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1.

なんだかんだで呼び方はご主人様になったんだよね……。

運命とはそこにただ、在るもの。

抗うもなにも(笑)となる。


絶対的なものなのか?


と言われると


確かめようがない。


と答えるしかない。


それでは、運命とは何か。


運命を変えた者。

運命に抗いし者。

運命に見放された者。

運命に愛されし者。

運命に呑み込まれた者。


私からすると、つまりは運しだいではないか。となる。


人生の全ては運とタイミングでてきている。


運だけでは生きていけない。タイミングは大切だ。それでも、過言ではない気がする。


何故なら、全ての行動はその時の小さな選択肢。分岐点にあるからだ。


何を選ぶかなんてその時によって違う。

それが自分だけでなく、周りの人間。また、自然現象によって"日常"が構成されている。


連鎖している。


まあ、つまりは何が言いたいかというと。


私は運が悪かった。

それだけだ。


そんな私の"日常"から"日常"への

異世界トリップ。


前置きが長くなった。

いや、でも言わせて欲しかった。


日常?いや、非日常。

でも、日常。


そこに住んでしまえば、生きていけるならばそれは日常になる。

つまり、これは日常である。


現実逃避から呼び戻されるまで、こんな哲学的な事を考える日常。


「おーい!大丈夫か?」


目の前でぶんぶん手を振られる。

思わずパシッと払い落とす。

邪魔だ。鬱陶しい。


「まったくー、なんかぼおーっとしてるなと思ったから呼んだだけなのに。」


なんてほざいてる彼は私のご主人様。

犬耳をつけた獣人。まあ、あれだ狼なんだけどね。犬でいいよコイツ。


今、私がいるこの世界。

何でもありな異世界。


魔法?精霊?獣人?魔獣?ドラゴン?

あーあーいますよ。います。

他にもたっくさん。エルフやら神やらその他もろもろ。


そして、地球から、我が故郷からトリップしてくる人も少しいますよ!←ここ大事


「今日は、なんでクロにフェリネの"耳"と"尻尾"が生えたのか聞きにいかないとね。」


「……。」


そうなのだ。純真培養日本人なのに、人間なのに。

猫耳と尻尾が生えてきたのだ。


あ、フェリネは猫の魔獣のことてすね。(魔獣の中でも弱い。ペットで人気の可愛らしい)


おそらく精霊のいたずらと思われる。しかし、我がご主人様は心配症なのだ。


そして、この世界では人間は最弱。(9割は。残りの1割は世界最高峰の強さを持つ人間もいる。)見つけ次第ただちに保護下に置かれる。


むしろペット。

そうなのだ。ペットの扱いなのだ。猫かわいがりされる運命にあるのだ。(白目)

と言っても人権はあるらしい。(もはや無茶苦茶)


私は銀色の鈴が着いた赤い首輪をほぼ常に装着している。


…屈辱的。

そして、外に出る時は抱っこで運ばれるorリード(自分で歩くなら)なのだ。

周りの建物や獣人達が揃いも揃ってデカイのだ。


もうなんか公開羞恥プレイ。


猫型の弱小魔獣→フェリネ(ペットとして飼われる事が多い)

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