9話 これから、初めての依頼を受けます
どうも、作者のくろとらです。
今回は連続投稿になります。
今回のお話しは初めての依頼を申請するまでの話しとなっているので非常に短くなっています。
「ハルトさんのステータスについては、気になるところはありますが、今は依頼についてご説明致しますね」
「はい。お願いします」
「依頼用紙は、あちらの掲示板に張り出されているので、受けたい依頼があれば依頼用紙を剥がしてこちらの受付に持ってきて申請しに来てください」
「はい。分かりました」
リナさんの説明によると、依頼用紙は入り口付近にある掲示板に張り出されているらしい。そして、受けてみたい依頼があればその依頼用紙を掲示板から剥がし、受付に持って行き依頼の申請をすれば依頼を受けることができるらしい。
俺たちは、リナさんの説明を聞き終わった後、早速依頼用紙が張り出されている掲示板に向かった。
俺たちは、依頼用紙が張り出されている掲示板の前に立ち受けてみたい依頼を探し始めた。今、俺たちの冒険者ランクは一番下のGランク。そして、Gランクの俺たちが受けることができるのはEランクの依頼のみだ。そんな、Eランクの対象になる依頼は迷子探しや薬草採取など比較的に安全な依頼ばかりだ。
う〜ん、どんな依頼がいいんだろうか・・・?
やっぱり、初めて依頼を依頼を受けるわけだし依頼料には目をつぶって絶対に安全な迷子探しを選んだ方がいいかもしれないな・・・。
「ねぇ、2人ともこの依頼なんかどうかな?薬草採取で報酬は銅貨9枚。薬草採取だから比較的に安全な依頼だし報酬もきっちりと三等分に分けることもできるし」
「私は、別に大丈夫ですよ。ハルトくんはどうですか?」
「うん。まぁ、俺もそれでいいと思うよ。エリスが言った通り比較的に安全そうだし」
「了解。じゃ、早速リナさんの所に行って依頼の申請してくるね!」
「あぁ。分かった」
「分かりました」
俺が、そんな事を考えながら依頼用紙が張り出されている掲示板を見ているとエリスが1枚の依頼用紙を俺とシリリアの元に持ってきた。エリスが持ってきた依頼の内容はバヤンガ町の近くにある森に生えている薬草を採取するというものだった。
薬草採取は比較的に安全な依頼であり、報酬も銅貨9枚ときっちりと三等分に分けることができる為薬草採取の依頼を受けることを承諾した。
俺とシリリアが薬草採取の依頼を受けることを承諾すると、エリスはそう言ってリナさんの元に依頼申請をしに行った。
「そう言えば、シリリアあの時武器とか持って無かったみたいだけど、大丈夫なのか? 」
「はい、大丈夫ですよ。私の主な戦闘スタイルは後衛から魔法攻撃なので、あまり武器とかは必要では無いんですよ。逆に、ハルトさんは武器などは大丈夫なんですか?見る限り武器を装備していないようですけど」
「あぁー、それは大丈夫ですよ。俺の武器は収納空間にしまっているので」
俺は、シリリアが武器を装備していないことに気づき武器のことについて聞いてみた。シリリアが言うには、自分は後衛から魔法攻撃をする為武器などは基本的に要らないらしい。
そして、シリリアに武器のことについて聞かれた俺は収納空間スキルを発動しアマロさんから貰った刀を取り出した。
「ほ・・・本当に、収納空間スキルを使えたんですねハルトくんって」
「まぁーね」
「2人共、依頼の申請して来たよ!」
本当に俺が収納空間を使えることにシリリアが驚いていると、薬草採取の依頼を申請しに行ったエリスが戻って来た。
お読み下さりありがとうございます。
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