第一〇八四話、道化師作戦
ムンドゥス帝国軍フィリピン攻撃艦隊は、五つの戦闘群から構成されていた。
日本海軍の目を北米やマーシャル諸島から逸らすために発動された『道化師』作戦、その戦力の大半は、南米作戦『イーストカバー』やアゾレス諸島攻略作戦、そしてグレートブリテン島奪回作戦で撃沈された英米加の再生無人艦が配備されていた。
●ムンドゥス帝国軍フィリピン攻撃艦隊
○第1戦闘群:高速遊撃艦隊
戦艦:「アイオワ」「ウィスコンシン」「ミズーリ」「イリノイ」「ケンタッキー」
空母:「アゾレス」「バミューダ」
:「バンカーヒル」「ホーネットⅡ」「フランクリン」「タイコンデロガ」
:「ヨークタウンⅡ」「シャングリラ」「レイク・シャンプレイン」
重巡洋艦:「セントポール」「コロンバス」「ホノルル」「ブレマートン」
軽巡洋艦:「ビロクシ」「ヒューストン」「マイアミ」「アムステルダム」
:「ファーゴ」「ハンティントン」「ニュー・ヘヴン」
:「ウィルミントン」「ヴァレーオ」「ヘレナⅡ 」「タラハシー」
:「ロアノーク」「サヴァンナ」
駆逐艦:52
○第2戦闘群:戦闘主力艦隊
戦艦:「テネシーⅡ」「カリフォルニアⅡ」「ペンシルベニアⅡ』
:「メイン」「モンタナ」「オハイオ」「ニューハンプシャー」「ルイジアナ」
:「マサチューセッツ」「アラバマ」「インディアナ」
:「ジョージア」「ロードアイランド」「デラウェア」
:「コネチカット」「カンザス」「ミネソタ」「サウスカロライナ」
空母:「ランドルフ」「ワスプⅡ」「ベニントン」「ボクサー」
:「オリスカリー」「レプライザル」「アンティータム」
軽空母:「カボット」「バターン」
大型巡洋艦:「アラスカ」「グアム」「ハワイ」
:「フィリピン」「プエルトリコ」「サモア」
重巡洋艦:「オレゴン・シティ」「オールバニ」「ロチェスター」
:「ヴィンセンス」「クインシー」「ピッツバーグ」
:「フォール・リバー」「メイコン」「トレド」「ロサンゼルス」
:「ニューオーリンズ「サンフランシスコ」「シカゴ」
:「インディアナポリス」「チェスター」「ルイビル」
軽巡洋艦:「デンバー」「ヴィックスバーグ」
:「パサデナ」「トピカ」「ヒューストン」「ニューアーク」
:「コロンビア」「サンタフェ」「バーミングハム」「モービル」
:「リトルロック」「ガルベストン」「ヤングズタウン」
:「オークランド」「リノ」「フリント」
駆逐艦:84
○第三戦闘群:機動遊撃艦隊
戦艦:「ライオン」「テメレーア」「サンダラー」「コンカラー」「モナーク」
:「プリンス・オブ・ウェールズⅡ」「エリン」「エジンコート」
:「ヴァンガード」
空母:「インプラカブル」「インディファティカブル」「カレイジャス」
:「ヴィクトリアス」「アークロイヤルⅡ」「イーグルⅡ」
:「トライアンフ」「ヴェンジャンス」「ウォリアー」
:「グローリー」「パーシューズ」「マジェスティック」
:「オーディシャス」「レヴァイアサン」「テリブル」「マグニフィセント」
:「コロッサス」「オーシャン」「パイオニア」「シーシュース」
重巡洋艦:「サフォーク」「コーンウォール」「ケント」「ベリック」
:「ドーセットシャー」「ノーフォーク」「デフォンシャー」
:「ロンドン」「サセックス」「シュロップシャー」「ヨーク」
軽巡洋艦:「エディンバラ」「ジャマイカ」「ケニア」
:「ニューファンドランド」「モーリシャス」「セイロン」
:「フィジー」「トリニダード」「ウガンダ」「カルカッタ」
:「スウィフトシュア」「ベレロフォン」「シュパーブ」
:「バーミンガム」「グロスター」「リヴァプール」「マンチェスター」
駆逐艦:77
○第四戦闘群:船団護衛艦隊
戦艦:「コロラド」「ニューメキシコ」「アイダホ」「センチュリオン」
:「ミナス・ジェライス」「サン・パウロ」
巡洋戦艦:「インディファティガブル(旧)」「クイーン・メリー」
:「インヴィンシブル」
軽巡洋艦 :「プロビデンス」「マンチェスター」
防空巡洋艦:「ダイドー」「ユーライアラス」「シリアス」「ダイアデム」
:「カリブディス」「ブラック・プリンス」
:「アルゴノート」「ダナイー」「ドラゴン」「ダーバン」
:「シラ」「ベローナ」「スパルタン」「ロイヤリスト」
:「ハーマイオニー」「クレオパトラ」
護衛空母:「ウェーク・アイランド」「ホワイト・プレインズ」「カリニン・ベイ」
:「カサーン・ベイ」「ファンショー・ベイ」「キトカン・ベイ」
:「ガンビア・ベイ」「ネヘンタ・ベイ」「ホガット・ベイ」
:「オマニー・ベイ」「ペトロフ・ベイ」「ルディヤード・ベイ」
:「サギノー・ベイ」「サージャント・ベイ」「ケープ・エスペランス」
:「タカニス・ベイ」「ウィンダム・ベイ」「フロスティ・ベイ 」
:「モサール・ベイ」「ポーテージ・ベイ」「アラゾン・ベイ」
:「アリクラ・ベイ」「アストロレーブ・ベイ」「ブキャレリ・ベイ」
:「チャピン・ベイ」「ドロモイ・ベイ」「エルボア・ベイ」
:「アラバ・ベイ」「トノウェク・ベイ 」
:「シャムロック・ベイ」「シップレイ・ベイ」「シットコー・ベイ」
:「スティーマー・ベイ」「アングィラ・ベイ」「セティス・ベイ」
:「アクティヴィティ」「チェイサー」「フェンサー」
:「スリンガー」「アミール」「ベガム」
:「オーダシティ」「カンパニア」「ヴィンデックス」「ナイラナ」
:「アヴェンジャー」「バイター」「ダッシャー」
:「トラッカー」「バトラー」「アタッカー」「ハンター」「ストーカー」
:「パーシュアー」「ストライカー」「サーチャー」「レバイジャー」
:「アスリング」「エンペラー」「トランペッター」
:「エンプレス」「ケディーヴ」「スピーカー」「ネイボブ」
:「プレミア」「シャー」「パトローラー」「ラーニー」
:「セイン」「クイーン」「ルーラー」「アービター」
護衛駆逐艦:136
○第五戦闘群:ムンドゥス帝国自動艦隊
戦艦:15
空母:15
重巡洋艦:20
軽巡洋艦:20
駆逐艦:60
発案者である紫星艦隊司令長官、ヴォルク・テシス大将は、これら回収された無人艦隊によって日本勢力圏であるフィリピンを攻撃。日本海軍を誘い出し、これを消耗させようと目論んだ。
フィリピン方面の航空撃滅戦を仕掛け、案の定、防備が薄いと見てとったムンドゥス帝国軍は、攻略第一歩としてレイテ島に無人陸戦兵器軍を上陸させるのであった。