1章
思い付きで書いていくので文がめちゃくちゃかもしれません。
「よし、今日はこのくらいにしとくか」
そう呟いて、俺は野営の準備を始める。今日で森に入って一週間くらいになる。いつも、森に一週間籠り、町に戻って家に一週間籠り調査結果をもとにモンスターの研究をしている。
野営の準備も終わり、残りの干し肉を全部使いスープを作って食べていた。いつもは、狩ったモンスターなどで、料理をしている。モンスターの調査では、モンスターを食べることも非常に大切なのだ。
まず、そもそも食べられるのか、美味しいか、不味くても調理次第でおいしくなるのか、この調査だけでもとても興味深い、実際この調査のおかげで食用になったモンスターもいる。
そんなわけでいつもなら料理をするわけだが、今日はウルフの群れをみつけて、一日中追いかけていたため、食料調達できなかったのだった。
「今日は軽く調査結果まとめて早く寝るか、明日は街に帰るしな 」
今日は一日中追いかけた甲斐があって、ウルフの巣をみつけることができた。ウルフは基本5匹程度の一家族の群れを作って行動している。そしてオスは成体になると群れから離れ新しく群れを作るのだ。いわゆる一匹狼になる。
このウルフは、とても好戦的で見つかり次第襲ってくるので警戒が必要だ。そしてウルフの一番の強みはスタミナだ。丸一日は走り続けることができるので、巻いて逃げることが難しい。なので倒すか身を隠してやり過ごすしかない。
しかし、単体なのでウルフを倒す実力があればそれほど脅威ではない。たまに新人の冒険者が被害にあう程度だ。なので注意すべきは群れのほうになる。
群れは基本刺激さえしなければ襲ってこないが、例外もある。それは、生まれたばかりの子供がいる場合だ。その場合近づくと容赦なく襲ってくる。しかも群れで連携をとってくるので、囲まれたらひとたまりもない。
今回の群れは、幼体はいなかったのでその心配はなかったがもうすぐ成体になり一人立ちする個体が2匹確認できた。
「これは、帰ったらギルドに報告しとくか。」
ウルフの群れの行動範囲は半径10kmなので地図に巣を中心に10kmの円を描き記しておく。この範囲にはほかの群れはいないはず。
地図にはほかにも、出会ったモンスターや動物生えている植物など、今回発見したもののすべてがかいてある。
俺はもう一つ地図を取り出し、
「複製」
呪文を唱えるとさっき書いた地図と同じものができていた。この魔法は武器や生き物、食べ物などには効果がないが、こういう時には、同じものを何回も書かなくてなくて済むので自分は愛用していた。
「こっちはギルドに提出用だな。」
そうして一通り書いた俺は眠りについた。