げつようび せいじょ ようじょ
西暦2500年 4月某日。
春───。
真っ青な大空! 雲もない! すっごい綺麗! くっはー!
今日はげつようび! 晴れ!!
都会のアスファルト! 歩道! 歩くサラリーマンとOL! 通勤日和! 桜の花びら!
街路樹の桜が俺を祝福しているように狂い咲いている。
咲きすぎだ!! 地面が花びらのミルフィーユ状態だぞ! 嗚呼素晴らしい!
「ふひゅうううう」
胸いっぱいに深呼吸して桜の花香と新鮮な空気を味わう。
そして今まで忘れていた社会人となった喜びを思い出す!!
俺は自由だ! もう子供じゃあないんだ! 前を向いて歩く!
「ねぇ、あの娘」
俺のことじゃない。だから無視!!
俺は大人だから“あの子”だなんて絶対に呼ばれない!!
「絶対魔法少女の正体よね?少女っていうか幼女?」
俺は成人男性なので無関係、全く女って奴はくだらない事で騒ぐミーハーな生き物だぜ!!
「んでもってアレのモデルよね?」
絶対に俺の事じゃない! あんな雑誌のことなんて知らない! 忘れた!
俺には一切関係ない! OL女子の声が聞こえるが無視なのだ! 消えろ!
いや関係ないんだから無視ですらない!!
「そうだ、今日の天気は晴れ! めっちゃ青空!! 今日から俺は普通の社畜に戻るんだ☆ 」
手をグーにして天に向かって跳ね上がる! もう俺は決めた、俺は社畜に戻る!!
周りの人たちの黄色い声がうざい、視線が痛い。
「動いた! 跳ねてて新鮮♡」
「キャワいい! 変身しない方が可愛いとか反則じゃね?」
「あのぷるっぷるのアホ毛♡ うひょお!」
……えふん、俺は谷戸賢治。どっからどう見ても普通のおっさんで成人男性である。だからしつこい様だがあの声は関係ない、知らない。
「男だとか絶対嘘じゃん♡ あざとい♡」
「可愛すぎるぅうう♡ 誘拐してぇ♡」
「エビの様に跳ねるアホ毛掴みたい♡」
とあるアパートで一人暮らしをしていた。
今は色々あって1人じゃない、というか1人にしてくれない。
現在進行形で俺の側には何故か女の子がいる、しかも複数!
寝起きに女子に囲まれている、絶対に1人にしてくれない。
「………………」
そ、そうだ俺は古典ラノベ主人公のようにモテるのだ! 男として!! おっさんとして!!! 女じゃなくて!!
「…………鬱になりそう」
誰に向かって言ったか分からない、それにしたって外出しただけで世の中のこの扱いは酷過ぎる。
これから出社という時にこんなんじゃあダメだ!
やっと来た出勤日じゃあ無いか?
『私のヒモ女になれ』とか公然と言ってくるアホ女もいたが俺は男でパ、オヤジが好きだった古典ラノベのなろう系主人公じゃあない、ってかヒモ女ってなんだ!? 俺は男だからヒモだけで良いだろうがっ!? どっちにしろお断りだけど!
俺はつよい女の子に頼ってヘラヘラ出来る奴じゃ無い! わた……俺は地に足をつけた立派な社会人なのだ!
もう二度とヒロインとは言わせないっ!!
「会社の先輩たちを待たせてるんだ、早くのうちに出社していかないと! ぐへへへ」
説明すると俺は社会人一年目にて早くも鬱になり今年の4月1日から昨日までかなりの大型連休を取ったのだ、ぶっちゃけ繁忙期だったけどあのまま仕事してたら何してたか分からないから休んだ事は後悔していない…………いやそれはちょっと嘘だ。
休まなければあんな大騒動にはならなかった多少の後悔はある。
地獄だった、普通に会社来て営業して貴族気分の上級国民様に媚び諂ってた方がまだ良かったわ。あはは。
「でももう元の社会人だ! 今日から死んだような目で安心して豚のように働けるんだ!! 俺は自由だぁあああっ! 」
「なんか叫んでる、可愛い♡ 」
「尾けましょう♡ 尾行してプライベートを解き明かしましょう♡」
「絶対自宅突き止めたる! そんでもってー可愛がってー♡ お人形にするの❤︎」
…………なんか言ってる事が物騒になって来た。
まぁいつもの事だからヤバくなったらそれ相応の対応すれば良い。
そんな事より出社だ!!
俺は走った、コレが俺の選んだ結末だ! 俺は普通に戻るのだ!!! 走る、疾る、アイツみたいに俺も走って逃げる。
◆
駅の構内まで走ってきた。
コンクリートの床に男女の区画ごとに分けられた電車用の自動扉。
そして解放された空、西暦2500年と言えどこの風景はあまり変わらない。
「ふぅ、疲れたー」
息を切らさず、休まず徒歩30分の距離を少し遠回りで休まず走ってきた。一般的なOLにはついて来れないコースだ。ハイヒールではついて来れまい。
まぁ元々男であるこの俺に女如きが敵うわけもないのだが?
「しゅごく早い! 」
「ちっちゃいくせに! 絶対電車の中で触りまくってやるっ! 覚悟しろでゅふふ」
「ゼェゼェ、白銀の髪が揺れててきゃわいい♡ 捕まえて乱暴してやるんだから!」
普通に着いてきやがった…………ダメだったようだ。
まぁ今から会社に行くからその中には入れないけどね?
っていうかアイツら自分の会社は行かなくて良いのか?
「チラッとこっち見た! 電車でエッチな事してやる!」
「嗚呼電車の中であのロングの綺麗な髪の毛ハスハスしたい」
「うなじ、エロス❤︎」
い、今の時代電車は性別で完全に分けられている、満員時とかも関係ない。
性別ごとに定員オーバーになったら次の車両にされる。
誰がなんと言おうと俺の性別は戸籍も男だから女の車両には入れない、じゃなくて入らないっ!!
『まもなくぅ、車両が通過いたします。飛び出し防止ゲートに近づかないで下さい、前から男性車両4両、女性車両4両、聖女様専用車両1両となっております。間違えたら白服警備員にぶち殺されますので男どもは気をつけてぇ⤵︎下さい』
「…………………」
最後尾車両が好きな俺を知っているかのようなゲスい女車掌の声。
う、うん、俺は男だから前の車両に行こう。
じゃなくって戻ろう。
キィイイイイイイ、
「うげえ」
やって来た電車は異常だった、全9両の電車。長い。
前の8両はいつもの男女に分かれた青と薄いピンクの分かりやすい色だが、最後尾の聖女専用とかぬかしてた車両は真っ白に塗装され窓枠の縁にピンク色の塗装、薄紅色で花の塗装がなされていて内装もロイヤルな内装になってかなり異常な作りだった。
自動扉からはみ出ている!!!
そして聖女専用の車両の中には一人の女性が居た。
綺麗なレモン色の髪色にドリルみたいな縦ロール、そして白粉でも塗ったかの様な白い肌の後ろ姿。
この人の瞳はそれはもう綺麗な青色で、まるで今日の青空の様な色だ。
そして俺はその人のあらゆる事を知ってる、俺の会社の大手顧客で俺の友人女性で日本一の富豪だ。
でもうん、そうだな、よし!
俺は聖女ではないからドアが開く前に退散しよう。そうしよう。
満員御礼な時間帯なのに何故か誰も俺の周りに客が居らず前の車両を向くと人が構内で押し退けられてぎゅうぎゅうに詰められ俺に近づけさせない様にされていた。
白スーツの女性どもが通行止めしていやがった。
マジでやめて目立つ目立つ。
彼女らは全員で十人。
八人が客の対応をしている。そして残りの二人が俺の前で通せんぼ。
両の手を広げて退散させてくれなかった。
「お待ちになってください賢治! 」
「どこへ行こうというのだね? 」
二人は俺の目を見て少し怒っている様だ、いやいやいや怒りたいのは俺の方なのだが?
否ここは怒るべきだ。
「退いてくれ! こんな大掛かりな冗談についていけない、お前らがなんと言おうと俺は今日から普通のサラリーマンに戻るんだ!!」
ギン!
少し威圧すると二人の足がガクついて倒れそうになった。男さまの俺がやればコレくらいは当然のこと。
「賢治それは違う、戻るじゃないわ、サラリーマンは偽りの姿だったのよっ!」
うげ、始まった! いつものだ。
「賢治様私もそう思います、何をわざわざ貴女の様な高貴な女性が下々共の雑務などしなければならないのですか?豚小屋にいるダイヤモンドプリンセスなど居ません! 」
そぅら! 始まりやがった!
ふざけたこと言ってないで仕事しろ!
俺は男性だから勿論わざわざいつものあのセリフは言わない。
言うもんか!!
「ウッセー! 帰れ馬鹿! 」
「「ちょっと! 賢治! 仕事中に罵倒とか❤︎ ありがとうございます!!」」
「あ、相変わらずだな、おまえら」
実は彼女らは全員小学生の頃の同級生なのだ、だから若干慣れがあっても良いとは思うが流石にコレはやり過ぎだ、玩具にされてる感が強い。
プシュゥウウウ、
「うげっ!」
背後から電車のドアが開く音が、って言うか止まってから結構時間経ったと思うけどいつになったらこのふざけた電車は発車するんだ? もう良いから行ってくれ!!
聖女なんていないんだから!!
「再会して早々『うげっ』って酷くないかしら? まぁ可愛いんだけど?」
レモンドリルが中から出てきてこっちを見る。やっぱすっげー綺麗だなこの人。
「お、おはよう御座います、ローザさん、しかしこのお出迎えは少々悪質なのでは?」
「ケンジ、まだ自分が男だとか嘯いてるの? 」
白人顔負けの肌の白さ、藍色の瞳にキリッとした表情。
この人はもって生まれた顔だけの女じゃない。
その艶やかな美しさは彼女自身が普段から武器商人という世界中を股にかけ厳しい交渉ごとをして来たことで得た人生の刻み、矜持と言えるだろう。
今日も綺麗だ。
赤を基調としたドレス、白のラインとリボンで赤色を映えさせている。
しかしレモン色の髪の頭には必ず母親の形見の藍色のリボンでつけてそこだけは譲れないらしい彼女の強い意志が見える。
ネット上では『吸血公女』だの『金髪ドリル姫』だのなんだの言われてる。
だが本人はただのロリコンだ、俺は知っている。
俺は男で大人だからその性癖とは一切関係ないが。
「楼座さん」
見上げて声をかける。
俺の方が年上だが、今の俺にとってこの人は友人である前にクライアントだ、出勤時間はまだだが今のうちに精神を修正しておかないとボロが出る。
「女友達にそんな呼ばれ方されたくはない、というより悲しいです気軽にあの時のように“このメス奴隷が”とお呼びなさい」
おい、吸血公女。
「俺は…………!! イヤそうじゃなくて! 」
「早くお入りなさいな、この車両は私と貴女のものなのですわ、入らないと後が滞って大被害が出ますわよ? まぁ余裕で私のポケットマネ〜で払えるので問題ないですが、ささ!」
いや、お前がエスコートするのかよ。
まぁ年下少女が同級生を顎で使ってるのは見たくないけど、っていうか男の俺がエスコートしなきゃダメなんだけど、そんな余裕はない。
「………………他の人待たせるわけにはいかないから仕方なく取り敢えず乗りはするけど、すぐに降りるからな」
「私もそこで降りるから問題ないわ、貴女の勤めてる会社は私の資産になりましたから」
「へ?」
「一緒に行きましょう?会長の私の“お嫁さん”として出社しましょうねぇ、ぐふふふ♡ 賢治は私の嫁」
その日本語、使い方間違ってる。
嫁だと子供の妻になるんだが? …………いや、そんなことより
「ば、買収された? 俺の会社が?」
「嗚呼♡ 無様で全てに裏切られたその顔♡ それが貴女の最高にシ❤︎い顔よ」
「お、女の子が❤︎コいとかいうな! アホ!」
ぐわしっとレモンドリル嬢が俺の肩を鷲掴む、い、痛い!
「!!? 幼女がそんなはしたない台詞を言ってはダメよ! ケンちゃん!! 誰なのシ❤︎いとかそんなゲスな言葉を教えたアホは!!」
お前だ! じゃなくて人を幼女とか言うな!! 俺は23歳の成人だ!!
そして。
「俺は男だ!! 女じゃねぇええええええっ!!」
俺の必死の訴えはやはり誰も聞き入れてはくれなかった。駅の構内に俺の幼い女みたいな声が響き渡る、この身体嫌だ。
「ケンちゃん、エイプリル・フールはもうとっくの昔に過ぎていてよ」
じゅるりゅ
舌舐めずりをしながら俺をふざけた車両に強制的に載せようと肩を掴んだ手を俺のわきに入れて持ち上げる。
「あはぁ♡ 軽い! 凄く軽い!! 貴女達も持って見なさいな! 感動するわよ」
「良いんですか? でわ♡」
「デュフフフ♡」
「ズルイ! 私も」
女達が、白服もみんな俺を目掛けてやってきた。
その様はまるで砂糖菓子に群がる働きアリのようだ。
「ぬがぁあああああっ!! 殺すなら殺せ!! 優しく触るなぁっ! 髪の毛を嗅ぐな! 耳を舐めるな! あ、頭を撫でるのは止めろ! それだけはパパ…………取り敢えず止めろぉぉぉぉおっっ!!! 」
ぎゅうぎゅうにされて死にそうだ、男の俺がこんな状況にいたらきっと問答無用で痴漢認定されてしまう、ぶっちゃけちょっと悪い気はしない、でも嫌だという気持ちだってあるんだ!
「ダメだぞ!! 御婦人達、幼気な少女にそんな痴女行為、とても看過出来ん」
ざん!!
疾風。
鍛えられた太く無駄のない綺麗な足を持つ少年の様な少女。
晴天の色の様な綺麗な青髪。
晴れやかな青空を連想させる明るい表情。
コイツは俺の好きな人にすごく似ている。
助けてくれた、だけど。
「…………ふ、ふん! お前なんか大っ嫌いだ! 」
変態女共の間を縫ってそいつは俺をお姫様抱っこで掻っ攫った。
他にも手を繋ぐとかあるだろうにわざわざお姫様抱っこで!! くきぃいいいいいっ!
「悲しい事を言うなぁ。でも君のピンチに私は意地でも必ず駆けつける。やめてくれと言っても必ず助ける。君は私の聖女なのだから」
ムカつく! ぜ、全然かっこよくなんかない! 全然好きにもならない! 嫌いだこんな奴! でも助けてくれたんだよなコイツ、だったらお礼はちゃんと言わないと。
社会人としての常識だ!
「た、助けてくれて有難う」
「ふふ♡その綺麗な眼を合わせて言ってくれればもっと素敵だぞ?」
コイツの表情はいつも明るくて目を合わせられないくらいに眩しい。
「調子に乗んな! ばーか!! アホ!!!」
ヤバイ、コイツが眩し過ぎて変な言い回ししかできない!! さっきからガキみたいな言葉使いになってしまう。
「浪川楼座、私のマスターであり魔法少女である聖女を誑かそうとした事は…………今は問わない! だが二度目は無いぞ」
「あら、とても怖い表情ね? とても元アイドルとは思えない」
そうだコイツはアイドルをやめちまったんだ。俺のせいで。
それは悪い事をしたと思う、お姫様抱っこは許さんが。
「…………私も同行しよう、何か話があるのだろう? こちらもお前に聞きたいことがたくさんある!」
そして俺はそのままの態勢で電車の中に連れられた。お姫様抱っこのまま
「降ろせ馬鹿」
「駄目だそんな命令は聞かない。ここは私と君の敵の陣だ、降ろさない」
「敵じゃない友達だ」
そうだ楼座は年下だけど友達なんだ、俺はただ友達と電車に乗ろうとしていただけだ。
しかしコイツは俺を意地でも離さない。
「降ろして差し上げたら? すっごく嫌がってるじゃない?」
「そうはイカンさ、お前はこの娘を降ろした瞬間襲いかかってくる、この娘のチョロさを利用しようとしても私の眼は全てを見通す」
ぬぐぐ、コイツは嫌いだがコイツの目は信用できる、ここは降りない方が無難か?
「本当に忌々しい眼ね? なんで貴女の様な奴に宿ったのでしょう? 私にこそ相応しいのに!」
楼座さんの目が一気に悪女な目つきに変わる。
女って怖い。
「さぁな、さてそろそろ出発したらどうだ? 私は別に直立状態でかまわんぞ?」
俺を抱いたままロイヤルな列車に乗って、しかし椅子には座らず楼座を警戒したまま決して俺を逃さない。
「そうね、話も進まないしね? 貴女にも聞いてもらおうかしら私とケンちゃんの悪巧みを」
そう言うと白服の女性と楼座だけが乗る、それを確認した車掌が運転手に合図を送るとドアが閉まり発車する。
俺は女の腕の中でハンモックに揺られる様に少し揺れながら窓の外の風景を観ていた。
なんでこんな事になったんだっけ? そう思いながら俺は過去を思い出す、絶望と混沌と恥辱にまみれた引き篭もり休暇の日々を。
元を辿れば俺があのゲームアカウントを相続して始まった様な気がする、俺は選択肢を間違えたのか?
だが後悔はない、間違えるべき選択だったと今でも思っている。
あれは4月1日、エイプリル・フールの日に嘘みたいな出来事が沢山起きたんだ。
黒色の可愛い魔法少女、青色のクールイケメンな魔法少女、黄色のラーメン大好き魔法少女、ピンク色のすっごく良い子な魔法少女、白色の老獪な魔法少女、そして黄緑色の忌々しい魔法少女。
色んな魔法少女達…………。
色んなセクハラ。
色んなことがあった。
ありすぎたんだ。
〈謎妖精の次回予告〉
そんなわけで始まりました、癒らし異世界戦線!作者がやらかして小説削除されてイチからプロット作り直して完全新作()でお送りいたします!
そう!私は作者ではない!この“謎妖精アン”が次回予告をナレーションさせていただく!!
次回予告!!!
血に飢えたトラック(概念)に轢き殺された父親の葬式から早四ヶ月! 四十九日も過ぎ去って社会人1年目が終えようとしていた西暦2500年の4月1日エイプリル・フール!! 賢治は鬱になって引きこもり特別休暇をとる! この軟弱者!!
そんな谷戸賢治の前に幼なじみにして元カノの七緒が公務員として現れオヤジのゲームアカウントを売ってくれと懇願される! 果たして七緒の狙いとは? そして賢治の選択は!!?
第一章 つよくてにゅーげーむ 魔法少女覚醒編
第一話 嘘をついて良い日など存在しない。
見てくれないとお前を呪っちゃうぞ!!?
_____________________________________________
〈作者〉
呪いません。
どうかブックマーク、レビュー、評価、感想などできる範囲で何か応援して下さい! 励みになります!
次プロローグを挟んでから1話始まります。この次回予告 (後書き)は各話の最終部につけます。
いいねポチ、ブックマーク登録、評価加点、何かしら形で応援していただけると励みになります!よろしくお願いします!