第28話 2人の計略とケイの裏切り?
ちょっと長くなってしまいました。
「あらご主人様。おはようございます。」
「お嬢様、おはようございます。」
世界樹の洞に転移するとレーヌとケイが村の家々を回りながらなにやら相談していた。朝からケイの姿が見えないと思ったら
こっちにいたか。
「おはよう二人とも。それで何をしているのかな?」
「村の設備の最終調整の相談をしておりました。」
「とはいっても、そこまで時間の掛かることでもないのですけどね。」
住人の家は既に調整済みで、残りは共有施設や客人用の宿、それと俺の屋敷だそうだ。
ってかここに俺の屋敷必要か…?
「ご主人様の屋敷があるに越したことはないですし、それにこちらのお屋敷で会議をすることもそのうちあると思いますよ。」
ケイが説明すると、レーヌも何度も頷いていた。まぁ広さは十分にあるから別にいいか。
「共有施設というと…。お風呂や倉庫、集会所といった所かな?」
「はい、あとはその都度拡張していけば問題ないと思います。」
村というよりは街になりそうだが、発展する分には問題ないだろ。それよりも…。
「そういやラースの姿が見えないけどどうかしたのかな?」
「ラースでしたら皆と花の蜜を集めにいきましたよ。」
「そ…。そうか…。」
護衛かなと思ったがあいつのことだ…。出来上がった蜂蜜を分けてもらう気満々だろう。
まぁそのくらいは許すか…。
「仮に遊びに行ったのであれば私からお説教をしてきますね。」
ケイが軽く言うが、お前ラースよりも強いのか…?
「あの位なら問題ありません。」
ケイ思ったよりも強いのな…。レーヌも驚いて固まってるぞ。
洞の整備はケイとレーヌに任せ、俺は地下街へと転移した。
「ケイ様、折り入ってご相談があるのですが…。」
ケにそう言うとレーヌはなにやら相談を始めた。
「面白そうですね…。クイーンにも伝えるので今夜決行ということで…。」
「こっちも大分整ってきたな。」
俺は地下街へ転移し、街の様子を眺めながら歩いていた。
「ご主人様?参られたのならおっしゃっていただければ迎えに上がりましたのに。」
同じように街の中を歩いていたクイーンに遭遇した。
「まぁ思い立ってきてみただけだからなぁ。家とか施設に不備はなさそう?」
「ええ、住み心地もいいですし、大蟻達も喜んでいましたよ。」
聞くと大蟻たちや兵隊達はダンジョンに繰り出して自身のレベルアップや素材の獲得などに勤しんでいるらしい。
従者達も素材の選別、農場での労働、エドガー負債の手伝いなど慣れてきたようだ。
「そう、よかった。少し不安はあったんだけど杞憂だったみたいね。」
元の生活と大分変わってしまっていただろうしな。馴染めない者も出てくるかと思ったら大丈夫らしい。
「ええ、これも一重にご主人様のおかげです。ありがとうございます。」
そう礼を言うと深々と頭を下げた。
「こちらも助かってるから問題ないよ。今後ともよろしくね。」
「はい。よろしくお願いします♪」
クイーンとの会話を終え、俺は屋敷へと戻った。
「クイーン、少々お時間よろしいでしょうか?」
クイーンの装着している腕輪からレーヌの声が出る。皆に配布した腕輪には転移門の鍵の他に通話機能も備え付けられていたのだ。
「レーヌですか?どうかしましたか?」
普段とは違うレーヌの様子に若干身構えた。
「ええ…。実は…。」
レーヌから事の相談と、ケイには既に了承をもらったと言われた。
「面白そう…。いえご主人様のためにもよさそうですね♪」
「では今夜決行ということで…。よろしいですか?」
「ええ、かまいませんよ。それでは夕食後に…。」
「はい、では後ほど…。」
レーヌとの通話を終え、クイーンは楽しみを堪え切れない様に笑う。
「ふふ…。今夜は素敵な夜になりそう…♪」
そう呟くと、自身の住処へ戻っていった。
「ご馳走様。皆もゆっくり休んでね。」
「うにゅぅ…。はい…。」
「あふ…。」
夕食を終え、皆に声を掛けるがアリスとシュリが眠たそうに欠伸をしていた。
「あら…。訓練頑張りすぎちゃった…?」
「これではご主人様のお世話は無理そうですね…。」
普段俺に娘をけしかける様な母親でもやっぱり心配するんだな。
「今夜のお世話はいいからゆっくり休ませてね。」
そう伝えると俺は食堂を出て風呂場へ向かった。
「…。ご主人様は行ったわよね…?」
「ええ…。ではラース様。2人をお願いできますか?」
「うむ任せろなのじゃ!その代わり蜂蜜を忘れる出ないぞ?」
ラースは2人を抱え上げ、屋敷の客間へ連れて行った。
「では後は計画通りに…♪」
「ええ…。楽しみですわ♪」
2人の女は妖しく微笑むと風呂場へと向かった。
「ふぅ…。ダンジョンも今後の道筋も大分見えてきたな…。」
風呂に浸かりながらそんなことを呟く。
この世界に来てまだ1週間ほどだが、多くの仲間や俺を慕う者、俺に倒されて下僕となった者ができた。
ダンジョンを整備する労働元としても助かっているが、何より彼らがいなければ俺はこの世界で独りぼっちになっていた可能性が高い。
何せ魔王だしな…。
「皆には感謝しないとな…。」
思わずそう呟いた。
「そう言って頂けると光栄ですよ♪」
「ええ。この上ない光栄ですわ♪」
あれ…?俺今は風呂に入っていてアリス達ももう寝ているんだよな…?
そう思いながら風呂の入り口に顔を向けると…。
「ぶはっ!?」
クイーンとレーヌが一糸纏わない生まれたままの姿で立っていた。
「ちょっ!?何事っ!?」
すぐ顔を後ろに向けたが…。2人の体を隅々まで見ちゃったぞ…。
クイーンは体はすらっとしているのにアリス以上に胸に大きな2つのふくらみを抱えていて、レーヌは女性らしい丸みを帯びた体つきでシュリにはない大きなふくらみが胸にある…。
2人の胸以外も見てしまったし…。これはやばい…。
今は女の体で女性に対しての性欲が薄まっているはずなのに…。これはやばい。
「アリスとシュリがご主人様のお世話できないので私達が代わりに来ました♪」
「ですのでご主人様♪お背中お流ししますね♪」
待て待て待て待て。アリスとシュリは半分妹みたいな感じで色気はあるがまだ2人には恋愛感情は薄いだろうと思って耐えれたが…。この2人はやばい。
俺の理性が激しく警鐘を鳴らしているが、俺の心の奥の本能が2人を拒絶することができない。
「え…。えぇ…。お願いするわ…。」
何とか声を振り絞り、2人に答える。
「ではご主人様…。こちらに…♪」
俺は誘われるがまま洗い場へ向かい、2人に洗われた。
「んぅっ…。ご主人様のお肌綺麗ですね・・・♪」
「あっ…。はぁっ…。髪も麗しくて…。本当にお綺麗です…♪」
2人が褒めてくるが全く頭に入ってこなかった。だって洗うたびに胸とか体とか太ももとか押し付けて来るんだぞ…?
しかも耳に息を吹きかけてきて艶っぽい声をだしているし…。
その後どんな会話をしたか全く記憶になかったが…。体の感触だけしか記憶に残っていなかったな…。
「はぁぁ…。大変だった…。」
盛大にため息をつき、俺はベッドにうつ伏せに倒れこむ。
クイーンとシュリに着替えさせられた後、逃げるように寝室に戻ってきたのだ。
慕ってくれるのは嬉しいのだが…。あれ獲物を狙う目に見えたぞ…。
トントンっ
気を静めているとドアをノックされた。誰だろう…?
「ご主人様。失礼いたしますね…。」
そう断りを入れ、クイーンとレーヌが寝室に入ってきた。
「なっ!?」
俺は再び驚いて固まってしまった。なにしろクイーンとレーヌはアリスとシュリと同じ薄手のキャミソールを着ていて…。
そのなんだ…。下着を着けておらず透けていて色々見えてしまっているのである。
「寝所でのお世話をしに参りました…♪」
「ご主人様…。私達では駄目でしょうか…?」
2人ともベッドによじ登り、四つん這いになり潤んだ瞳で俺を見つめてくる。
「ちょっと2人とも…。私女なんですけど…。」
実際は違うのだが、これでなんとか乗り切れるだろう。
「ふふ…。ケイ様から伺っていますよ。」
「ご主人様はお姿を変えることができて…。男性にもなれるのですよね…?」
おいケイ!なんて事を2人に教えてるんだよ!
俺のスキルで【変身】はその名の通り姿を変えることができる。文字通り性別すら変える事が可能だ。
「ご主人様…。やはりもっと若い娘ではないと駄目でしょうか…?」
そういうと、2人は俺に抱きつき、体を摺り寄せてくる。
「そんなことはない…。2人とも綺麗で魅力的だぞ…。」
これは本心だが…。これで2人にスイッチが入ってしまった。
「嬉しい…♪んっ…♪」
「んぅっ!?んっ…。」
クイーンが俺の唇に濃厚なキスをしてくる。
「クイーンずるいですわ…。私もね…♪」
「んっ…。んっ…。」
クイーンが顔を話すと、すぐにレーヌも濃厚なキスをしてきた。
「はぁ…。ご主人様…。」
レーヌが顔を離すと、2人ともとろんとした顔で見つめてくる。
これは駄目だ…。そう思っていても断れそうにない…。
「2人ともおいで…。」
俺は男の姿に変身し2人に声を掛けると、俺は2人に襲われた。
2人の女王の登場時にいつかこうなるだろうと思っていましたが…。
ついに襲われましたね…(笑




