第一章 蜂
琉偉「残りはあんた達だけだよギルさん、魔導士さん。」
琉偉は笑顔で話す。 それに対してギルは
ギル「お前ら早く魔法撃てぇぇええぇぇ!!」
ギルは慌てて命令を出す。 それには魔導士たちも慌てていきなり詠唱しだす。
琉偉「へぇー詠唱してるんだ、待っててあげるよ。」
ギルや魔導士たちはその余裕な発言に汗をかきながらニヤッと笑い
魔導士達「死ねぇぇぇぇ! ファイアランスッ!!!!!」
その瞬間に琉偉も魔法を発動させる。
琉偉「ダークミスト!」
琉偉「ウォール!」
黒い霧が一瞬で琉偉の目の前をカーテンのように覆った。 するとその黒いカーテンに火球がぶつかったと思ったらゆっくりと黒い霧に飲み込まれていってしまった。
琉偉「やっぱこっちの方が便利だよなー、さっきの土煙がすごくて喉が痛くなりそうだったもん」
琉偉は暢気に独り言を言っているがそれを見たギルたちは少しの間放心状態だった
琉偉「終わりじゃねーよな?」
琉偉は相手にやさしく問う
ギル「いやちょ、ちょっと、ちょっと待ってくれ、俺はこの親衛隊を直接殺したわけ、、わけ、わけじゃないし、いし、殺ったのはさっきお前を囲んでた奴らとこの魔導士たちだだ、だ、、だだぞ?」
ギルはリーダーだというのにいきなり周りのせいにしだしてパニックになりまくる。 そして隣にいた魔導士たちも慌てだす。 それもそのはずだ不気味な黒い霧に自分たちの魔法が飲み込まれて、味方の命も吸われているのだ。
琉偉「きっとあいつらもお前らみたいに自分が弱い立場になった瞬間手のひら返して謝罪とかしてくるんだろうな。 あはは」
琉偉は笑いながらイジメてきたやつらを思い出す。
ギル「え!?」
ぼそっと喋ったために聞き取れなかったギル、思わず反応してしまう。 そして琉偉は
琉偉「お前らみたいなやつを全員殺す、死ね」
琉偉「リザイガ」
ギルと手下の魔導士達足元から黒い霧が発生してその霧が彼らを包み込んでいく。 そして霧がなくなったと思ったら彼等は倒れていてもう息もしていなかった。