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【連載版】狂犬の……  作者: いずみあおば
7:義兄救援
146/358

44

「さて、大体話は終わったな。

 では皆の検討を祈る」



 ……一言言っておくか。



「あ、最後に一言。

 陛下と王妃様、驚かそうとしたんでしょうけどうちの面々が本気でビクついたり半泣きになったりしてます。

 あまり脅かそうとしないで頂きたい」




 ピ シ ッ !




 うっわぁ、王妃様ったら反抗されると思ってなかったみたい。


「うちの面々は技量のある平民でしかありません。

 そんな者たちがいきなり王家の方に会うなんて無茶もいいところです。

 事前に会うことを知ってても前回の打ち合わせのようにビクつくのに……。

 驚かそうとしたらそりゃ半泣きにもなりますって」



 王妃様に説教すると、陛下が風景一体化能力を解除して僕の説教に乗ってくる。


 ……個人的には僕が言う前にどうにかしてほしかったんだがなぁ。


 まぁ、難しいかな。

 主に夫婦の力関係的に。



「確かにお遊びが過ぎたな。

 王妃よ、王宮によく来るであろうギルドの長たちでも急にそなたが店にやってきたら慌てるだろう?

 加えてこの者たちはまだ会うのは二度目だ。

 覚悟無いところに急に訪れたら今のような反応されても仕方あるまい」


「それは……」


「多分ニフェールを驚かせたかったのだろう?

 ただ、その行動は今回の事件を調査するのに力を尽くしてくれた者たちにも影響するのを考慮に入れてなかったのだろうな。

 さて、この状態でそなたはどうする?」



 おぉ、謝罪しろとは言わないのに、言っていることは謝罪を勧める言い回し。

 勉強になるなぁ。



(ニフェール、こんな感じでいいか?)

(グッドです陛下)



 ……やっぱり陛下とは目と目で通じ合いすぎるな。



「……カル、ルーシー、カリム、ナット。

 済まなかった。

 吾のしたことを許してほしい」



 王妃様が謝罪し頭を下げる。

 チラッと四人を見ると、滅茶苦茶混乱していた。


 まぁそりゃそうだろうなぁ。

 王家の人から謝罪されるなんて想像もつかなかったのだろう。

 仕方ない、ちょっと手助けするか。



「カル、王妃様を許すのなら四人を代表して『謝罪を受け入れます』って言えばいい。

 なんか言いたいことあるのならこのチャンスだ、遠慮なく言ってみてもいいぞ。

 ただ、このまま放置するのは止めておけ。

 混乱しているのは想像つくが、謝罪している側に対して失礼だぞ」



 そう言うと、カルは覚悟を決めて「謝罪を受け入れます」と言い、王妃様が頭を上げる。

 これで終わりかと思ったら、ナットが――




「も、もうこんな脅かし止めてくださいねっ!

 こ、怖かったんですからっ!」




 ――と言って泣き出した。




 これ、王妃様に一番ダメージ与えたんじゃね?

 周囲の大人たちからも王妃様に冷たい視線が刺さっていくし、王妃様当人もバツの悪そうな表情をしている。



「あ~、カリム。

 すまんがナットを落ち着かせてやってくれ」



 頷き、ナットの涙を拭くカリム。

 下手にカルやルーシーに任せるより彼氏(だよな?)の方がいいだろ。



「王妃様、ナットの言葉が全てです。

 むしろよくここまで耐えたと思ってますよ」


「あぁ、分かっておる。

 これについては本当に謝るしかできんの」


「ええ、その謝罪の気持ちは信じますが、それが真実であることは行動で示してください」

「あぁ……そうだな」



 陛下方は(特に王妃様の)居心地が悪くなったのかそのままそそくさとお戻りになられた。

 まぁ、あのまま居座っても気まずすぎるしなぁ。




「色々あったが、これで終わりかな」




 なんか余裕な発言しているがまだですよ、ジャーヴィン侯爵?


 チアゼム侯爵に視線を送ると、当然とばかりにジャーヴィン侯爵の肩を持ち、優し気な声で一言。



「なぁ、この場から逃げたアラーニくぅん♪」



 ビ ク ッ !



 爵位の方じゃなくわざわざ名前で呼ぶところが端的に怒りを表している気が……。



「スキップしながら逃走した理由について説明してくれてもいいんじゃないかなぁと儂は思うのだよ♪」



 本気でイジメるつもりですね、チアゼム侯爵。



「い、いや、ニフェールの書類を用意するのに席を外したのはただの仕事だろうが!」

「仕事終わって扉の前で盗み聞きして様子見しているのはどういうことなんでしょうねぇ?」



 言い訳をした直後に僕の追い打ちに黙るしかなくなるジャーヴィン侯爵。

 逃がしませんよ?



「確かに退出するときとてもイイ笑顔だったよなぁ」

「こちらが地獄見ている間楽しそうですねぇ」

「……まぁ、諦めた方がいいですよ、ここに味方はいませんし」

「アタシなんて泣いちゃったのに!」



 四人とも思うところありまくりですね。

 ……あれ、マーニ兄、文句言わないの?

 と思ったら、最後にぶちかまして来た。




「王妃様でさえちゃんと謝罪できるのに……この侯爵は」




 ちょ、その発言正しいけど言い過ぎ!




「……逃走して済まなかった」



 そうだよなぁ。


 王妃様比較対象として出されたら。

 そして王妃様の対応を見たなら謝罪するしかないよなぁ。


 マーニ兄、アンタやっぱり【死神】だよ。




「あ、侯爵方。

 昨日の話で出た王妃様のテンション高い件とパァン先生との繋がりの件って分かりました?」



 一気にお二人の周りの空気が悪くなったんですけど、そこまで?



「お二人は王宮で会っていた。

 どのような会話をしたのかは何も得られなかったがな」

「そうですか……」



 ん~、やっぱり対策を考えられる程の情報は得られなかったか。




 その後、凹んだジャーヴィン侯爵を置いて僕と四人は一旦チアゼム侯爵家に戻る。

 ラーミルさんとロッティ姉様が出迎えてくれたが、僕とカルはこの後すぐに娼館街に行かなくてはならない。



「お疲れ様です、ニフェールさん♡」

「ただいま、ラーミルさん♡」



 ハグしてから今日整理された話を伝える。



「明後日から本拠地に向かうのですか……。

 では、早急に侍女長に報告しておきます」


「ええ、ラーミルさんとうちの四人がいなくなることお伝えください。

 それと、まずパァン先生の件、王妃様と最近接点はあったようです。

 ですが、何を話していたのかは分からないそうです」


「そうですか……とりあえずどのような話になっても対応できるよう覚悟はしておきます」

「ええ……」



 ホント何やってくるか分からない以上、覚悟だけはしとくしかないんでしょうね。



「それと、犯罪者ギルドの集まりに一時いなくなることを伝える必要があって、これからカルと出かけてきます。

 つきましては、頬の傷隠しをお願いしたくて……」

「是非ッ!」



 ヤル気マンマンですね。

 いや、ありがたいですけど。



「それと、この場所がバレないようにするために帰りにカルをおんぶ、もしくはお姫様抱っこする必要があって……」

「……戻ってきてからおねだり内容を検討させていただきます」



 先ほどまでの喜びようが嘘だったかのように冷たい声に変わっていった。

 ……やっぱりカルに壁登りのコツ教えなきゃダメかなぁ。

 でも、鍛え方足りてないから多分無理なんだろうなぁ。



 その後傷を消してもらい、カルと一緒に娼館ギルドに向かう。

 なお傷を消している間、ちょっと (ニフェールの感覚です) イチャイチャしたけど些細なことだ。



「カル、護衛として一緒に行くけど、話すのはカルに全て任せる。

 内容は長期でいなくなること、それと強盗ギルドの状況確認かな」


「前者は分かるが、後者は?」

「暴れそうなのが分かっているのなら、明日にでも王宮に伝えておく方がよさそうと思った。

 騎士側も来るのが分かっているのなら事前に人員配置とかできるしね」



 そんなおしゃべりをしていると前回会議で顔だしたところとは別の娼館に到着。



「あれ、以前の所と違う?」

「あぁ、前の所は会議専用の場所だ。

 こちらは娼館ギルドとしての中心となる店だ。

 ここの奥にあの婆さんがいる」



 ……娼館街で一番の魔境はここってことか。



「おぅ、邪魔するぜ」

「いらっしゃいませ、カル様。

 本日は?」



 真っ黒の服を着た真面目そうな……でも性格悪そうなオヤジが丁寧な感じで問いかけて来る。

 何となく、この丁寧さも嘘っぽいな。



「奥の婆さんに報告だ。

 今大丈夫かい?」

「少しお待ちください、確認してまいります」



 少しして、黒服が戻ってきた。



「お待たせいたしました、ピロヘース様がお会いになられます。

 こちらへどうぞ」



 案内されて奥に向かうと要所要所に武器を持った護衛達が立っている。


 この配置、互いに居場所の確認ができるようになってるな。

 確か一年で学んだ護衛の授業で学んだ記憶がある。


 騎士崩れがいるのか長年の経験から編み出したのか知らんが、今の下手な騎士たちより実力ありそうだ。



 大きな扉の前で黒服がノックする。




「ピロヘース様、暗殺者ギルドのカル様とそのお付きの方が来られました」

「お入り」




 部屋に入ると重厚な机で仕事をする【妖魔】がいた。

 後ろには先日も見かけた眼鏡秘書と護衛が立ちこちらを睨んでいた。



「どうしたんだいカル?

 報告と聞いたが?」

「前回の緊急会議で説明した通り暗殺者ギルド復活の準備として、王都以外の場所で人集めをする予定だ。

 なんで、明後日位に王都を出ていく」


「いつ頃戻ってくるつもりだい?」

「決めてねぇんだよなぁ。

 何となく一月前後だとは思うが。

 一応今回向かうのは国の東側だ」



 相手側本拠地であるスホルムは王都から見てだいたい東側だから間違ってはいないな。

 実際は南東か?



「ふむ、分かった。

 戻ってきたら同じように連絡が欲しい」

「あぁ、それは分かっている。

 そのつもりだ」



 まぁ、そこは想定してました。



「……気を付けて行ってきな。

 妾の記憶では東……というか南東側はディーマス家の領地があるはずだ。

 それに勢力的にも東は貴族派が多かったと記憶している。

 下手な行動をして敵を作るのは止めとくれ」


「こちらとしては、ディーマス家が傾くことをチラッと情報流してあの周辺で実力ある暗殺者を引き抜くつもりだったのだが……」

「……まぁ、大々的に喧嘩しなければ良しとするかい」



 まぁ、わざわざディーマス領の犯罪者と敵対したい訳ではないだろうから、この対応は分からなくもない。



「あぁ、俺たちも争いごとをしたい訳じゃない。

 ディーマス領に不満がある奴らを引き抜きたいだけだ。

 それと、一つ聞きたい。

 強盗ギルドは今落ち着いているのか?

 怪しい行動を取ってはいないか?」



「……何を言っているのじゃ?」



 流石【妖魔】と言うべきか、長年このギルドの長をしていただけあって凄みのある睨み方をしてくる。

 とはいえ、母上と比較するとドラゴンとネズミにしか見えないが。



「前回の会議でザイディがなんか言ってたよな?

 確かジーピン家に喧嘩売るような発言してたと記憶しているんだが?」


「……あぁ、そうじゃな。

 それはお主が止めたんじゃなかったか?」


「あぁ、そうだ。

 ただ、アイツが大人しく諦めるかと言われると正直疑問でな」



 少し【妖魔】は考え、答えを出す。



「金かい?」


「ああ、アイツらもディーマス家頼りだったはずだ。

 うちは壊滅した分自分たちで内職してでもやっていける。

 アイツらはそんな手口があるのか?」



 多分ないだろうな。

 だからジーピン家(うち)に喧嘩売るような発言をしたんだろうが。



「無いだろうねぇ。

 ただ、それを今言い出す理由が見えないのじゃよ」


「簡単なことだ。

 戦いが苦手なギルドが襲われないか気にしている。

 ここはそちらの護衛を始め、そうそうやられることは無いだろう。

 だが、他は?」



 あらあら、【妖魔】とあろう方がヒクついているねぇ。

 というか、秘書さんや護衛さんも唖然としているけど。



「それはつまり……」


「金の無い奴らが金のある所に奪いに行く。

 アイツらのギルドにふさわしい行動だと思うぜ。

 王都の犯罪者ギルトに喧嘩売る行為であることを除けばな」



「それをやってアイツらに得なのは金だけじゃろ?!」

「その金が欲しいんだからアイツら視点で考えると最上の手段だろ?」



「そんなことしたら国だって動くじゃろうに!」

「国が動くのがどれだけ早いと思う?

 アイツらの全ての人員を使って暴れ出したらどう考えても捕まえられるのは一部のみじゃないのか?」



 頭を抱えるピロヘース。

 推測でしかないが、起こりえる可能性が高くダメージが半端ない。

 とはいえ、まだ実行していない以上強盗ギルドに制裁を加えることもできない。


 そりゃ手詰まりだねぇ。



 ……あれ?



「え~っと、カル様、ピロヘース様。

 すいません、ちょっと質問よろしいでしょうか?」

「ん、なんだニフィ」




「もしかして、この犯罪者ギルドの関係って強盗ギルドと暗殺者ギルドがお互いの抑止力になっていた?

 もしくはこの集まりはそれを想定していた?」




「……分からん。

 俺が長となる前の話な気がするな。

 最低でもマギーさん以前の話は分からん。

 俺が長になってからは偶然抑止力になっていたんだろうな」



 僕とカルが話し合っていると、ピロヘースが答えを教えてくれた。



「妾が知っている限りでは、互いが抑止力になるのは狙った結果じゃよ。

 妾の前の長が教えてくれた。

 ただ、今それを理解する者は多分おるまい。

 強盗ギルドも知らぬだろうよ」


「となると、暗殺者ギルドが弱体化したので暴れようという判断はし辛い?」


「そうじゃのう。

 ザイディが気づくとは思えんし、ダメンシャもそこまでは見えておらんじゃろう。

 となると、ザイディが暴れる可能性は金のみじゃな」



 ……となると、ザイディが何処まで収支を理解して、限界に気づき、回避策を思いつくか?

 無理じゃね?



「ニフィ、なんか思いついたなら言ってみろ?」


「いえ、正直思いついてはいないのですが……。

 強盗ギルドに頭回るタイプの人がいない場合、ギルド崩壊までかなりの時間放置しそうだなと。

 逆に、例えばルーシーさん並に収支を理解できる人がいたとしたら、王都近くの街に遠征しそうですね」


「遠征?」



 カルもピロヘースも分かってないのか?



「強盗遠征とでも言いましょうか?

 近場の街で金ある所を襲撃し、一時的に潤わせる。

 ある意味山賊とかと同じですね。

 まぁ、商業ギルドや生産ギルドの範疇が王都内だけなのか、近場の街まで入るのか分かりませんが。

 可能な限り他ギルドに迷惑かけずに金を稼ぐ手段として思いついたのがそれくらいでして……」



 ピロヘースは少し悩んで質問してきた。



「ニフィとやら、そなたはカルが説明していた危険は起こらないと?」

「いえ、起こる可能性はありますよ」



 困惑するピロヘース。

 そんな変なこと言ったつもりは無いんだけどな。



「まず、参謀がいてまともな人である場合。

 先程の強盗遠征が手っ取り早く稼げるかと思いました。

 とはいえ、僕自身ギルド間の規則とか知らないんで、他の手もあるのかもしれませんがね」



 ピロヘースが頷く。



「次に参謀がいない場合。

 こちらはかなりの時間何もしない、そして金が底をついた時点で暴走し出すかと。

 カル様の説明のパターンですね」



 カルが頷く。



「最後に参謀がいて、ろくでもない人物の場合。

 全ギルドの権力をかき集めるとかやりそうかな……」

「それは、妾のギルドも標的になるということかのぅ?」



 ピロヘース、僕睨んでどうするんです?

 推測しか話してないのに。



「最後の推測の場合は確実に標的になるでしょうね。

 二つ目の場合はここの護衛の方が邪魔なので、もっと奪いやすい所を選ぶかと。

 商業か生産かは分かりませんがね」



 軽く悩んだ後、ピロヘースは決然と言った。



「商業、生産と合同で強盗ギルドを監視しようと思う。

 何もなければ良し、怪しい行動をし始めたら守りを固める方向で進める」


「そうですね、情報を集めて相手側の動きを想定し対処。

 商業、生産、娼館の三ギルドの得意分野では?」


「ははっ!

 そこまでうまくはいかんが、なんとかそうなるように努めようかの」


「であれば、娼館の女性陣に手伝ってもらっては?」

「なんじゃ?」



 面白そうな表情で僕を見るピロヘース。

 そこまで面白いもんじゃないけどね。



「危険な情報が入った時点で、騎士や衛兵を相手にする女性陣を使って王宮側に情報を渡せばよろしいのでは?

『怖くて仕方が無いのです……助けてくださいまし(女声)』なんてしな垂れかかって涙声で言ってやれば軽く踊ってくれそうな気がするんですけどねぇ」




 ……ねぇ、カル、なぜ呆れるの?

 ……ねぇ、ピロヘース、なぜ笑うの?




「カルよ、このニフィはなかなか面白いのぅ!

 妾達娼婦の武器をよう理解しとるわ!」


「あぁ、本当にびっくりだよ。

 ニフィ、まさかここで童貞捨てたのか?」


「まだ捨ててませんよ!」



 うっわぁ、顔真っ赤になっちゃうよ。

 というかカル、ラーミルさんに変なこと言ったら……もぐぞ?



「まぁ、カルの言い分は理解した。

 他ギルドと協力して自分たちの身を守るとしよう。

 できれば、早く王都に戻ってきて欲しい。

 少しでも戦力は必要じゃからな」


「あまり期待するなよ?

 今五人しかいないんだからな?」




 まぁこちらは簡単には戻れないしなぁ。

 移動で最低二週間。

 アンドリエ家が何処まで面倒事増やすかによるけど一週間は向こうに居そうな気がするし。


 先の強盗遠征ならいいんだけど、王都犯罪者ギルドの統一なんてやられたらお手上げだな。

 強盗ギルドが考えるの苦手であることを祈るしかないだろうな……。




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