隊:「呂527」「呂528」「呂529」「呂530」

          :「呂531」「呂533」「呂534:

   第六十四潜水隊:「呂536」「呂537」「呂538」「呂539」

          :「呂540」「呂542」「呂543」「呂544」


 ・第十七潜水戦隊:補給・潜水母艦:「ばーじにあ丸」「あいおわ丸」「迅鯨」

  ・第七十潜水隊 :「伊600」「伊611」「伊612」

  ・第七十一潜水隊:「伊607」「伊608」「伊613」

  ・第七十二潜水隊:「伊609」「伊610」「伊614」


 ・第二十一潜水戦隊:「伊15」「伊23」「伊25」

          :「伊30」「伊31」「伊18」

          :「伊20」「伊22」「伊24」



 指揮官は、古賀 峯一大将が務める。

 戦艦14隻、空母7+海氷空母5。大型巡洋艦7、防空巡洋艦5、特殊巡洋艦4、特務巡洋艦4、軽巡洋艦2、転移巡洋艦11、駆逐艦40、潜水母艦5、潜水艦62。

 合計166隻。駆逐艦の数も改装艦を含めてそれなりの数だが、潜水艦のほうが数が多い。


 鹵獲改修された新品も目立つ反面、旧型改修された艦も多く、性能は向上しているとはいえ、主力級より若干不安も隠せない。特に水雷戦隊が、警戒部隊である第五水雷戦隊というのがそれを物語っている。


 巡洋艦戦力では、大型巡洋艦がある一方で重巡洋艦が1隻もない。とはいえ、重巡洋艦の代わりと思えば、大した問題ではないかもしれない。

 そもそも水上戦闘より、対空、航空戦の方が多くなる可能性のほうが高かった。敵の空襲の備え、転移巡洋艦が11隻も配備されている。


 航空戦力は7隻の空母と、囮を兼ねた海氷空母が3隻。海氷飛行場『日高見』の代わりとして基地航空隊を呼べる特海氷空母の『大海』『雲海』が主軸となる。

 例の出番なく終わった200万トン級氷塊爆弾の氷を素材に使られた特・海氷空母は全長350メートルと、日本海軍最大空母の大鶴型よりも大きい。


 南米派遣艦隊は、すでに現地に移動していた第五回収隊――潜水回収母艦『白鯨』を旗艦とする部隊の転移中継装置を使い、南米エクアドルの西およそ1000キロにあるガラパゴス諸島近海に移動した。


 赤道直下のガラパゴス諸島――正式名称コロン諸島には、異世界帝国の前哨警戒基地があったのだが、アメリカ太平洋艦隊による定期的な攻撃によって廃墟と化して、現在は無人島となっている。

 その後、南米派遣艦隊は、アメリカ太平洋艦隊と合流を果たした。バックヤード作戦の時は刻々と迫っていた。

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