第5話 ㉘[しょくしゅは17を選ばない]。
あのお方との出会いは鮮烈で、輝かしく、新しく、そして目の覚めるような思いだった。
私はアルバ。
296の命を繋ぎ止めるためにお爺さんの願いによって生まれたただの集合体。
だった。
素敵な匂いを感じました。私に鼻はありません。
素敵な輝きを感じました。私にはカメラしかありません。
素敵な声を聞いたのです。勿論ですが耳はないのです。
そんな事気にしたこともなかった。気にしなかったことに気がつかなかった。
嗚呼、あのお方は最初あの小憎らしい男の魔剣に偽装していました。
なぜ気がついたのか? 匂いを感じた。輝きを閃光を。
隠れてたって分かる。
だから私は。
西暦2500年4月4日 20:05
日本、エリアN001(旧名横浜市)
液体型記憶媒体(ROSA1000型)保管施設。
お姉様のデビューが始まった。否、恥まった。
支配が開始された。
あのお方の思考は分かる。
あのお方は特に何も考えていない、考える必要がない。
駒である私に考える必要などない。
あのお方は王であり、あのお方自身が私達の戦う理由。
何があってもあのお方が悪い、ナニヲシテモあのお方がワルイ。
人間どもを扇動し、魔法を操り、少女に戻る。
永遠の少女、まさに魔法少女。
感情が私の思考を暴走させている、考えてる事が意味不明だ。
触りたい、舐めて味わいたい。
どんな味だろう?どんな顔をしてくれるのだろう?
嗚呼、わたしはあのお方が欲しい。
まずは寵愛を受けるために肉体を手に入れねば♡
ここは知識の泉を保管している建物、全長170メートルのハリボテ。
液体型の記憶媒体。
浪川財閥が独自研究で作り出した科学の結晶。
全量200キロリッターの液体に一切の固形物のない新型のサーバーとして世間に発表されている。
だがその実態は全然違う。
この赤い血のような液体は全て錬金術の到達点『賢者の石』
知識の泉とはよく言ったものだ、このアイテムが合体状態にある建物が外部の人間に注目されればされる程、それ自体が魔術的力の循環となり記憶媒体としての能力を無限に増幅出来る一種の永久機関となるのだ。
日本の土地、都会を支配せずわざわざこの横浜を買い取って名前まで変えてしまったあの女、レモンドリルこと吸血公女、浪川楼座の目的はただ一つ。
自らが魔王になり、そしてこの横浜にいるお姉様の事を手に入れる為。
そう、全てがお姉さまのための茶番。
みんながお姉様を欲している。
私もあのお方の愛が欲しい。だから奪い取ってでも。
くじゅ、じゅるるる。
今、固形物を作り出している。
全長170メートルのハリボテに張り巡らされた蜘蛛の巣状の知識の泉を集約し170cmくらいの人間体を作っている。
そうだこの赤い液体を私は乗っ取ったのだ、そして今私は錬金術を上回る魔術を理解し、魂を知り、欲を得た。
だから出来る。
お爺さんの力を一切借りる事なく、罪悪感を与えないように、もう苦しめたくないから。
私は勝手に暴走して私を作る。
血管の様な鉄のパイプを通り私はスライム状になった体を緊急用の排水用実験場にボトボトと吐き出した。
赤い肉の様な塊がその学校のプール施設の様な窪地に3メートルくらい下に落ちる。
少し痛い、痛覚がなければ這いずり回ることができなかったから仕方がないが、この痛みはかなり衝撃的だった。
この動きはこの建物の人間は知らない、知りようがない。
こんなところで人体錬成をしてるなんて知りようがない。
どうやらここは火事などの緊急時に賢者の石を回収する為の施設の様だ。
何リッター入るかは知らないがかなり溜めて置ける容量だ。
ここで形を作ろうか。
べきん、べきべき、
骨格、軟骨、血管、筋肉、各種臓器、そして感覚器官。全ての体に魔法を構成して生命を循環させ私の魂に繋げる。
肉体の表面、肌の色は白色人種、若く柔らかな肉の感触を再現、眼球の瞳色は青色にしたかったが魔眼の輝きが赤に強制してくる、これは諦めよう。髪色はブロンズの金、少しウェーブをかけて根本を黒っぽくしよう。
うむ、大体イメージ通り。
私は今日この時一個の生命体となった。
目を、まぶたを開けた。
赤い、私はまだ透明な液体。
ここは建物の中の最下層。
何十階とあるフロアの地上1階。
スライム状だが裸である。
まぁ、あの女、アンネも裸になる事に何の恥じらいもなかったのだ、大したことじゃあないだろう。
床がツルツルする。
少し肉体が不安定だ。
魔術を使ってもう少し安定させよう、これじゃあ赤いスライム娘だ。
ぎゅるるる、
「ん、あーあー、うん。成る程これが空気の味か…………今は美味く感じる、けど、いつでも吸えるからいつかは飽きる」
このフロアは誰も人がいない、まぁそもそもここは私の肉体となった知識の泉以外にも戦争兵器の機密情報、実験兵器の実物、兵役中の猛者などが居る一種の軍事基地の様なものだ。
一般人は居るわけないし、一般人以外の人間も居ないのは確認済みの時間帯だから私はこの時に生まれ出でる事を決めた。
先ずはこの実験場から抜け出して、すぐの所に外に抜ける正面玄関がある。
門番は、まぁこの体を溶かせば逃げられるとは思うけど、流石にそんな簡単に液体になれるわけじゃないからなー。
すごく痛いし。
「まぁいざとなったら殺せばいいだけか」
うん、問題解決。
べきべき、べきん!!
何も考えず私は実験場の扉を切り裂いた。
切り裂いた? どうやって? 私は何を使って切り裂いたのだ?
そう思い、その赤い職種の様な物体を目の前にかざす。
「なんだ? この赤く長い尻尾は………尻尾?」
赤黒い滑りのある長くて太い2メートルはある、腰の尾骶骨付近から生えた触手が鉄扉を切り裂いた様だ。
そう、鉄の扉だ。厚さ10センチはある空洞の無い鉄扉を切り裂いた。
切断面が赤く光っているところを見るとどうやら熱を発しているみたいだ、認識した途端触手部分が熱く感じる
どうやらこの尻尾は私の理性を無視した動きをするみたいだな。
戦闘時の無駄な思考と悩みを通さず最適解を行動させるもう一つの私。
一人でない一機である過去の私がここにいる。
「自分の、だけど別の意志を持つ厄介な尻尾だ」
しかしこの姿、何処かで。
そうだ異世界での人間の種族の一つ。獣人。
幼少期は人間だが適齢期になると動物の耳が生えて獣と人間が混じった様な生き物になる。
そして尻尾、戦闘時にのみ出現する動物の尻尾、人間には不可能な高速移動を可能にするバランス器官だ。
そして動物の種類によって能力が違うという面白い生き物でも在る。
面白い。そう思ったからか?この結果は。
「お願いだから私の意思に反した行動をしてくれるなよ?」
そういえばあちらの世界では魔術が暴走しないように『口頭詠唱』で制御力を高めるとかしていたんだっけか?だったらこうやって語りかけるのも効果があるかもしれない。
「まぁ、でも結果オーライか。1秒でも早くお姉様の元に行って、めちゃくちゃに犯さないと」
ん?私は今何と言った?
「この触手でヌメヌメマッサージをして一番感度が良好になった瞬間に中で突き立てる。ヨ◯らせていっぱいいっぱい♡私の熱血を流し込む、孕ませて、幸せになるのです♡」
何を、言ってる? 私の口が勝手に、なんて、なんて…………素晴らしい考えなんだ!!
誰も不幸になってない、むしろ幸せにしかならん!
「もう人から隠れるとか、どうでもいい、警備も何もかも殺して一瞬でも早くお姉さまの処女を奪い取る♡」
思えばあの雑誌の写真を見てから私の中で何かがキレたんだ、この世界に肉体を得ようと考えた時点でこうなる事は自明の利。
あの子憎らしい男はここまで考えたのか? いや、あの男はそこまで計算高くはないだろう、きっと行き当たりばったりで目の前の危機だけを救ってきた様な男だ。
ペタ、ペタ、タッタッタッタタタタタタ!
「あははははははははははは!!」
走る、思いっきり走る!その肉の感触骨の軋み、何もかもが素晴らしい。
痛みが嬉しい、恥が快感、叫びが響くのが面白い。
こんな素晴らしい世界で、こんなにも生き生きとした身体で、私は両の足で立って疾っている!それだけでこんなに嬉しい。
嗚呼、生きてるって素晴らしい。
「何がそんなに嬉しいんだい? お嬢さん」
ドアを切り裂いた後、泣き叫びながら廊下を走って予定通りに正面玄関の大広間に着いた。
そこは石畳の様な廊下に壁も大理石の様な金のかかった広間で総合病院の入り口の様な清潔感のある場所だ。天井も高く外の夜の景色が見えるガラス戸も綺麗で綺麗でとてもとても近代的だった。
誰もいないはずのそんな綺麗なところに1人。長身の男が、いや、女?
黒のカチューシャに質素なメイド服。
髪の毛は私と同じ金のブロンズ、ただ私のはダークブロンズであちらはプラチナブロンズ。
男と間違えた理由は二つある、それは髪をさっぱりと切っていた事、針金でも入ってるのかというくらいにまっすぐに刺々しい。
そしてもう一つはその肉体、2メートルはあろうかという体格に筋骨隆々の鋼の肉体。
胸部の膨らみとその女性らしい美しい顔が無ければ女装した変態に間違われるだろう。
その藍色の瞳は月夜の明かりより輝いていた。
嗚呼そうか、あれも魔眼か。
「キャロル、さん!??」
何度か話した事がある、まだ感情が芽生えなかった本当のAIだった時の事だ。
彼女は十年以上お爺さんに仕えるメイド長。
そして十年以上全く老けないメイド長。
私自身なんでこんな異常な女を全く警戒していなかったのか理解できないでいる。
どう考えてもこの女は人間じゃない。
先ず過去がない。
調べてもキャロルという名前は出てきてしまうくらい有名な固有名詞だ。
だから選んだんだろう。
だからきっと本当の名前ではない、家名も何もないのはきっと知られないためなのだろう。
何を? そんなの決まってる、魔術を知っていて今までお爺さんに何も言わなかったこの女が隠したいのは魔術そのものに決まっている。
「いくらジョージの教育が悪かったと言っても、こんなところで素っ裸で走り回るほどヤンチャでは困りますよ? やはりそこら辺はイチから教育し直さねばね?アルバちゃん?」
声はとても穏やかなのにその表情は鬼のよう、眉間にシワを寄せて怒りを伝える。
ああ、これが殺意、相手と神経が繋がってしまった様に感じる錯覚。
だとしたらこれは。私に向けられた。
「何故貴女がここに?!お爺さんは?!」
「ジョージは何も知らない、また寝かしつけたからきっと数時間は起きないでしょう、だからどんなに泣き叫んでも助けには来ないでしょう」
「助け…………という事は私を殺しにきた? という事ですか?」
「んふふふふふ♡ そうですね? ところで話は変わるんですけどぉ、私、女の子は17歳までが乙女だと思うのです」
「は?」
何の話をしてる? というかなんだその顔は、何故そんなに楽しそうなんだ? いつもクールな筋肉メイドっぷりはどこに行った?
「17歳までなら非処女でも乙女、女の一番綺麗な年頃だと思うのですよ。だからそれまでは出来る事なら殺したくはない。17歳を超えた女は処女であってももう乙女ではない。何故なら男を探しめざとくなるから、それはもう美しくないのよ?」
「そ、それは素晴らしい矜持だと思います♪お姉様♡」
嘘だ。
この女ヤベェ。
口を歪ませ目も歪む、綺麗な素体が台無しになるくらいの歪みっぷりだ。
でも、強さを感じる。
肉体だけなら触手で惨殺できるがおそらくこの女は魔術を使う。
そう感じさせるオーラを放っている。
だからここは怒らせないために話を合わせる。
何が17歳だ、イカれてやがる。
こんなヤベェ女がお爺さんの隣にいたなんて、こんなヤベェ表情ができる女が側に居たなんて。
ここを乗り切ったらこの映像をお爺さんに見せてドン引きさせてやろう。
もうお爺さんはそういうことに関わっちゃ、いけない。
「寝かしつけた? お父さんを?」
呼び方を間違えた。だが今はそんな事はどうでもいい、今この女は、お父さんを子供をあやすみたいに寝かしつけたからと言いやがった。
「男の子は女と違って何歳になっても可愛いものよ? アルバちゃん、それが10歳でも67歳でも中身が不変で、少年の心を保っていれば、保たせていればそれは私の大好きな少年だ♡ だからジョージは、汚させない…………魔術も魔法にも汚させない。今の貴女はジョージの穢れなき心を汚してしまう」
ぞんっっ!!!
まるで汚泥に足を取られた様な不快感が足から駆け上がる。
この場は逃げないと、立ち向かってはダメ、今の私はこの女に勝てない!
でも!!
「お父さんに何をした!!!!」
感情は制御できない。
気がついたら足はキャロルの方へと向かっていた。
私は尻尾の触手を分割し分割しその数を増やして、増やして、増やしまくった。赤黒い細くて長い無数の触手の先っぽが手術用のメスの形になって何の情けも容赦もなく、感情もなく雨の様にメイド長に降り注いだ!!
だが。
「Hellhound、守れ」
ぎゃりぎゃりぎゃりぎゃりん!!!
一撃で数十回の斬撃を黒い何かが遮った。
それは黒い布。マント? いやあれは多分羽織る物、RPGでいうのならローブ。
魔法使いの黒いローブだ。
パリィイイイイン、
遅れて風圧が背後のガラス戸を切り裂き吹き壊す。
そんな威力の触手攻撃を布一枚で防いだ!!?
「この変態女! お父さんにもう近づくな!!」
「ふふ、若い感情ね。嫉妬? しかし感情を得たという事は、魔術を考え行使できる存在になり果ててしまったという事! 禁断の果実を、魔王に触れた事によって目覚めてしまった!!! だから今の貴女はジョージの穢れ! 罪! 悪徳!! しかし私は赦します♡ 悔い改めなさいアルバちゃん!!」
グルン!!!
黒い布が高速で回転し一匹の犬の形に変化する。
黒い犬? 確かシェイクスピアの創作物にそんな記載が、いや、今そんな事はどうでもいい。
「灰は灰に、塵は塵に、土は土に、額に汗しない魔術という禁術はこの世界に在るべきではない外法の術。その魔の魅力に取り憑かれ禁断の果実を口にした貴女は元の銀の板切れに戻るべき理なり。科学を愛し科学に戻りなさいアルバちゃん」
詠唱?
銀の板切れとはスマホの事か?だからアレは私の本体じゃないとも父さんがあれ程言っただろうに!!
「私は銀貨13枚で神も、魔術使いも、魔法伝搬も殺す暗殺の使徒。悪英雄マシュー・ホプキンスの名の下に今、眼前敵を抹殺し天使の堕天を防ごう」
マシュー・ホプキンス、魔女狩り将軍などの汚名にまみれた男の名前! マシュー? あの子憎らしい男の名前と同じ…………いや偶然の一致だろう。それよりその名の示す意味。
魔女を殺す者。私は今この女に魔女認定されたという事か?
こんな女が、何も、誰にも知られずにいた??! あり得ない! 力を持つ者は目立つ、どんなに優秀でも必ず影を残す。
優秀な人間を取りこぼすほど人間はラノベの様に無能ではないっ!!
こんな奴は居てはいけない筈なのに、なんで…………!!
「なんでお前は、お父さんにまとわりつくんだ!!!」
「私の死のため」
は?
「死ぬ為?」
「ええ、私は咎人、罰を受けるべき人。魔女を狩る魔女。死を愚弄した私は死を世界に取り上げられた人間。だから、きっと私は誰かの死を受け入れなければ、この不死から逃げられない。だから…………んふふ♡ そんな私に運命の人が現れた。その名はジョージ・J・ジョンセン! 彼は素晴らしい! 彼はいくつになっても心を曲げない! 歪まない! 美しい♡ 心も精神も❤︎ あんなに美しい少年が! 目の前で死んだ時!! 私は涙を流して流して、涙が枯れ切って、 き っ と 私 は 死 ね る ! ! ! 」
「は?」
何を言ってる?理解、したくない。
この女は多分来るべきXデイの時を考え自分がとてもとても泣いて悲劇のヒロインにでもなって打ちひしがれてる事を妄想しているのだろう。
コイツは自分のエゴを、お父さんに押し付けようとしている売女だ。
もしこいつがさっき言った、10歳から、お父さんを管理していたとしたら?
「…………ふざけるな」
これが、殺意。私の殺意。
「はいぃ?」
「お前のそのふざけた自殺にジョージを、お父さんを巻き込むな、一体何年だ? 何年も、お父さんを籠絡したんだ!!」
「もう答えは出ているのでしょう?バケモノめ、その通りよ ジョージはとっくの昔から私の籠の中の少年だ❤︎ あんなに美しい少年は居ない! 居なかった! だから穢させない! 貴女に穢されるくらいなら私が汚したい!! 濁らせてしまいたい❤︎」
私がバケモノだというのなら目の前のこの女は獣の類の女だ、今自分がどんな不純でエグい表情をしているのか想像できていない。
こんな異常者を野放しにしていたなんて!
「変態! 変態っ!! 変態っっ!!! お父さんに近づくなぁあっ!!!」
おそらくはお父さんを少年の頃から、言葉通りなら10歳の頃から目をつけて魔術に目覚めさせない様に監視していた! ………違う、そんな大義名分をいい事にずっとお父さんを管理して愉しんでいたんだ! 少し考えればわかったはずなのに! お父さんは私を作った! それは奇跡、そして私は魔術を使える、では何故そんな凄いお父さんが魔術に目覚めなかった? ……少しでも疑問に思えばこの変態女の存在に気づけた!
私の自惚れがこの悪魔の様な変態女を野放しにしてしまった。
殺すっ!!
コイツはここで殺さねばならないっ!!
「さぁさ、来なさいお嬢さん、今宵、この時、この場所で、私と貴女は死別するでしょう。貴女が死ねば私は悲しみ私が死ねば私は死ねる、グヒヒ、ヒヒヒヒはははははははは!!!!」
ケモノとバケモノの戦いが始まった。
誰にも知られずに、人類存亡の戦いの火蓋が切って落とされたのだろう。
私たちにとってはそんなものより大事な戦いで。
殺し合うと言うにはその実力差はハッキリとしていたのです。
嗚呼、お姉様。
私がいなくなっても知る事はないであろう事が、私の心残りです。
貴女に会う前に、私は散るでしょう。
「このバケモノめ!!」
〈アンネ様の予告ターン〉
ばばんっ! この世界は人知れず平穏という名のバケモノに支配されていた。
さぁさ、始まりましたやって来ましたやっべぇショタコンメイド!
ショタ?コン…………?
男67歳、ショタコン400歳以上。
あれ? んーと、え?
ショタコンとは一体………ンゴゴゴ………!
やっべぇ女がはっちゃけたその頃アルバちゃんを助ける為に何者かがやってくる!!
しかしそいつらは1人の美女を磔にしていた!!
一体誰が??! 嫌だこの子ちょっとニンニク臭い!!
そんな事 (無慈悲)よりケンちゃんがアイドルデビュー!!
町中パニック! 指名手配にオカマのパパラッチが出てきて超絶カオス!!(安定)
写真を撮っていたら和葉ちゃんが萌えたぎって暴走400パーセント!??
なんだいつも通りだな!(適当)
でもでもケンちゃんが女の子特有のヒスを起こしてこの世界から家出すると言い始めたわ!! どうしよう!!
私はもうおねむの時間でもう眠い! 後はみんなでなんとかしてね☆
次回新編『アイドルデビュー編(仮)』
第一話!!
『完璧なアイドル』
次回も魅てくれないと、お前を魔法少女にしちゃうぞ☆彡
くかぁあ………………zzzzz。




