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魔道士は転生した  作者: DADA
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2.1歳の誕生日

俺は確信した。この女こそが母親なのだと。ぶっちゃけそれ以外いなかったのに何を考えてたんだか。


そっと、ベッドの上に寝かせられた。


さっきまで居たベッドだ。だがそこには柵があった。なぜ柵がつけられているのかは知らない。

だとしても、まだ生まれて3日間くらいしか経っていないのに歩けるわけないじゃないか!


いくら俺が天才だからって...てへ


冗談は置いておいて寝返りさえしてないんだぞ!ベッドから落ちるわけねーよ。なんてことを思った。





―――◇◇◇―――




それから1ヶ月後のある日、俺はある本を呼んでもらっている最中にウトウトしていた。


その本の内容はこの世界の童話みたいなお話だった。

「むかしむかし・・・・・・・.....」

そこには1匹の亀と人、犬、猫、鬼、龍という種族(動物)がでてきた。


人と龍と鬼いうのは分かるが犬、猫、というのはどうやら飼われる動物らしい。

ペットと言うらしい。


前世でいう奴隷獣のようなものなのだろうか。

俺はこの時も実感した。転生したことを....... 。


前世ならこんなことあるはずがない。知らないはずがない。

だって大魔道士だったから、でもその記憶も少し薄い。


何が原因なのかは分からないが転生したが記憶が断片的に覚えている...というような感じだった。


そして話を聞くにどうやら魔力を持っていない動物もいるらしい。そうそれが犬と猫だ。


それは分かったが、龍や鬼などは居るのだな、魔力を持っているかは分からないが...。


そして物語は最後に龍と鬼が倒されることで話が終わった。



「おやすみなさい、奏太。」最後にそのような母の透き通るや優しい声が聞こえて、眠りに落ちた。




―――◇◇◇―――



それから時は過ぎ1歳の誕生日を迎えた


これまでにいくつか理解したことがある。1つはこの世界は魔術(魔法)とは別もの―とされている力が存在した。


武術、武功となどと呼ばれる力だった。



そして、毎晩違う内容の絵本を寝る前に読み聞かせられていた。だからか、この世界は本や、紙といったものが至る所で使われていて普及していることがわかった。

前世では希少視されていた紙だ。


今日俺は1冊の本を貰った。

1歳のプレゼントらしい。1年ごとに生まれた日を祝うのか....なんて思ったがこれがこの世界の常識なのだろう。

そんなことはどうでもよくて。


これは、魔法書じゃないか!


中を開いてみるとそこには1ページに1個ぐらいの頻度で絵(?)のようなものがある。


とても繊細で現実世界のものをそのまま映し出したかのようだ。

後で知った話だがその絵は絵ではなく写真と言うらしい。


その本には思いもよらぬこの世界についてのことも触れられていた。



この世界では俺は外に出たことがなかった。何故か知らないが外に連れていってもらったことがまだない。







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