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揺れても、私たちは  作者: ひまわり


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10/10

エピローグ

たぶん私は、これからも揺れる。

急に暑くなったり、涙がこぼれそうになったり、

何にイライラしてるのかもわからないまま、

自分で自分を持て余す日だって、きっとある。


でも、もう一人で抱え込まなくていいんだって、やっと思えた。

夫は相変わらず口は悪いけど、

それでも前より、私の変化を受け止めようとしてくれている。

洗い物をしながら「お風呂、先に入っていいぞ」って、

そんな何気ないひと言が、胸にしみたりする。


大学生の息子は、たまにしか帰ってこないけど、

ふとしたときに「母さん、頑張りすぎるなよ」なんて言ってくれる。

あの子のあたたかい声が、背中をそっと押してくれる。


職場には、同じように揺れてる仲間たちがいて、

「わかるわかる!」って笑い飛ばしてくれる。

更年期の症状はつらいけど、

こんなふうに誰かとつながれるのは、ちょっと嬉しい。


みんなに支えられて、私は今を生きている。

それはきっと、とても尊いこと。

何かが劇的に変わったわけじゃないけど、

少しずつ、確かに、私は私を取り戻している。


完璧じゃなくていい。

笑えない日もあっていい。

でも、ちゃんと食べて、寝て、

そしてまた明日を迎えられるなら、それでいい。


深呼吸をひとつして、窓を開ける。

夕焼け空が、今日もきれいだ。


——さあ、更年期。これからも付き合っていこうじゃない。

よろしくね。

この物語は、どこにでもいる一人の女性、光希の「揺れる日々」の記録です。

更年期という言葉の裏にある、戸惑い、苛立ち、孤独。

でもその中には、小さな理解や、優しさや、笑顔もちゃんとありました。


誰かの言葉に救われたり、

思いがけないひと言で涙が出たり、

そんな日々を重ねながら、彼女は少しずつ、自分を許していきます。


特別じゃないからこそ、

誰かの明日と、どこかで重なるかもしれません。

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