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月の満ち欠け

 月が満ち満ちていく。

 気力が湧き上がる。

 私のターンであるから。


 夜の月に吠える。

 それは喜びの歌。

 世界よ!聞こえているか、私は生きているのだよ!

 これは生命の謳歌の歌である。



 私は、月狼族の娘である。

 ヒューマンが決めた区分で言えば、亜人、サブ・ヒューマンのククリに入るとか。


 便利だから、交流用、説明用に人族の言葉は習得している。

 私は、御歳15才成人になったのだ。…むふー!

 つまり旅立ちのときである。

 父母、まだ小さい弟妹と別れるのは寂しいけど…これは一族の習い、我々が月狼族として確立してから、約4万年の間、繰り返して来た成人の習いであるからしてな。



 わおーーーん!


 旅立ちの時、ワクワクするではないか?

 そうであろう。


 ああ、いずくんぞ、何が我を待つのか…?

 楽しみではないか?



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